飯島食堂へようこそ。おでかけ編 キッチンツール選び、ごいっしょに 重松清さんと、かっぱ橋。
かっぱ橋道具街とは
LIFE

その6:ふだん用の鍋や食器も@釜浅商店、キャニオン
── 通りを隔てて、
こちらも同じ釜浅商店です。
こちらは鉄器以外にも
いろんな鍋釜がおいてあります。
飯島 これ、惹かれます。
重松 お好み焼き屋のテーブルだね。
ちょっと惹かれたね。
飯島 いい!
── これ、置き方によっては結構お洒落‥‥かな。
飯島 いい、欲しい。これ。
重松 すごい(笑)。
── 飯島さん!
飯島 いいですねー。
── 鉄板料理好きですもんね。飯島さん。
飯島 ホットケーキ焼いたり、
目玉焼き焼いたり、ソーセージ焼いたり、
朝ごはんがいっぺんにできそう。
── いいじまさーん!
重松 ふふふ。
(棚の上を見て)この鍋!
フグのわたを捨てる鍋なんだ。
飯島 あ、毒だから。
── え、それ専用?
重松 鍵が付けられるようになってます。
── 鍵! なるほど。面白いですね。
重松 ねえ、こんなの、あるんだね。
まさに専門店だね。
── 思いつかないものがありますね、商品て。
重松 やっぱさ、包丁でもそうだけど、
鍋も、重さって大事?
飯島 重さ、大事です。
重松 相当大事な部分なんですね。
── ではまたぶらぶらと、
まいりましょうか。
飯島 あ。カッパが!
一同 カッパ?
飯島 河童の河太郎ですって。
── 銅像というか、金色の像が!
合羽橋のカッパは、結構筋肉質。
河童に由来した地名なんでしょうか。
重松 (説明を読み)合羽屋喜八さんてのが
このへんの治水工事をしたみたいよ。
── じゃ、このカッパとは関係ないんですかね。
重松 その工事がたいへんだったのを
隅田川の河童たちが手伝ったと。
── あ、本当にカッパ伝説があるんですね。
せっかくなので
記念写真を撮りましょうか。
飯島 はーい(笑)。
── いいですね。河童の河太郎。
ありがとうございます。
さて、すこし歩きまして、
通りの反対側の
「キャニオン」に入ります。
洋食器のお店です。
飯島 とってもお世話になっているお店です。
── ブランドものの食器やカトラリーが
とても安く入手できるようです。
レストラン用の白い食器もたくさん。
重松 ミニチュアの食器もあるね。
おままごとする子にとっては
たまんないだろうね。
飯島 可愛いですね。
重松 おままごとって、
本物の食器でやらしてやるといいかもしんない。
飯島 このお店は、基本的な食器の
いろんなサイズがあるので、
日常づかいの食器を探すのにも
いいと思います。
── グラス、バカラまでありますよ。
飯島 ここで買うと安いんですよ。
── ほんとですね、バカラ、
きれいですよね。
飯島 ねえ、きれい。
お店の人 バカラは限定で
40%オフになってます。
飯島 えぇー!!
重松 40%オフ。
飯島 あ、これも、いいじゃないですか。
これ、どうですか?
重松 あ、可愛い。
── サンデー、パフェ、アラモード用!
飯島 プリンアラモード。
重松 そうだったね。こういうガラス器にのってたね。
飯島 ね、いいですよね。
あ、イッタラもありますよ。
── フィンランドのイッタラですか?
あ、イッタラだ!
飯島 黒いル・クルーゼもいいですね。
お店の人 在庫処分です。
飯島 え、そうなんですか?
── あっちこっちで在庫処分してますね。
ストウブも随分減っちゃいましたね。
お店の人 さすがにやっぱりお詳しいですね。
飯島 新作とか出てくるからですか。
お店の人 うーん、そういうわけでもないんですけども、
いまや、かっぱ橋でなくとも
入手できるブランドでございますから。
── 昔は国内に代理店がなかったので
ここで買うしかなかったですよね。
お店の人 そうですよね。
── あ、お昼になりました。
歩き疲れたことですし、
ご飯を食べに行きましょうかね。
飯島 そうしましょう。
(歩きながら)
これが、もし海外だったら
端から買ってますね。
かっぱ橋だから、
また来れるって思うので
いまは買わないですけれど。
重松 うん。
海外だったら、もう今のうちにと思うよ。
── かっぱ橋って、
日曜日はやってないんでしたっけ?
飯島 そうですね。
── じゃあ「ほぼ日」の読者の人が来るなら
土曜日とかお勧めですね。
飯島 土曜日ですね。
ただ、土曜日は3時までです。
── 3時まで。早じまい。
じゃあ朝の10時ぐらいに来るといいですね。
重松 この街って、お店が大きくて、
店同士が隣接してるから、
下手すればデパートでエスカレーターに乗ってるより
全然合理的に回れると思う。
飯島 そうですね、あまり変わんない。
── 上り下りしないから
そんなにビックリするほど疲れないですし。
重松 あとはだから多分ね、物欲とね、
重さだね。
── そう、そうです。
飯島 重さの方が大切ですね。
重松 だからどんどん買って、
これを持ち歩くのをどうするか。
飯島 確かに。最後に買えばいいやと思っても
つい買っちゃったりしますもんね。
あ、つきました、ロシア料理の
「ストロバヤ」です。
ボルシチとピロシキを食べましょう。
  (ということでランチ休憩、
いったんテープ止めますー。
つづきまーす。)

訪れたお店はこちら

釜浅商店(本店)
東京都台東区松が谷 2-24-1
http://www.kappabashi.or.jp/shops/42.html

キャニオン
東京都台東区西浅草2-21-5
http://www.kappabashi.or.jp/shops/48.html


2009-11-29-SUN


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