その2054
♪キーンコーンカーンコーン。
はいはい、みんな、席についてー。
静かに、静かに、し・ず・か・に!
今日は、こないだやったテストを返すぞー。
こらこら、静かに、し・ず・か・に!
ええとねぇ、今回のテストもねぇ、
なんていうかもう、「珍解答」満載!
先生、採点しながら、これを出版社に
持ち込もうかと思っちゃったぞー。
おもしろいのはいいことだけど、
みんな、もうちょっと真面目になー。
それじゃ、呼ばれた人から取りに来て。
小松〜、輪島〜、新居〜、橋詰〜、畑山〜‥‥。
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高校の頃、国語のテストで、
「清少納言が書いた随筆は?」
という問題に、
「机草子」と書いた。
‥‥今でも、くやしい。
(雷雨)

「清少納言の書いた随筆は?」の問いに
「机草子」と書いたら△くれました。
(ぞ)

中学生の頃理科のテストで。
ある問題の解答は「酸化鉄」。
私の考えて出した答えも「酸化鉄」だった。
当然そう書いたつもりだったが
返却されたテストになぜか×が。
??? よーく見たら、
「酸化欽」と。
なぜだ私。そんな漢字、
書いた事なかったはずなのに。
(心に欽ちゃん)

わたしは、中学校の社会科のテストで、
フランスのルイ16世の妻であり、
オーストリア大公マリア・テレジアの娘である
「パンがなければ、
 お菓子を食べればいいじゃない」という
嘘かまことかわからない
迷言を残しておられるあの方を、
悩みに悩んだあげく、
「マリーワントアネット」
と書いて×をもらいました。
正解は「マリーアントワネット」です。
(アワアワ)

高校時代、世界史の先生が大好きでした。
だから一生懸命勉強して、さあ、試験。
「よし、たぶん100点だ!」と思っていたのに、
帰ってきた答案は、98点。
正解のはずの、
「オスマン・トルコ」がなぜか×。
勇気を振り絞って、先生に抗議に行くことに。
と、先生の前に着いたとたん、私は
「マスマン・トルコ」
書いていたことに、気づいたのでした。
恥ずかしかった。
(まるる)


小学5年の理科のテストで。
「尿を作るなどの働きをする
 臓器は何ですか?」という問いに、
「腎臓(じんぞう)」
と書きたかったのですが、
「腎」の字が書けません。
思案のすえに、
「心臓」と書いて
「心」の字に濁点を打って
提出しました。
返ってきた答案はもちろんバツでした。
(昔は強心臓だった)

小学生の時の話です。
対義語について先生が説明していました。
先生「人のよいところは『長所』といいます。
   ではその反対の言葉はなんでしょう。
   はい、○○さん」
先生に指された○○さんは答えがわからず、
立ち上がったまま固まってしまいました。
そこでヒントを。
先生「長所は人のよいところ。
   その反対の言葉だから、
   人の悪いところを指す言葉ですよ」
一生懸命考えている○○ちゃんに、
クラス全員が心の中でエールを送ったその時。
○○ちゃん「け、刑務所!」
(あの頃に帰りたい)
はーい、みんな、いいかー。
自分の答案をよーく見直しておくようにー。
もしも、「珍解答」を発見した場合は、
「投稿する」ボタンを押して、
先生にそれをメールしてくださいねー。
それじゃ、今日は、ここまで。
起立! 礼! 着陸!
♪キーンコーンカーンコーン。

イラスト:しりあがり寿
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2009-09-29
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN