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新着「言いまがい」〜その554


 

さあ、週末の「まつがい」特集です。
もう、ここまでくるとこれは
「まつがい」の報告というよりも
高品質な読み物である
という気もしてきます。
いつになく名作が多い、
今日の「まつがい」。
最後までごゆっくりおたのしみくださいー。


私はそのとき
よっぽど疲れていたのでしょう。
レストランでパスタを注文し、
いつものようにクルクルと
フォークにパスタを
巻いて食べておりましたが、
どうも今日は巻きづらい。
しかしボーっと
そのまま食べ終わりました。
ご馳走様、と手を離し
お皿を見た瞬間に気がつきました。
私は右手にフォーク、
左手にもフォークで
パスタを食べていたのです。

どうりでなんだか
引っかかると思いました。
(ポコ)

目覚まし時計を止めようとして
部屋中をティッシュだらけにした方

おられましたが、私の息子は
鳴り止まぬ目覚まし時計は
眼中にないといった様子で、
「どうやんの? どこ押すの?」
エアコンのリモコンの
あちこちをプッシュしてました。
(にわのわに)

寝起きでぼーっとしたまま
コンタクトだけは忘れないようにと
パジャマの胸ポケットに。
そしてトイレに行き、
流そうとレバーに手をかけた時
ポケットの中で転がる気配が。
流した瞬間見たものは、
流れに逆らわず消えていく
コンタクトケース‥‥。

あまりのことに目もパッチリ覚めました。
(はるる)

大学図書館に勤めていたとき。
書店から届いた宅配便の荷物を開けると、
洋書が入っているはずの
ダンボール箱には
なぜか犬用の
ビーフジャーキーがぎっしり!

地下の搬入口で、ひとり大笑いしました。
すぐに宅配業者さんに電話したところ、
あわててとりかえにこられました。
(なだ)

スポーツクラブのドレッサールームでは、
髪を乾かした後、
備え付けの掃除機か粘着シートで、
落ちた髪の毛を掃除するのがマナー。
その日も髪を乾かした後、
立てかけてある掃除機を取ろうとして
掃除機のノズルを左手に持ったら、
本体からノズルがずぼっと抜けた
あわてて右手で本体も持ち上げたら、
左手に持っていたノズルが
二つに分かれて片方が落ちた
落ちたノズルを拾い上げたら、
ノズルの先の
吸い込み口がボトッと取れた
吸い込み口を拾おうとしたら、
右手に持っていた本体の
カバーが外れてゴミ袋が出た
それはもう、ドッキリカメラかと
思うくらいの見事な壊れっぷり。
他に誰もいなかったので、
もと通りに組み立て、
そっと立てかけておきました。
(コロコロ・ローラー使用)

出勤途中で時々見かける、
家の前の花に水をあげてるおじちゃん。
この間そのおじちゃんがやたら大きな
エスニック風のペンダントを
胸にかけて水やりをしていたので
「へー、けっこうおしゃれなんだ」
と感心しながらチャリで
横を通り過ぎようとして気付きました。
首から缶に入った蚊取り線香を
ぶらさげていることに。
(裸眼視力0.06)
知人の話です。
ある夜、職場の人たちと
飲みに行った夫から
「飲みすぎて気持ち悪いから
 いつもの店まで
 迎えに来てくれ」と電話が。
しぶしぶ車で行ってみると
店の陰で背中を丸めて
嘔吐している夫がいたので
情けない姿に急に腹が立ってきて
「こんなになるまで飲むなんて
 自業自得よっ!
 だいたいアナタは‥‥」

と、夫の背中に向かって
散々罵倒したあげく
夫を置いて帰宅しました。
家のドアを開けるとそこには
迎えの車が待ちきれず
タクシーで帰っていた夫が‥‥。
その時、知人は店の前で苦しんでいた
夫の上司の背中に向かって、
悪口雑言を並べ立てていたのだそうです。
そういえばお役所の人たちって
似たような背広を着た人が多いかな。
(鬼嫁)
コインロッカーの
「連鎖」をしたことがあります。
朝、地下鉄の駅で、
荷物をコインロッカーに
入れてから出勤しました。
仕事が終わって、鍵をあけ、
荷物を出そうとしたら、
見知らぬかばんが。
そして自分の荷物がない!!
大慌てで職員さんに連絡したら、
こういうことでした。
見知らぬおばさん→
荷物をひとつ下のロッカーに入れ、
空きロッカーに鍵。
私→
おばさんの荷物のひとつ下に荷物を入れ、
おばさんの荷物のロッカーに鍵。
駅の係員→
空きロッカーに私の荷物を発見、
忘れ物として届出。
おばさん→
荷物がないロッカーの鍵をあけてみて
「かばんがない!」と大騒ぎ、駅に届出。
私→
おばさんの荷物のロッカーをあけ、
びっくりして駅に届出。
結果。
私は、ひとつ隣の駅の忘れ物係まで
自分の荷物をとりにいき、
ロッカーの料金を
ひとつ余分に払いました‥‥。
(橘)

もう10年近く前のことですが、
その日は彼氏(現旦那)の部屋に
泊まっていました。
うだうだとベッドに横になっていたら、
いつの間にか眠ってしまっていた私。
夜中にむっくり起き出し、何を思ったか
窓のカーテンをシャッと開け
後ろを向き、おもむろに
パンツとズボンを下げしゃがみ込む‥‥。
そうです、
トイレとまつがってしまったんです。
尻丸出しの私はその後、
窓ガラスに尻がついたところで気づき
そのまま(パンツを下げたまま)
トイレに向かったそうです。
その一部始終を、起きていた彼は
笑いをこらえながら見守っていたそう。
次の日に「覚えてないの?」と
笑いながら聞かされましたが
当然の事ながら覚えてなく、
あまりの自分の行動のおかしさに
大笑いしてしまいました。
ちなみに、彼の部屋は
アパートの一階、道路沿い
(駅から近かったので人通り多い)
でした。
(尻見られたかも)

10年くらい前、社長の知り合いが
駅で待ってるというので、
新人社員が車で迎えに行きました。
「よう、ひさしぶり!」と、
元気よく会社に入ってきた
その人を見て社長が一言。
「だれ?」
なんと同じように駅で待っていた
全然知らない人を、
会社までつれて帰ってきたのでした。
その後社長みずから
車で駅まで送りに行きました。
(今は笑い話)

ああ、もう、おもしろいなあ。
こんなおもしろいものを
ひとりで読むなんてもったいない!
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2005-08-21-SUN
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