開催終了
編みものけものみち
三國万里子展
期間 | 2021年2月7日(日) - 2021年2月28日(日) |
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場所 | ほぼ日曜日(渋谷PARCO8階) |
時間 | 11:00〜20:00 |
入場料 | 400円(毛糸と編み図の特典付き) |
福岡・三菱地所アルティアムで開催された
ニットデザイナー・三國万里子さんの
20年間の作家生活をたどる展覧会、
『編みものけものみち 三國万里子展』を
ほぼ日曜日でも巡回開催します。
近年10年の三國さんの
代表的なニット作品をはじめ、
影響をうけた書籍、ヴィンテージアイテム、
「巣穴」とよばれる
仕事場をイメージしたスペース、
本展書きおろしのテキストや年表などを
たっぷりと展示。
まるで物語の中に迷い込んでいくように、
三國さんが生み出した作品と幅広い関心を
楽しんでいただけます。
ひとりの作家のまなざしを借りながら、
「わたしはどういう道をいきたいのか」
観る人が自分を照らし合わせながら
味わうこともできる展覧会です。
会場からの帰りみち、
「よし、わたしもなにかやってみよう」
そんなふうに、思ってもらえますように。
福岡で開かれた展覧会を
ほぼ日曜日で。
この展示を生み出したのは、
福岡にあるアートギャラリー、
三菱地所アルティアムさんです。
このたびご縁がつながり、ほぼ日曜日で
巡回展を開催できることとなりました。
※三菱地所アルティアムさんは
2021年9月
会場では、貴重な蔵書や‥‥
代表的なニット作品
愛用されているアクセサリーなど
じいっと見入ってしまうような
作品や愛用品などが
たくさん展示されています。
展覧会名の
「編みものけものみち」とは、
いったいどういう想いで
名付けられたのでしょうか。
三國さんのコメントをお読みください。
2011年に『ほぼ日刊イトイ新聞』という
ウェブサイト上で、
「1日かけてミトンを編む」という、
少し風変わりな
中継をしたことがありました。
わたしはカメラの前で
パンダのようにあぐらをかき、
朝から晩までただ編み続けた。
そのわたしを見た視聴者の方から
「編む動物みたい」というコメントが届き、
ついたあだ名が「編みもの動物」でした。
わたし自身、指で糸を手繰っていると、
なんというか、糸を食べているような、
もっというと「糸が自分の中を通って、
編みものとして出てくる」ような
感覚があります。
思うにわたしは糸と手でものを
生み出すことで自分を生き、
また社会で生かされる動物なのです。
この展覧会では「編む動物」であるわたしが
編みながら辿ってきた「けものみち」を
みなさんにも歩いていただきます。
道中の景色として、手芸の編集者や
ほぼ日のスタッフと作った本やプロダクト、
さらにはそこからはみ出した
いろんなガラクタたちを
にぎやかに配置しようと思います。
歩き終わって、何か編んでみようかな、
と思っていただけたら幸いです。
三國万里子
ほぼ日曜日の会場にも、
三國さんが近年10年間で編まれた
代表的なニット作品約60点を中心に、
20年間の活動をみられる年表や、
ヴィンテージアクセサリーのコレクション、
影響を受けた書籍など、
これまでに出会われたたくさんの
ものたちが並びます。
会場にあるテキストのほとんどは
三國さんの書きおろし!
ぜひ、じっくりお読みください。
展覧会の題字などを描かれたのは
画家のミロコマチコさん。
三國さんとは『うれしいセーター』で
出会われました。
ミロコさんが描いた
「編みものけものみち」の題字と、
「三國さんの原風景」を
テーマにした作品も展示しています。
チケットについて
◯毛糸と編み図の特典付きチケット!
展示タイトル「編みものけもの」にちなんで
三國さん描きおろしの
「ミニけもの」の編み図と
Miknitsの毛糸をプレゼントします!
ぜひ、ご自身で編まれてみてください。
手のひらにすっぽりおさまるほどの
かわいいコウモリが完成しますよ。
編んだ方は「#編みものけものみち」の
ハッシュタグをつけてSNSでぜひ投稿を!
※数に限りがあるため、
なくなり次第、毛糸の特典は終了します。
※糸の途中に結び目がある場合があります。
これは製造都合上の仕様ですので、
そのままお使いください。
◯会期中はなんどでも入場可能!
一度ご入場いただいた方は、
会期中は何度でもご入場いただけます。
再来場の際は、受付のスタッフに
初回の入場チケットをお見せくださいね。
※ショップはチケットなしで
お入りいただけます。
一度受付へお越しください。
混雑時は展覧会の入場の方を
優先いたします。
展示をみたあとは
「Discovery shop」へ。
展覧会にあわせて
「出会い」をテーマした
ちいさなショップも併設します。
くわしくは以下をご覧ください。
「けものクッキー」を販売!
型のデザインは、三國万里子さん。
レシピ監修は、なかしましほさん。
姉妹コラボのクッキーをご用意しました。
「けものクッキー」というお題で、
三國さんが考えてくれた
デザインは、コウモリ!
味は、ピーナツバター味です。
foodmoodのなかしましほさんに、
つくっていただきました。
甘くておいしい、かわいいけものを、
ぜひおうちに連れて帰ってくださいね。
※毎週金曜に入荷し、売り切れ次第、
ほぼ日曜日のTwitterでおしらせします。
新潟のおいしいものも
販売します!
三國万里子さんの出身地、新潟にお店をかまえる
明治11年創業の和菓子店『丸屋本店』さんから
「シュークリーム」と「童心笹だんご(こし餡)」を
お取り寄せして販売します。
※笹だんごは木曜日と日曜日に入荷し、
売り切れ次第、「ほぼ日曜日のTwitter」でおしらせします。
シュークリームは土曜日と日曜日のみの販売です。
ヨーロッパの
ヴィンテージアイテムを販売
一昨年、三國さんとほぼ日乗組員が
ヨーロッパで買い付けた、
ヴィンテージ雑貨などを販売します。
雑貨、お洋服、あみぐるみなど、
外国に訪れているような気分で
お買いものもおたのしみください!
「古書玉椿」の出張書店が登場!
手芸書をはじめとする
ヴィンテージブックの魅力を教えてくれる、
「旅する本屋 古書玉椿」さんが
会場に出張書店を開いてくださいます。
三國さんおすすめの古書店で、
ぜひお気に入りの1冊を
みつけてくださいね。
Miknitsグッズも販売
展示を見終えた後、編みもの欲が
むくむく湧いてくる人もいるはず。
そんな方は、4Fのほぼ日カルチャんに
お立ち寄りください。
Miknitsのキットや書籍など
ご用意してお待ちしています。
展覧会とあわせて
ぜひ、こちらの連載も。
アルティアムのディレクター山田さんと
三國さん、おふたりが展示に込めた
想いなどを伺いました。
「裏テーマは孤独と愚鈍」
「見終えた人が楽観的に一歩を踏み出してほしい」など
読むと展覧会のおもしろさが、
ぐっと深まるはずです。
展覧会に行く前、観終えたあと
会場へお越しになれない方も、
前編・後編、ぜひお読みくださいね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
寒い日がつづいているので、
お気に入りのニットを着て
会場へお越しくださいね。
みなさまのご来場を、お待ちしています。
協力:三菱地所アルティアム、
学校法人文化学園 文化出版局、
DICTOM DESIGN、
なかしましほ、長野陽一、ミロコマチコ
(敬称略)
開催にあたってのお願い
みなさまに安心して
展示を楽しんでいただくために、
混雑時には会場の入口で
入場時間を指定する整理券をお渡しし、
入場者数を制限させていただきます。
当日の様子は「ほぼ日曜日」Twitterで
おしらせしていますので
ご来場前にご確認いただくことを
おすすめいたします。
展示を安全にたのしんでいただくために、
こちらのご案内をお読みいただいてから
ご来場をお願いいたします。
清潔と安心をこころがけて開催いたします。