のんびり土曜日の定番は、
全国のみなさまから寄せられた
「まつがい」の特集です。
本日も大小さまざまな「まつがい」が
あなたのこわばった口角を
ちょいと持ち上げることでしょう。
どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。
キッチンバサミを使おうと
流しの引き出しを開けたら
真空パックのしめ鯖が出てきました。
女房が二枚一袋の封をハサミで切って
ハサミと一緒に残った一枚を
引き出しにしまったようです。
(あほ)
今日は熱があった。
食後、テレビを見ているうちに
うたた寝してしまった。
しばらくするとテレビの音が
気になって目が覚めてきた。
「‥‥う〜、うるさい」
寝ぼけ眼で何度も何度も
テレビに向けてリモコンを押しているのに
一向に静かにならない!
‥‥よくみたらリモコンじゃなくて
大きなバレッタ(髪留め)だった!
(ようやく熱の下がったびゅーと)
仕事でクタクタのボロボロで帰ってきた夜、
とりあえず洋服を脱いで
パジャマになってホッと一息。
さてそろそろ脱いだ物をたたもうかと
洋服を探しても見当たらない。
キョロキョロと探した視線の先には、
ゴミ箱から溢れているグチャグチャの洋服が!
どうやら脱いだ側から無意識に
傍らのゴミ箱にポイポイと捨てていたみたいです‥‥。
(ぷー)
海外生活を1年ほどしていた頃。
車に乗せてもらうとき、
いつも左ハンドルになれず、
運転席に乗り込もうとして、
「運転するつもり?」
と突っ込まれていた私。
いつも乗り込むとき注意していても、
ドアを開けてもらってても、
1年間1度も正解したためしがなかった‥‥。
そして帰国後、友達の車に乗り込もうとすると、
またしても、「運転するつもり?」と。
海外で1年間1度も身につけられなかった
左ハンドルの感覚が、帰国後に発揮され、
なんども間違える私って‥‥。
挙句の果てに、
大通りで逆走した
のは、
何を隠そうこの私です。
(ライトで逆走を知らせてくれた人に感謝)
駐車場でよく迷います。
どこに停めたか忘れることは
よくあることなのですが
一度、本当に車がなくて、
泣きそうになったことがありました。
30分くらい、広い駐車場の隅から隅まで探し回り、
「どうしよう‥‥」と途方に暮れたところで
フっと気づきました。
その日は休日で、普段停めることのない
屋上駐車場に停めたのです。
探していたのはいつも使う二階駐車場でした。
その店は一部一階建てで、二階駐車場も屋根がないので
青空が見える風景は一緒で、
勘つがいしてしまいました。
(最近は指さし確認しています)
お母さんが一つ上の階の
家の玄関を開けようとしていた、という方
が
いらっしゃいましたが、
うちのおじいちゃんはもっと踏み込みました。
祖父の家は4階なのですが、
その日はエレベーターで
なぜか3階を押し、
ドアが開いたので何の疑いもせずに3階で降りました。
4階の自分の家と同じ位置の3階の玄関前へ行き、
表札に違う名字があるのにもかかわらず、
気にせずに玄関のドアノブを回し、
たまたま開いていたそのお家の
玄関へ入って行った
そうです。
靴を脱いでもまだ気づかず、
「ただいまぁ〜」と言ったところ、
「あら、
上のおじいちゃん
こんにちは」
とこれまた普通に歓迎され、
やっと気づいた祖父は
「さようなら〜」
と、
今度は何度も確認しながら
4階に戻っていったとか。
(これでもマンション管理人なのだ)
今日、
ズボンをはく前に
ベルトをはめようとしました。
ベルトのみの姿を想像したら、
ものすごく無様でした。
(さぷり)
こういった「まつがい」は
誰しも経験するものです。
ということは、誰もが等しく
投稿することが可能だということです。
さあ、ちょっとした勇気を出して
下の「投稿する」ボタンをクリック。
その出来事を簡単に書き記し、
みんながやってることだからということで
たいへん気軽に送信ボタンを押してください。
明日も「まつがい」の特集ですよー。
イラスト:しりあがり寿
はじめて投稿する方へ
2007-06-30-SAT
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN