その2252
このように日々、
「言いまつがい」というコーナーが
絶えることなく続いているのは、
実際に「言いまつがって」くださる
ややおっちょこちょいな
みなさまの力はもちろんですが、
それをきちんと心に留めて
メールしてくださってる方の存在があればこそ。
意図せず発した人と意図して送った人の
両方に感謝しつつ、本日も、
元祖「言いまつがい」をお楽しみくださいませ。
「言いまつがい」を投稿する
はじめて投稿するかたへ
仕事をしているとき
レンタル会社の請求書をチェック中に
電話が鳴りました。
私 「はい、○○建設です」
相手「お世話さまです、
   △△様はいらっしゃいますか?」
私 「申し訳ありません、△△は
   ただいま
   レンタル中でございます」
私は自分の言ったことに気づかず‥‥
相手「‥‥‥‥あのぉ〜」
周りの人に指摘され顔から火が出る思いでした。
(Ai)

夜に車を運転して帰る途中、
霧がかかって、前がよく見えません。
「すごい霧!」と言いたかったのに、
「すごい栗!」と言ってしまいました。
イガグリごろごろ‥‥?
(くりきんとん)

先日うちの母は初めてスタバに行って
緊張し、舞い上がって
『本日のコーヒー』と言うところ、
日本のコーヒーください」
と注文した。
(スタバっ子)

飲食店で働いています。
ある時、バイトの子が電話を取りました。
お客さんの
「コースにデザートはついてますか?」
という質問に、
「あ、デザートは別バラ‥‥
 いえ、別になっております‥‥」
あなたのことは聞いてませんから!
(三段バラ)

先日私が時代劇を見ていると、
途中から見た主人が
「この人誰?」と聞いてきたので、
「殿様だよ」と答えました。
「殿様?」
「そう藩の」
「ああ、はんちょうね」
「うん、え? は?
 は、班長? 藩主だって!」
自分で言った間違いに気づいた主人と
二人しばらく大笑いでした。
(時代劇大好き)

友達とレポートを書いてました。
ふと質問しようと
「形容詞の活用形の‥‥」
と言おうとして私の口から出てきた言葉は
「ケツ‥‥」
「‥‥ケツ?」
振り返った友達に静かに問われました。
(志)

歴史の教師をしている私は、ある日の授業で、
「この戦いで負けた結果、
 彼は海に身を投げたんだよ」
と話をしていると、生徒が、
「身を投げた彼はどうなったんですか?」
と質問してきたので、軽くあしらう感じで、
「ははは、そりゃ間違いなく
 彼は海のもずくになったんだよ」
と答えてしまいました。
一瞬の静寂の後、生徒の頭の中で
歴史的英傑がもずくになっていく
絵が浮かび上がった後、
爆笑の渦が教室を包み込みました。
は、恥ずかしい‥‥。
(ともびん)

ついさっき、
「うすくちしょうゆ」と言おうとして
「うつくししょうゆ」
と言ってしまった。
(ちい子)
どんなにおもしろい「言いまつがい」でも、
やがてあっさりと忘れられてしまいます。
名作が無と化すそのまえに、
「投稿する」ボタンを押してご投稿ください。
その愉快な出来事を適当にかいつまんで
メールしていただければOKですよー。
いろいろ気を遣わず、どうぞお気軽に。
それでは、また明日、このページで。

イラスト:しりあがり寿
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2010-04-15
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN