その2487
ごくごくありふれた一日を過ごした、
もしくは、いま過ごしている、
というそこのあなたにお教えしましょう。
ごくごくありふれた、
なんでもない一日においても
「言いまつがい」の羽根は
ふわりと舞い降りてくるものです。
ありふれた日常に生じる、ちょっとした奇跡、
元祖「言いまつがい」でお楽しみください。
今日も愉快なエピソードが満載。
どうぞ最後まで、ごゆっくりー。
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母と話をしているとき
「粘着力」を
「ねんちょくりゃく」
と言ってしまった。
(k)

今日友達が、
悪罪感があるんだけど‥‥」
と言った。
間違いを指摘すると、
「私の辞書にはそう書いてあるの!」と。
(伝わるのでよし)

大学の講義で、先生は服装の話題を出した。
「今、皆さんの中には見当たりませんが、
 ロスゴリのひととか‥‥」
いなくてよかったね。
ゴスロリの人が聴いたら、
さぞかし怒るでしょうから。
(ゴリbyロサンゼルス)

友達と、彼女のお兄ちゃんについて
話していました。
友「うちのおにい、ラグビーやってるんだよ」
私「じゃあ身体ががっしりしてるんだね」
友「そうなの! まな板なんて
  こんなに厚くて‥‥あ、胸板だった」
おにいはサラリーマンだそうで
板さんではないそうです。
(ナヨミ)

やっちゃいました!
飲食店ではない
お店(雑貨屋さん)を出る時に、
つい「ごちそうさまでした〜!」
元気に言ってしまいました。
なんも食べてないのに‥‥。
(あきらこ)

最近レジの仕事に就いた私。
家に帰って玄関で
「いらっしゃいませ〜」
横断歩道で停止してくれた車に
「ありがとうございました。
 またお越しくださいませ」。
(立派なレジチェッカーになれそう)

ちょっと月のモノが遅れていることを
妹に言ったとき‥‥。
私「もうきててもいい頃なんやけど
  おかしいなぁ」
妹「見覚えあんの?」
私「‥‥」
見覚えも身に覚えも、もうとんとご無沙汰。
そもそも見覚えがあっただけでは
何も起こらないような。
(壁女)

病気をしてからというもの。
体の健康をとくに
気づかうようになった86歳の祖母。
東京で一人暮らしをする私の生活や
体調のことまでも心配してくれます。
実家に帰ったある日、
そんな祖母がこう言って
私に手渡してくれたものがありました。
「プロ、ポロ、ポロ、ポロ、
 ポリ‥‥ポリエチテル」

その手にあるのは、
ポリエチレンでもポリエステルでもなく、
明らかに、プロポリスでした。
かわいい祖母にいつも感謝しつつ飲んでいます。
ありがとう。
(りな)
どのような「言いまつがい」でもOKです。
これは厳密にいうと‥‥とか考えず、
とりあえず送ってみるというのはどうですか。
「投稿する」ボタンをクリックし、
ことのあらましを簡潔に書いて、
あれこれ思い悩むことなく、
送信ボタンをサッと押してみてください。
投稿って、やってみると意外に簡単ですよ?
それでは、また、明日ー。

イラスト:しりあがり寿
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2010-12-06
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN