KAGUCHI
カナだから、の手紙

『カナダからの初メール』

おーい、おーい、聞こえますか?
カナダからの初メール、ついに実現!!!
ディレクターさんのVAIOをお借りして、
今HOTELから送っています。
なんだかドキドキしちゃう。
ああ、これがほんとの「カナダからの手紙」さ。

今、ワタシはバンクーバーから飛行機で
2時間ほどの距離にあるエドモントンという所に
来ています。当たり前だけど広いよー。
ココロまで広くなっちゃいそう。(かな?)
今日、撮影第1日目。
エルク・アイランド国立公園が撮影場所。
本日撮影のないワタシは、ひたすら動物見学。
いる、いる、ヴッファローにムース、リス、
そしてビーバー。
早朝と夕方にしか姿を現さないビーバーと
5秒間ほど眼が合った時はウッ……、なんてカワイイの。
カナダに来てヨカッタと静かに感動。

そして、そーだ何か臨場感あふれるお写真を
読者の皆様になんとかお送りしたい!
それにはやっぱり動物込みしかない! と思ったカグチは、
現場で一番エライ、ディレクターさんにせがんで、
なんとかちょっと怖いバッファローと一緒のお写真が
撮れましたの。うふふ。

バッファローとともに
バッファローとともに


しかし、今回のスタッフは
世界を駆け回っているスタッフだけにツワモノ揃い。
中でもカメラ助手のT君は、高尾のお家で
タヌキの燻製を作ったりしているそうな。
今までの動物がらみの経験の中には、
おサルを麻酔付きの吹き矢でしとめたり、
クマだって罠を仕掛けて捕まえたりしたことが
あるそうな……。
大きい声では言えないが、
それぞれみんな食べたことがあるらしい。
エーっ!!! そんなことしてイイのーっとたまげたら、
近くにいたチーフカメラさん、音声さん、
そしてディレクターさんが静かに微笑んでいた。
皆さん世界のどこかでとっくに経験ずみなのであった。ホーッ。

これから10日の旅。また面白いお話しが聞けるかも!
明日は、ベルモントというところまで
大陸横断鉄道7時間の旅をします。
次のホテルで送信可能ならまたメール送りますね。
それでは、カナダからsayounara。

Hinako Kaguchi

1999-07-05-MON

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