新着「言いまつがい」〜その661〜
すべての子どもたちは、 美しい名前を持っています。 ひとりにひとつ、名前を持っています。 しかし、その、燃える命ともいえる名前は、 しばしば「まつがわれて」しまうのです。 そんなわけで「言いまつがい名前特集」です。 名前にまつわる種々雑多な「まつがい」を たっぷりとお届けいたします。 最後までのんびりとご覧くださいませ。
私の父の名前は「はやお」といいます。 ある日、電車の定期を 新規で購入するときに 記入用紙の名前の欄に 「ハヤオ」とカタカナで書いて 定期売り場のおばちゃんに渡して、 返ってきたのは 「リカオ」でした。 うちの父は字が汚いことで有名。 (えみ〜ご)
名前の字を「辞典の『典』」と言ったら 「自転の『転』」にまつがわれた方が おられましたが、 私も「典子」の典の字を説明するのに、 「辞典(あるいは事典)の『典』」 と言ったら 「次点(あるいは時点)の『点』」 の字を書かれ、 それじゃあ 「古典の『典』」と言ったら 「個展の『展』」とまちがわれ、 最近は「古典文学」の典の字です、 とくどい説明になっていました。 「ハムラビ法典の『典』」、 これいただきます。感謝。 (のんちゃん)
うちの7才の息子は 「泰蔵(たいぞう)」という名前です。 市内のオセロ大会に申し込むのに 電話で名前の漢字を聞かれて「ぞう」を 「くさかんむりの『くら』です」 と説明しました。 すると、当日受付の名簿には 「泰蒼」 と書いてありました。 その字は「ぞう」とは 読まないと思うのですが‥‥。 (みなぼう)
わたしの友達の「公子(キミコ)」さん。 「公子のキミは、おおやけの‥‥」 と説明したら 「ああ、公衆便所の 『コウ』ね」 と言われ、 「せめて、公衆電話と 言ってもらいたかった」 とぼやいていました。 (ハム子といえば‥‥?)
「之」という字の説明で 皆さん苦労されているようですが 昔バイトをしていた所の社員さんが、 電話で自社の社員の名前を説明する時に 「貧乏の乏の上の ノを取ったヤツ」 と説明していました。 すぐわかっていただけたようです。 (山山)
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