その2847
ああ、ついに、12月になってしまいましたね。
年末です。師走です。年の暮れです。
誰がなんと言おうと、
今年も終わろうとしています。
いや、ばたばたしますよ、そりゃ。
あれこれ気ぜわしい時期になりますが、
まずは、気を落ち着ける意味で、
元祖「言いまつがい」でもお読みください。
今日も、ほどよく愉快です。
「言いまつがい」を投稿する
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友人と飲み会で占いの話になったときのこと。
「生まれた年ごとに、
 三碧木星とか、九紫火星とかに分けて
 運勢をみる占いの名前って
 なんて言うんだっけ?」と
私が聞いたら、友人は言いました。
「えーっと、
六法全書?
‥‥それは法律をまとめた本のことじゃない?
(九星気学)

仕事をしていて、
ふと隣を見て気がついたので同僚に
「なぁなぁ、
 髪に
ごみの毛がついとるよ」
と優しく教えてあげました。
すると同僚は
「ごみの毛って、どんな毛ですか~?」
と優しく突っ込んでくれました。
(カタンちゃん)

ランチに行く道中、同僚が
「今朝の朝ご飯はバナナだけだったんですよ。
 猿みたいでしょう?」と言うので、
バナナは朝、血糖値を上げるのにいい、
という話を聞いたことを思い出して、
「いやいやバナナは
 
猿にいいんですよ」と、
当然のことを堂々と言ってのけてしまいました。
そりゃそうだよ。
(おでかけさん)

好きなアニメについて語っていた高校生の娘、
「新しいキャラクター」と言おうか
「新キャラクター」と言おうか迷ったようで、
「あたらしんキャラクター」と。
(りかぽん)

ある日、妹に向かって、
「あのー、あれ、なんだっけ」
と話しかけようとして、
「ありょーーー」
と奇声をあげてしまいました。
(ico)

冬の食卓の一コマ。今晩のメニューはおでん。
母「あ、
ツミレ忘れた。
  ツミレとってきて」
私「いいよー」
(キッチンの冷蔵庫へ。でも、ツミレはないよ)
私「‥‥どこにあるの?」
母「広い引き出しにあるよ~」
私「え? ツミレが引き出しに? なんで?」
引き出しを見た私は気付いたのでした。
そこに「レンゲ」があることに‥‥。
私「お母さん、もしかして
  レンゲのこと言ってる?」
母「は? うん、そうだけど」
返事を聞いた私は気付いたのでした。
母の頭の中で
「レンゲ」(匙)→「レンゲ」(花)→
「スミレ」(花)→「ツミレ」(鍋の具)へと
華麗な転身が起こっていたことに‥‥。
しかも絶妙におでんと花の間を行き来しながら、
結局おでんに行きついていることに‥‥。
おそるべし思考回路。
(スミレンゲ)

会社の女の子が電話でお客様へ、
つぎのようにお知らせしていました。
「当社は○月○日から、
 
お盆のお正月休み
 とさせていただきます」
電話の向こうのお客様の
困惑顔がうかびました。
(年末の出来事でした)
あ、そういうのがOKなら、
私の知ってるあれもOKかも?
ええ、ええ、もちろんOKです。
「投稿する」ボタンをクリックし、
その印象的なエピソードの
だいたいのあらましを簡潔に書き表し、
できたところで送信ボタンを押してください。
あまり深く悩まず、どうぞお気軽にー。

イラスト:しりあがり寿
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2011-12-01
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN