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その2033 |
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すべての子どもたちは
美しい名前を持っています。
ひとりずつ、ひとつ、ひとりずつ、ひとつ、
燃える命のような名前を。
しかし、その、かけがえのない名前は、
しばしばほかの誰かによって
あっさりと「まつがわれて」しまうのです。
そのような例を集めてお届けする、
「名前の言いまつがい」特集。
今日もいろんなパターンの
「まつがい」がそろってますよー。 |
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私の名前は「珠子(たまこ)」と言うんですが、
よく「球子」と
書きまつがわれてしまいます。
学生時代に卒業記念にサイン帳を書いてと
クラスメートに頼んだらたいがいのクラスメートは
「たま子」と平仮名で書いているか
書きまつがえているかでしたが、
なかに「玉子」と書いたやつがいました。
それって、どうなのかなぁ!?
(悩める野良猫) |
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夕食を食べに行った時の事。
かなり混んでいたので
紙に名前と人数を書いて待っていました。
しばらくすると店員に
「2名様でお待ちの、しましま〜」
と大声で呼ばれました。
「島様」ですっ!
まわりの人たちはなんと思ったことでしょう。
(しまうま) |
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劇団で役者をしています。
ものすごく真剣な、
ピリッとしたシーンで、
主人公「勇(いさむ)」の名を呼ぶ際に、 「オサムッ!」
とかっこよく叫んでしまいました。
それ以来彼はオサムと呼ばれています。
(オサムの母) |
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以前の職場に
「○○ミノル」さんと
「○○オサム」さんという同姓の方がいました。
ある日、「○○さんお願いします」という
クライアントからの電話を受けた同僚。
「オサムでしょうか、ミノルでしょうか?」
と聞き返すつもりが、ハキハキとした口調で
「オサルでしょうか?」と。
クライアントが何と答えたかは
今となっては知るよしもありません‥‥。
(オサムの元部下) |
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結婚する前、ちょっと昔の話です。
病院の待合室で診察を待っていましたが、
なかなか順番が来ません。
30分も経ったでしょうか、
いらいらしながら待っていましたが
その間「ヤジマさん」は何度も呼ばれます。
でもどうもその場にはおられないようです。
「ヤジマ、あれだけ呼ばれるのになぜいないっ!」
なかなか呼ばれない患者達満載の待合室には
だんだん険悪なムードが流れ始めました。
呼び出す看護師さんまで怒りを含んだ口調で
「ヤジマ○○さんっっ!!」と。
○○は私の名前と同じです。
もしやと思い、立ち上がって
看護師さんのところへ行き
手元を見せてもらうとそこには
「ヤマジ○○」と私の名前が書いてありました。
漢字にふりがなまでふってあったのにぃ。
そんなまつがいされたことなかったのよぉ。
診察室に入る時のいたたまれなさときたら。
(今ではササキ○○) |
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幼稚園に入ったばかりの4歳の頃。
クラスメイトに
「クワタ」という苗字の子がいました。
しかしどうしても
その苗字が覚えられなかった私は、
ある日勇気を出して、本人にたずねました。
「カブトムシさんだっけ?
それともテントウムシさんだっけ?」
どうやらクワガタと関連付けて
覚えようとして失敗したらしい。
彼女の困惑した表情が今でも忘れられません。
(へいこ) |
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それでは、また明日、お会いしましょうー。 イラスト:しりあがり寿 |
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2009-09-08 |
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