その2475
さぁ、今日は「読みまつがい」です。
といっても、パッと見の印象で、
看板の文字や新聞の見出しを
違う風に読んでしまった、という
いつもの「読みまつがい」ではなく、
漢字などの「読み」を
純粋に「読みまつがえて」しまう
という話を集めてみましたよ。
題して「ほんとうの読みまつがい」。
どうぞ、最後まで、お楽しみ下さいませ。
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若手の女性社員が、
「パソコンのヘキシを変えたい」
と言っています。
ヘキシ!? なに? なになに?
あ〜、わかったよ〜。
「壁紙(カベガミ)」でしょ。
パソコンの知識より、
日本語を教えようと思います。
(「さ」が多い女)

ある日の妹からの電話でいきなり、
「おねえちゃん、
 『かべし』って
 どうやってやると?」
との質問が‥‥。
かべし? カベシ?? kabeshi??? 
妹よ、それはもしや「壁紙」のこと?
(にゃ)

先日、電車で耳にしたことです。
雑誌の吊り広告を見ながら、
2人組の女の子の一人が言いました。
「『たけのこのデニムで
 今年は決める!』って、なに?」
もう一人の子が
「『旬』でしょ! はずかしすぎる!」
と返してました。
「たけのこ」は「筍」。
私の肩も震えてました。
(おっぱぁ)

姪が初めてのアルバイト体験。
場所は和食レストラン。
客「これください(とメニューを指差す)」
姪「‥‥サバーヨルボシですね?」
客「‥‥?」
姪「‥‥?」
客「サバ一夜干し(さばいちやぼし)ね」
姪は魚がキライな16歳の女の子です。
(リッキティッキティビー)

丸井のマーク(○I○I)を、
私はなぜか
「クイクイ」と読んでいました。
友達に話したら、
「他の人に言わないほうがいい」と
アドバイスされました。
(のりすけ)

いやぁ、私だけじゃないと思うんですよね。
MVPを、
「えむぶいぷい」って読んじゃうの。
(まるめん)

母が、ハイデガーの解説を音読していて、
「もっぱら‥‥」というべきところを、
「まっぽろ‥‥」と読みました。
理解しようとして、頭つかいながら読むと、
そういうことになりますよね。
(white)

春が近づくと思い出すんですよ。
あれからもう20年が経つのに。
旅行会社に就職してたくさんの人たちと
研修を受けているときに、
講師の先生からテキストを読むよう言われ、
「女満別(めまんべつ)」をわたし、
「おしゃまんべ」
って読んじゃったんです。
似てませんか?
ってあとでみんなに聞いたら
「似てねぇーよー」って言われましたね。
(ピロシ)
どのような「まつがい」でもOKです。
その「まつがい」もOKですし、
あの「まつがい」だってOKです。
とにかく「まつがって」さえいれば、
「投稿する」ボタンを押して、
私たちに、メールでそれを教えてください。
あれこれ悩まず、いろいろ考えず、
なにしろお気軽にご参加くださいませー。

イラスト:しりあがり寿
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2010-11-24
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN