新着(しんちゃく)「言いまつがい」スペシャル! 〜その256〜
コンビニで領収書の宛名を聞かれて 「伏見です」と答えたら 「どんな漢字ですか?」と言われたので 「にんべんに犬と 見るという漢字です」と答えたら 「にんべん?」と聞き返されたので 「カタカナのイと犬です」と答え、 もらった領収書には くっきり・はっきり 「イヌ様」と書かれていました。 今ではそれは家宝です。 (伏見)
電話では伝わりにくい私の名字。 六車(むぐるま)。 「みぐるま」「ぬぐるま」と 聞き間違えられることが多いので、 「まみむめもの『む』で 『むぐるま』です」と説明していた。 その時に漢字を教えると、たいてい、 「あ〜、六車さんですね」 と納得してくれていたのだが‥‥。 ある日、会社にファックスを 送りたいというお客様に、 「わたくし、六車(むぐるま)まで お送りください。 数字の六(ろく)に 車(くるま)と書きます」 と説明しすると、 なんとその後にきたファックスの送信状には 「6車様」と‥‥。 「そんなのありかよ!」 と、サマーズばりに ひとりつっこみをしたのだが、 まあ、私の説明どおりなんで、 なんて素直な人なのかしらんと 思うと同時に、それ以来、 説明に「漢数字の六に‥‥」と 漢をつけるようになったのは、 いうまでもない。 (六車)
名前を間違われること28年。 木へんに山と書いて「そま」と読みます。 私の旧姓は「そまざわ」です。 松だの杉だの仙だの、そりゃあもう 様々に書きまつがわれる毎日でした。 妹にいたっては、 映画のスタッフロールにさえ 「柿澤」と入れられる始末。 結婚して「田上(たがみ)」 という姓になり、 「これでまつがわれる毎日とは おさらばだ!」 と思ったのもつかのま、 郵便局で高らかに「たうえ様!」 と呼ばれてしまった日にゃあ‥‥。 それも一度ではなく、 一人だけにでもなく。 おかげでまた、振替用紙に ふりがなをふる毎日。 (そま)
「萩原」ネタが盛り上がっていたので 思わずメールしてみました。 私は「萩原(はぎわら)」なのですが、 よく「荻原(おぎわら)」さんと 間違われます。 病院でも「荻原サーン」と呼ばれ、 行くとやはり私のことでした。 先日同じく病院で 「篠原サーン」と呼ぶ声。 さすがに篠原は違うだろうと 待っていましたが、篠原さんは現れず。 「早く行けよー、篠原サン!」 と思いながら待っていました。 ひょっとして! と、 受付に向かうと私の診察券がそこに‥‥。 最近ではその辺の名前を呼ばれると 振り返るようにしてます。 いいんです、ニュアンスで理解できれば。 ふん。 (世間では荻原が一般的)
私の家の苗字は 「木全(きまた)」というのですが、 すんなり読める字ではないため、 小さいころから よく呼びまつがわれました。 「モクゼン」さんや 「キゼン」さんならわかりますが 会社のファックスで 「コガネ様」と書かれていたときには、 木全→木金→コガネ=私 であることに気づくのに、 しばらくかかりました。 さらに、 ビジネスホテルのフロントで 「セン様ですね?」と呼ばれ、 差し出されたそのキーは 確かに私の泊まっていた部屋番号でしたが、 木全→栓→セン=私 だとは、部屋に戻って しばらくたってからしか 気づけませんでした。 (きま)