ほぼ日刊イトイ新聞 - 言いまつがい

その2774

まったく意識せずに
口からポンと飛び出すこともあれば、
出そう出そうと思いながらこらえていて、
ある日、ついに言ってしまうこともある。
わかってるのに言っちゃうこともあるし、
わかってないから言っちゃうこともある。
そうです、それが「言いまつがい」、
元祖「言いまつがい」をたっぷりどうぞー。

私の読んでいた本を見て
だんなが言いました。
「それ、
　たんぺりーみすてんしゅう？」
「短編ミステリー集」と言いたかったのね？
ちょっと長めの言いまつがいに、
どこをどう間違ったのか、
思わず分析してしまいました。
（とものすけ）

友達に道を説明しようと、
「セブンイレブンの近くの
　踏切の前を曲がって」
と言おうとした瞬間、私の口から出たのは
「セミキリを曲がって」！
略しすぎた自分にびっくりしました。
（ハリキリ過ぎ）

友達と料理の話をしていて、
やっつまいました。
「私さぁ、もっとバリエーションが、
　ん？　レボリューション？
　‥‥レパートリー！
　が欲しいんだよね～」
バリエーションで
押し通せばよかったものを‥‥。
（料理の革命）

母の話です。
車の運転をしていたとき、
ウインカーを出さずに
交差点を曲がった車に対し、
「ウインカー出せぐれよ！」
とマジ切れしていました。
ホントは「ウインカーぐらい出せよ！」と
言いたかったらしい。
（のんべえ）

会社の引越しで
モニターを移動することになった。
後輩と二人で「せ～の！」で持ったら、
めっちゃ重いうえに持ちにくい！
相方が
「先輩！　モニクいですぅ～！」
と絶叫！
笑って力が抜けてしまい、
モニターを落として壊してしまい
始末書を書くハメに‥‥。
ちゃんと
「モニター持ちにくいです」って言えよ！
（くぼ）

転職して引き継ぎの最中、
忙しい月末月初がやってきました。
お茶を飲むほどの時間もないような１日が
ようやく終わろうとする中、
先輩は言いました。
「てんてこまわりの１日だったね」
目が回るほど忙しい、が混ざった‥‥のかな？
とりあえず「ほんとですね～」と
返しておきました。
（春巻き）

弟が茹でたカリーフラワーを食べた時、
「このホワイトブロッコリー、
　美味しい！」と。
逆にそっちの方が格好いいと思ってしまった。
（ダイゾー）

私は「あとの祭り」を長い間
「阿蘇の祭り」
と言っていました。
何故訂正してくれなかったのか
母を責めたところ、
「なんか凄い祭っぽくっていいじゃん」
確かにねー。
（あひる）

ははぁ、なるほど、そうですか。
自分の知ってる「言いまつがい」を？
メールで投稿してみたいけど？　
どうやればいいのかわからわない？
ようがす、わっかりました、説明しましょう。
まずは「投稿する」ボタンをクリックし、
立ち上がった新規ウィンドウに
その印象深いエピソードを書いて
送信ボタンを押してください。
どうぞお気軽に試してみてくださいね。
それでは、また明日、お会いしましょう。

イラスト：しりあがり寿

2011-09-19

HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN