その2494
忘れたころに、誰かの口から
不意に飛び出す「言いまつがい」。
その瞬間に立ち会うことは
たいへんおもしろいものですが、
それをほどよくまとめたものを
いくつか一気に読むというのも
なかなかに、おもしろいものです。
さて、お馴染み、元祖「言いまつがい」。
今日もほどよい失敗談が並んでます。
最後まで、どうぞ、ごゆっくりー。
「言いまつがい」を投稿する
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田舎に帰省したとき、母が
「こっちは冬軍団がすごいから‥‥」
と言っていました。
多分、冬将軍のことだと思うのですが、
もっとすごそうです。
(木枯らし一号)

授業と授業の間の休み時間。
後ろから談笑する声が聞こえてきました。
「そのとき、
 鳩に豆鉄砲撃たれたような
 顔してたよ!」
鳩は豆鉄砲を撃たない!
指摘したくてもできず、
ひとりで悶えてました。
(鳩は加害鳩ではない)

先日、霧雨が降っていたときのこと。
本当に細かい霧のようで
「ミストサウナのようだね」
と言おうとした夫が
ミントシャワーのようだね」
と‥‥。
実に爽やかなお天気です。
(リーゼ)

ともだちが、
いい待遇を受けたことについて
興奮してしゃべってました。
そして最後に
「もうホンマに、
 イタリーのつくつくつく‥‥
と。
私たちは「???」。
ともだちは「至れり尽くせりだった」と
言いたかったんだけど
「イタリー」と言ってしまったことに
気付いてあわてたので
ぐだぐだになってしまったらしい。
(イタレリーノ・ツクセリーノ)

友だちが
おっぴい
 ショッキングセンターに行った」
そうです。
(大規模ショッピングセンター)

とある日曜日、アパートの前の駐車場では
ちびっこ達がキャーキャー言いながら
走り回ってました。
彼氏さんがテレビのボリュームを上げながら、
「騒がしいなぁ‥‥でも子供には
 『よく遊び、よく遊び。』
 って言うもんなぁ」
‥‥もし子供が生まれたら、
「学び」もちょっとはしてほしいと思いました。
(遊んでばっかじゃん)

最近聞いた話です。
弟が中学の時、少年消防団に入っていまして、
前で号令をかける役をしていたのですが、
「右向けー、右!」と号令をかけるところを
めけめけー、右!」
と大きな声で言ったらしく、
同級生に大爆笑されたそうです。
(私は今年から大人の消防団)

会社の先輩後輩と
スノーボードに行こうと計画しました。
1台の車にぎゅうぎゅうに
乗ることになったので、
荷物は極力少なめで!
というお達しが出ました。
言い出した先輩が一言。
「俺は板とボードだけで行くわ!」
えーと、先輩、
ブーツも持っていかないと滑れないですよ〜。
(ナヨミ)

「お母さん!
 キューリップちゅうこん
 芽がでてるよ〜!」
んん?
(ゆみ)
「言いまつがい」を耳にしたら、
ぜひ「投稿」することを考えてください。
なぜなら、どんなにおかしい
「言いまつがい」でも、
しばらくすると忘れちゃうっていう
ケースがほとんどだからです。
さぁ、覚えているなら、
「投稿する」ボタンをクリックし、
ことのあらましを簡潔に書いて
送信ボタンを押してください。
どちらさまもお気軽にどうぞー。

イラスト:しりあがり寿
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2010-12-13
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN