その1297

言おうとしたことと違うことを言ってしまう。
ああ、ただ、それだけなのに、
それが今日も多くの人たちの心を
ほんの少し軽くするのです。
そうです、元祖「言いまつがい」!
今日も些細な傑作がたっぷりそろってます。
どうぞ最後までのんびりとお楽しみください。
先日、僕が手が汚れて困っていると母が、
濡れっとティッシュあるよ」と。
それを言うなら「ウェットティッシュ」でしょ。
(ちっちゃい先生)
高校一年の頃、同じ美術部の
Yちゃんと馬鹿話をしていたとき。
Y「納豆って嫌いな人多いよね〜。
  あたし好きなのに」
私「うんあたしもナイスキ!
「納豆大好き」と言おうとしてました。
(ひよこまめ)
「もしもし」を
「もりもり!」と言ってしまった

というのがありましたが、私もやりました。
朝の忙しい時間に電話がかかってきたとき、
勢い余って「はい、もくもく!」と。
(名前に「く」の字がついてます)
この前、友だちが、具合の悪そうな友達に
「顔色悪いよ? 頭痛いの? 大丈夫?」
と聞くつもりが‥‥
「顔悪いよ? 頭大丈夫?」
と言っていました。
(りさっち)
中1の娘がドラえもんの映画を
見に行った話をしているとき、私の姉が
「『ナイトミュージアム』に
 すればよかったのにー」と言ったので
「ホラーは怖がるからダメだよ」と言ったら、姉が
「ホラーじゃないよ。
 ほらあれ‥‥ホメディー?」と言った。
コメディーだろ。
(ぷるぷる)
母のブラウスに
あまりにぶ厚い肩パットが入っていて、
アメフトの選手のようになっていたので、
馬鹿にしようと思って、はりきって一言。
「お母さんの肩パット、
 ぶ厚すぎじゃない?
 アメリカフットンボール
 みたいじゃん!」
横にいた弟に失笑された。
母には「♪フットンフットンフットンボール」
という歌まで歌われた。
(あさこch)
ラーメン屋さんで
ラーメンを食べていた時のこと。
真向かいに夫婦が座り、
「味噌ラーメン二つ!」
そして店員さんが去ろうとした瞬間、
チャーハン(小)を追加しようとして一言。
「あと、シャーハンのチョウ!
ラーメン鼻から吹き出るかと思った!
笑いをこらえて
再び自分のラーメンに集中しようとした矢先、
「間違えた、
 シャーハンのチョウ!
二度までも!!
(きんた)
病院の受付で事務をしていたときのことです。
その日は猛烈に混雑していました。
待合室には患者さんがぎっしり、
電話は鳴りっぱなし。
会計待ちの伝票が山積み。
患者さんたちのいらだちは頂点に達していました。
もちろん私たち職員もピリピリ。
院内放送を言いつけられた先輩は
ものすごくあわてており、
マイクをつかんで大音響で一言。
「もしもし!!」
同じ建物の人がいっせいに笑うと
地響きみたいでしたよ
その後、患者さんたちが急に優しくなりました。
(つぐみん)
まじめな話をしていました。
「やっぱりそれは
 『モロゾフの犬』で云々」と、
まじめに話し続ける人あり。
「モロゾフの犬?」と聞き返すと、
「そう、モロゾフの犬。
 だから条件反射で、うんぬん‥‥」
いえ、パブロフの犬は知っています。
文脈からして、プリンを食べる
かわいい子犬なんか想像しません。
(た)
体育の先生が、徒競走のスタートで、
定番のボケをかまそうとして、
「いいかー、
 『ヨ〜イ』と言ったら
 走るんだぞー。
 ‥‥どんっ!」
‥‥ちょっと違う。
(jimmy)
いつもと違った脳をつかってみませんか?
いえいえ、とってもカンタンです。
自分のまわりにある「言いまつがい」を
文字で表して送るだけ。
やってみるとけっこう楽しいですよ。
下の「投稿する」ボタンを押して
気軽にチャレンジしてみてください。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
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どうぞよろしくお願いいたします。

イラスト:しりあがり寿


2007-09-03-MON
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN