飯島食堂へようこそ。おでかけ編 キッチンツール選び、ごいっしょに 重松清さんと、かっぱ橋。
かっぱ橋道具街とは
LIFE

その7 ひとり鍋の店「しげ松」@プロパック
── お昼を食べまして、こんどは、
プロパックというお店に来ました。
プロ用の食材と、パッケージのお店です。
すごいですね。店、始められますね、ほんとに。
飯島 そうですね。アイスの下のコーンとかって
こういうとこに来ないと売ってないんですよ。
重松 あ!
ドレンチェリーが!
── バタークリームのケーキにのせるような
真っ赤なゼリー状のチェリーですね。
飯島 すごいですね。
重松 すごいね。こういうとこにあったのか。
俺、子どもの頃、ほんとに、ドレンチェリー、
腹一杯食いたかったんだよ。
── 今の子、知らないかもしれないですよ。
飯島 かもしれないですね。
重松 ほら。でっかいコンビーフ。
飯島 ツナ缶もすごい大きさです。
いろんな冷凍ものもあります。
食品メーカーの有名なカレールーだって
おおきなパックで、
粉で売ってるんですよ。
刻むの大変じゃないですか。
板じゃなくてさらさらになってる。
── その方が溶けるからいいですね。
飯島 そうなんですよ。
重松 ねえ。
── え、S&Bディナーカレー、安!
1キロ入ってこの値段!
重松 こくまろとか、小売で買うともっとね。
── 絶対この方がいいですね。
そうか、ここに来ればいいんだー。
キャンプ用とか、
ここで買うといいですね。
重松 あ、そうか。
── スパイスも安いです。
量も滅茶苦茶多くて、安いです。
飯島 安いです。クミンシード、287円ですよ。
── ただ、それほど使わないんですよねー。
重松 すごい、すごい、面白い。
絶対こんなに使い切れないけど、
おろしニンニクとか、
一生、使い切れないかもしんないけど、
何か欲しいよ。
── うーん、欲しい。
飯島 (笑)。
重松 便利だもん。
── 便利ですよー。
重松 いろんなサイズがあるね。これ、わさび。
── それも、それほどは、使わないですね。
重松 あ、これ、あれだよ。ジャムとマーガリンが
両方入ってる。給食の!
パキンて割ってね。あ、紅ショウガ。
── ‥‥絶対使い切れないですって。
飯島 ポテトサラダもある。
── もう一気に使う機会がないと
買っても無駄にしちゃいますって。
重松 でも何か、ほんと文化祭とかでさ、
ここ来たら、ね。
── まとめて要りようなときは
ほんとうにいいですよね。
さて、エレベーターで上に行きましょう。
飯島さんのおすすめの
パッケージ売り場に行きましょう。
4階、食品包材、資材のフロアへ。
(エレベータに乗る)
一同 (4階でエレベータのドアが開く)
わ、わあ。
楽しそう!
飯島 いいですね。
これ、あれじゃないですか。
ハワイのかき氷、
こういうのに入れてくれますよね。
こぼれないんです。
── へえ。かき氷の容器だけで
こんなにたくさん。
しかもまとめ売り、って、
そりゃそうですよね。
飯島 このエビ串っていうのは細くて、
すごい使い勝手がいいんです。
重松 エビ串?
飯島 エビをまっすぐにしたいときに刺して
使うんですよ。
細いから銀杏も割れないんです。
重松 あるんだ、こういうの。
── すごい。ないものはなさそう。
飯島 これはアイスキャンディの棒。
── ああ、アイスキャンディの。
それをいつまでもしゃぶってる味、
想い出しました。
重松 この味、な!
── その味、です!
飯島 こういう旗も。
── 万国旗つきの楊枝ですね。
重松 こんなのさ、俺、外国へのお土産にも
いいと思うんだよ!
飯島 あ、いいですね。
重松 銀座や青山で探すより、
ここで探せばいいんだな。
今、ほんと思ったなあ。そうだよ。
── 覚えときます。
重松 俺も覚えとこう。
飯島 これは焼き肉の。
重松 使い捨ての紙エプロン!
飯島 この紙皿もちっちゃくて可愛いと思いませんか?
重松 あ、ね、これ、結構丈夫なんだよね。
焼き肉のタレ入れても全然ね、へたらない。
── こちらはアメリカ映画で
中華屋さんからテイクアウトして
炒飯食べるような容器。
飯島 お弁当屋さん、始められますね。
── こんな、いっぺんに見たの、
生まれて初めてですよ。
われわれ、興奮しすぎですね。
飯島 (笑)そうですよね。見ないですよね。
── こちらは電子レンジ対応容器です。
飯島 コンビニ弁当が入っているような。
あっちにお赤飯とかちょっと詰められるような、
使い捨てのお重もありますよ。
重松 お重だ。赤飯箱だ。
丈夫にできてる。
3回は使えると思うね。
飯島 竹皮容器もありますね。
── 1パック100枚ですよ。
なかなか使いきれないです。
重松 これはお肉屋さんの包み紙だ。
お店屋さん、開けるくらいあるね。
飯島 買っちゃおうかな‥‥。
── こちらには、ケーキ入れる箱。
これは、マカロンケースですって。
マカロンケースかぁ、そういう時代なんだ。
マカロンケースがあるんだ。
飯島 わ、すごい。いろんなお箸もあります。
箸袋もいろんなデザインがある。
重松 お店したくなるよね。
「ひとり鍋の店」なんていいんじゃない。
寂しいやつばっかりが集まってさ。
ほら、固形燃料もこんなにある。
固形燃料っていいじゃない。
固形燃料でひとり鍋だよ。
── ひとり鍋「しげ松」。
重松 小説のネタになりそうだ。
── (笑)たのしみにしてます。
飯島 重松さん、私が最近お気に入りの
卓上コンロ、この大きさなんですよ。
大きいコンロってテーブルいっぱいに
なっちゃうじゃないですか。
重松 あ、そうか、おっき過ぎるってことか。
飯島 でもちょっと湯豆腐を、とか、
おかずの1つとして鍋が食べたいときもあるでしょう。
── なるほど!
重松 そうか、俺の、結構おっきいな。
飯島 あと、すごく小さいのも便利です。
重松 何かいいな、1人ぼっちで。
一同 (笑)。
重松 ねえ、可愛いねえ。可愛いな、これ。

(プロパックの4階は、
しろうとのたがを外す何かが!
そしてなぜか「ひとり鍋」に魅かれる重松さんです。
つづきます〜)

訪れたお店はこちら

プロパックかっぱ橋店
東京都台東区西浅草3丁目7−5
http://www.propack.jp/


2009-11-30-MON


前へ
このコンテンツのトップへ
次へ