5月10日(金)午後8時より配信をはじめます。
上映開始時刻は午後8時15分くらいを予定。
5月8日(水)午前11時より事前申込みを開始いたします。
ゲスト解説陣
ジョージさん
野宮真貴さん
山井大輔さん(伊勢丹婦人靴バイヤー)
ほか
このウェブ試写会に参加していただくには
「メールアドレス」「性別」「年齢」などをご登録していただく
事前申込みが必要です。
5月8日午前11時から5月10日午後3時まで受付をいたします。
先着1101名様限定となっておりますので
参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。
視聴方法などは登録完了時に
「ほぼ日」からお送りするメールでお知らせいたします。
注意事項
- ●フリーメールを利用される方。
フリーメールのアドレスから応募する場合、
メール受信ボックスがいっぱいになっていると
こちらからのメールが届きません。
受信ボックスに空き容量をつくってください。 - ●メールの設定をご確認ください。
「自動送信」のメールをご自分のメールソフトでブロックしている場合や、
または、プロバイダーでブロックしている場合など、
「ほぼ日」からのメールが迷惑メールと判断されて、
届かなくなってしまっている可能性もあります。
ご自分のメールソフトの設定や
ご契約のプロバイダーの情報をご確認ください。
お使いのメールソフトやご契約のプロバイダーの設定などは、
「ほぼ日」では確認するすべがありませんので、
質問をいただいても、お答えすることができません。
あらかじめ、ご了承ください。
上映中はジョージさんをはじめとした
スタジオゲストのみなさんがツイッターを使って
リアルタイムに作品解説をしていきます。
ツイッターアカウントをお持ちの皆さんは
ぜひ、わいわいおしゃべりしながら映画を楽しみましょうー!
ジョージ | 靴っていえば、ボクの母。 靴、好きなのよ‥‥ホントに。 |
---|---|
西本 | ジョージさんのお母さん。 おいくつでらっしゃるんですか。 |
ジョージ | もう70過ぎという年齢なの。 それでもいまだにハイヒールを履くのよ。 |
シェフ | すごいですね! |
ジョージ | あれは5年ほど前のこと。 不注意からすべってころんで、 足を少々いためてしまったの。 おかぁさん、大変だったね‥‥、って言ったら、 「悔しいっ!」って言うの。 |
西本 | 年を取られて、足腰が弱ったのが 悔しかったんですね。 |
ジョージ | ちがうの! 「ハイヒールがしばらく履けなくなっちゃった!」 って、それはそれは悔しそうにしてるの。 |
シェフ | そっちですか‥‥。 |
ジョージ | せっかくボクが心配したのに 答えがそれ? って呆れたものよ。 母は言うの。 「足が不自由になるっていうことは いろいろな厄介事をつれてくるのよ」って。 まず、家に閉じこもりがちになって内向的になる。 そして、足をかばうからどうしても背中を丸めて歩く。 すると腰が曲がったような姿勢になって、 年寄りくさくなっちゃうのよね。 なにより運動不足になるから、 太ってますますオシャレな靴から遠ざかる。 もう、ふんだり蹴ったり! |
シェフ | ジョージさんのお母さんは ふだんから、ハイヒールなんですか? |
ジョージ | そうなの。もう20年もずっと履いてる お気に入りのハイヒールがあるの。 それがまた履けるようになるため、 足が治ったら運動しなくちゃって、 それはそれは大騒ぎだったわ。 そして足を傷めて半年ほど経って、 お医者様から、もう運動をしても 大丈夫ですよと言われてからがすごかった! プールで毎日歩き、寝る前に必ずマッサージ。 それを見事に数ヶ月、続けてね、 見事、お気に入りのハイヒールを 履ける足を取り戻したの! |
西本 | すごい努力だなあ。 きっとうれしかったでしょうね。 |
ジョージ | そうよ、もううれしくってうれしくって、 すぐさま電話がかかってきたの。 「行きたいところがあるから、 あなた、付き合って!」って。 きっとネ、そのハイヒールを履いて、 おしゃれして、おいしいモノを食べに行きましょう、 とでも言われるのかと思って、 どこに行くの? って聞いたら、なんと。 |
ふたり | なんと?! |
ジョージ | 「新しいハイヒールを買いに行きましょう!」 ですって! |
西本 | ‥‥ハイヒールを履いてハイヒールを買いにいくんだ。 |
ジョージ | そうよ。運命の靴に出会うためには、 覚悟と努力が必要なのよ。 女であることをあきらめなかった 証としてのハイヒール。 もうその時の試着姿の嬉しそうだったこと。 「死ぬまでハイヒールが似合う女でいたいわね!」 って、真っ赤なハイヒールを選んで履いて、 「ほら、似合うでしょ?」って 大きな鏡の前でニッコリ、微笑んだ母。 忘れないわ、あの姿‥‥。 |
西本 | そんな「女性と靴」について ゆたかな経験をお持ちのジョージさんから、 この映画のおすすめポイントを聞かせてください。 |
ジョージ | この映画。 確かに靴の映画なのね。 でも、真剣に女らしく生きていこうとする女性たちが、 素直な気持ちや情熱を「靴」に託して語る 映画でもあるワケよ。 あるいは、歯を食いしばりながら生きていく女性たちに、 戦う道具としての「靴」を作り続けて エールを送る男たちの物語でもある。 |
シェフ | おおお。 |
ジョージ | みんなに見てほしいわねぇ。 観ながら、もしも自分なら 「靴」の代わりを何に託して生きるんだろう。 そんなコトを思いながら、観てほしいなぁ‥‥。 どうかしら。 |
西本 | 予習としては、デパートの ブランドものの靴売り場を見ておく、 というのがいいかもしれないですね。 |
ジョージ | そう! この映画を観ながら、 まっさきに思ったのが、 伊勢丹の靴の売り場を知っててよかった! っていうコトね。 だって、わかるの。 靴のコトがわかるだけじゃない。 靴が持っている魔力というか、魅力というか、 靴のパワーがわかるのね。 だから観ていて、 すんなりすべてが頭の中に入ってきたの。 |
シェフ | じゃあ、観終わってからも、 行きたくなっちゃいそうですね。 |
ジョージ | そう! 観終わり、一番最初に思ったのが、 伊勢丹の靴の売り場に行かなくちゃ‥‥、って。 行って何が買えるかって、 オカマのボクに買えるものなし! でもね、行きたくなるのよ。 行って、強烈なパワーを発する靴をみながら、 頑張るぞ! って思っちゃうの。 もしかしたらそんな時のボクって、 つま先立ちで歩いてるのかもしんない‥‥。 そんなおじさん見つけても後ろ指をささないで! |