新着「言いまつがい」〜その696〜
著名人や映画、番組の名前など いろんな「固有名詞のまつがい」を 特集します。 「歌は世につれ、世は歌につれ」 などと申しますが、 日々届く投稿を見ていると 「言いまつがいは世につれ、 世は言いまつがいにつれ」 という感じ。 世間で注目されるほど、 「言いまつがわれる」機会も 増えるのです。 去年の年末あたりに届いた投稿を中心に。 最後までごゆっくりおたのしみください。
休日で遅く起きてきた私に、 母がテレビを指差し 「昨日、ミッキー 3回 ころんじゃったよ」 と言うので、 浦安の有名なあの方、 もしくは東幹久に一体何が?! と思いましたが、 指差す先に映っていたのは フィギュアスケートの ミキティーこと 安藤美姫選手でした。 惜しいけれど あまりに遠いイメージ。 (こよし)
先日、幼稚園ママと 映画の話題になり、 「あの、忘れていく映画なんだった?」 と聞かれて、 自信満々の私が言い放った言葉は 「ああーあれね、 『私の頭の中の 消しかす』!」 消しかす‥‥かすですか‥‥。 (通じたから良かったけれど)
『私の頭の中の消しゴム』 色々なまつがいが 報告されていましたが 先日、前を歩いていた女性達が 「あのさ、 あの映画って まだやってるかな? 観たら絶対に 泣けるっていう‥‥ 『消えた消しゴム』?」 もう、ほとんど、 原型をとどめてません。 (消しゴムを捜索する話?)
これから映画 『あらしのよるに』を 観にいくのですが、 夫が何度も何度も、 「『いつもここから』を 観にいこう」 と言いまつがえるので不安です。 「似てるじゃないか」 って言うんだけど、 全部ひらがなってとこ以外に、 どんな共通点があるのか わかりません。 せっかくだから、 映画館の窓口でも 言いまつがえてくれないかな、 と思ってることは内緒。 (大月)
母が 『Every day 三丁目の日々』 と言っていました。 それでいいじゃないか、 とも思います。 住所は間違ってないし。 (若作り)
先日、母と ドラマ『1リットルの涙』の 話をしていたとき、 やってくれました。 「このドラマはね〜、 挿入歌もいいのよ、 フルオロメロン って人のね」と母。 「‥‥レミオロメンじゃなくて?」 あまりに違いすぎて 笑いが止まりませんでした。 (こなゆき)
友人が、 ドラマの挿入歌の説明をしようとして、 「『♪こな〜ゆき〜』 って曲、 知らない? ほら、なんだっけ、 ケツメロンの!」 正解はレミオロメン。 たぶんケツメイシと 混じったんでしょうが、 それにしたって‥‥。 (私はロミオメロンだと思っていた)
私の友人がフォルクスワーゲンの ビートルを買いました。 うちの母にそれを報告したら、 「ビートルって あれでしょ。 だんご虫!」 って言いました。 (わびすけ)
さあ、いまこそ投稿を! どのような「まつがい」でもけっこうです。 下の「投稿する」ボタンをクリックして まるで乾いた洗濯物をとりこむように 自然にご投稿くださいませ。 傑作700作品を収録した 「言いまつがい」文庫版は 新潮文庫から好評発売中です。