── | 通りを隔てて、 こちらも同じ釜浅商店です。 こちらは鉄器以外にも いろんな鍋釜がおいてあります。 |
飯島 | これ、惹かれます。 |
重松 | お好み焼き屋のテーブルだね。 ちょっと惹かれたね。 |
飯島 | いい! |
── | これ、置き方によっては結構お洒落‥‥かな。 |
飯島 | いい、欲しい。これ。 |
重松 | すごい(笑)。 |
── | 飯島さん! |
飯島 | いいですねー。 |
── | 鉄板料理好きですもんね。飯島さん。 |
飯島 | ホットケーキ焼いたり、 目玉焼き焼いたり、ソーセージ焼いたり、 朝ごはんがいっぺんにできそう。 |
── | いいじまさーん! |
重松 | ふふふ。 (棚の上を見て)この鍋! フグのわたを捨てる鍋なんだ。 |
飯島 | あ、毒だから。 |
── | え、それ専用? |
重松 | 鍵が付けられるようになってます。 |
── | 鍵! なるほど。面白いですね。 |
重松 | ねえ、こんなの、あるんだね。 まさに専門店だね。 |
── | 思いつかないものがありますね、商品て。 |
重松 | やっぱさ、包丁でもそうだけど、 鍋も、重さって大事? |
飯島 | 重さ、大事です。 |
重松 | 相当大事な部分なんですね。 |
── | ではまたぶらぶらと、 まいりましょうか。 |
飯島 | あ。カッパが! |
一同 | カッパ? |
飯島 | 河童の河太郎ですって。 |
── | 銅像というか、金色の像が! 合羽橋のカッパは、結構筋肉質。 河童に由来した地名なんでしょうか。 |
重松 | (説明を読み)合羽屋喜八さんてのが このへんの治水工事をしたみたいよ。 |
── | じゃ、このカッパとは関係ないんですかね。 |
重松 | その工事がたいへんだったのを 隅田川の河童たちが手伝ったと。 |
── | あ、本当にカッパ伝説があるんですね。 せっかくなので 記念写真を撮りましょうか。 |
飯島 | はーい(笑)。 |
── | いいですね。河童の河太郎。 ありがとうございます。 さて、すこし歩きまして、 通りの反対側の 「キャニオン」に入ります。 洋食器のお店です。 |
飯島 | とってもお世話になっているお店です。 |
── | ブランドものの食器やカトラリーが とても安く入手できるようです。 レストラン用の白い食器もたくさん。 |
重松 | ミニチュアの食器もあるね。 おままごとする子にとっては たまんないだろうね。 |
飯島 | 可愛いですね。 |
重松 | おままごとって、 本物の食器でやらしてやるといいかもしんない。 |
飯島 | このお店は、基本的な食器の いろんなサイズがあるので、 日常づかいの食器を探すのにも いいと思います。 |
── | グラス、バカラまでありますよ。 |
飯島 | ここで買うと安いんですよ。 |
── | ほんとですね、バカラ、 きれいですよね。 |
飯島 | ねえ、きれい。 |
お店の人 | バカラは限定で 40%オフになってます。 |
飯島 | えぇー!! |
重松 | 40%オフ。 |
飯島 | あ、これも、いいじゃないですか。 これ、どうですか? |
重松 | あ、可愛い。 |
── | サンデー、パフェ、アラモード用! |
飯島 | プリンアラモード。 |
重松 | そうだったね。こういうガラス器にのってたね。 |
飯島 | ね、いいですよね。 あ、イッタラもありますよ。 |
── | フィンランドのイッタラですか? あ、イッタラだ! |
飯島 | 黒いル・クルーゼもいいですね。 |
お店の人 | 在庫処分です。 |
飯島 | え、そうなんですか? |
── | あっちこっちで在庫処分してますね。 ストウブも随分減っちゃいましたね。 |
お店の人 | さすがにやっぱりお詳しいですね。 |
飯島 | 新作とか出てくるからですか。 |
お店の人 | うーん、そういうわけでもないんですけども、 いまや、かっぱ橋でなくとも 入手できるブランドでございますから。 |
── | 昔は国内に代理店がなかったので ここで買うしかなかったですよね。 |
お店の人 | そうですよね。 |
── | あ、お昼になりました。 歩き疲れたことですし、 ご飯を食べに行きましょうかね。 |
飯島 | そうしましょう。 (歩きながら) これが、もし海外だったら 端から買ってますね。 かっぱ橋だから、 また来れるって思うので いまは買わないですけれど。 |
重松 | うん。 海外だったら、もう今のうちにと思うよ。 |
── | かっぱ橋って、 日曜日はやってないんでしたっけ? |
飯島 | そうですね。 |
── | じゃあ「ほぼ日」の読者の人が来るなら 土曜日とかお勧めですね。 |
飯島 | 土曜日ですね。 ただ、土曜日は3時までです。 |
── | 3時まで。早じまい。 じゃあ朝の10時ぐらいに来るといいですね。 |
重松 | この街って、お店が大きくて、 店同士が隣接してるから、 下手すればデパートでエスカレーターに乗ってるより 全然合理的に回れると思う。 |
飯島 | そうですね、あまり変わんない。 |
── | 上り下りしないから そんなにビックリするほど疲れないですし。 |
重松 | あとはだから多分ね、物欲とね、 重さだね。 |
── | そう、そうです。 |
飯島 | 重さの方が大切ですね。 |
重松 | だからどんどん買って、 これを持ち歩くのをどうするか。 |
飯島 | 確かに。最後に買えばいいやと思っても つい買っちゃったりしますもんね。 あ、つきました、ロシア料理の 「ストロバヤ」です。 ボルシチとピロシキを食べましょう。 |
(ということでランチ休憩、 いったんテープ止めますー。 つづきまーす。) |
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