あらかじめ松原さんにお目にかかり ランジェリーの知識を仕入れておいたジョージさんが おおたうにさんを連れて伊勢丹新宿店を訪れました。 ゆっくり時間をかけて、試着をしていきますよー! |
ジョージ | ということで! 前回までの松原さんのお話をうけて、 きょうは、じっさいに肌着の お買い物をしたいと思いますっ! もちろん、フィッティングのアドバイスは、 松原さんに担当していただいて、ネ。 |
松原 | どうぞよろしくお願い致します。 |
── | こちら、きょう、お買い物をなさる、 おおたうにさんです。 |
うに | おおたうにと申します。 今日はよろしくお願いいたします。 |
松原 | 初めまして。松原と申します。 あらかじめ、私、うにさんのサイズをお聞きして、 選んでおいた商品がございます。 それをまずごらんいただきながら お話ししましょうか。 |
うに | はい! |
松原 | 今、お持ちしますね。 日本製の物と、輸入品、 いろいろご用意しております。 (ピュッと去る) |
うに | ‥‥松原さんって一度定年なさってるんですよね。 そこから7年ですよね?! お若いですね。蝶々みたい! |
ジョージ | ホントよねえ。素敵。魔女だわ。 (「ほぼ日」スタッフに) 肌着の写真も素敵に撮るのよ。 かわいくね。 |
── | ハイ、‥‥といっても、下着をかわいく撮るには どういうふうに撮ればいいんですか? |
ジョージ | 「かわいいなぁ!」と思って撮るのっ(笑)! きれいなケーキだと思ってレンズを向けるのよ。 |
── | やってみます。ケーキ、ケーキ‥‥。 |
松原 | お待たせいたしました。 こちらにどうぞ。皆さまも。 ここに広げますから、 どうぞお座りください。 |
うに | きれい‥‥。 |
松原 | よかったです。 「着けてみたいなぁ」 なんて気持ちになりました? |
うに | ハイ! |
松原 | あぁ、それが何より。 今回は、1つのメーカーじゃなくて、 いろいろなところのを着けたほうがいいと思って 揃えております。 まず、日本製の、 ワコールから行きましょう。 |
うに | かわいいですね! |
松原 | 見た目もかわいいですが、 見えないところに機能を隠し、 胸もと美を出しています。 |
うに | わぁ! |
ジョージ | やったぁ! マリリン・モンローみたいになったりして?! |
松原 | サイドの部分がとても深く、 「ここから肉を行かせない!」 っていうことで、きちっとしています。 しかも、行かせないだけじゃなくて、 持ち上げるという感じ。 そして、こちらは、 ちょっと谷間ができるっていう感じのものです。 これも着けていて楽できれい。 ちゃんと押し上げてくれるんです。 |
うに | あぁ、本当だ。本当だ。 |
ジョージ | すごぉーい。 |
うに | 押し上げたいと思って、 パットが入ったものを着けると、 変に盛り上がっちゃうんです。 |
松原 | そうでしょう? でも、これだったら、すごく自然に、 優しい感じで。 |
うに | 自分の力で持ち上がるんですね。 生地も柔らかいです。 こちらもカッコいいですね。 |
松原 | これも素敵でしょう? みんな着けてください。 |
うに | 胸がこういう角度になるんですか? |
松原 | そう、深く、きっちり入るの。 ここまできっちり入るのっていうのは すごく必要なことなんです。 |
うに | わきのお肉がはみ出ちゃうのを‥‥。 |
松原 | 中に入れるようにできているの。 「端のお肉を出すのをやめましょう」っていうのが ワコール商品の特徴です。 |
うに | はい。ワコールって、もちがいいですよね。 ずっと長く使える印象があります。 |
松原 | じゃあ、次、トリンプに行きましょうね。 トリンプは、従来通り、 「天使が持ち上げちゃいますよ」っていう感じ。 |
うに | これ、かわいい。 |
ジョージ | うん、かわいいね。 |
うに | 真ん丸なんですね、カップ。 |
松原 | そうなんです。「天使のブラ」で、 これは丸くカップが出るタイプですが、 従来の「天使のブラ」はシャープな印象です。 けれどもつけ心地はこちらのほうが ちょっと楽かなって感じもします。 どちらにしても、日本製のものは、 お肉をきちっとカップに入れるっていうことなんですよ。 |
うに | はい。 |
松原 | そして、こちらはグンゼ。 |
うに | はい。 |
松原 | こちらは、寄せたり上げたりっていう、 強い意思はないんですね。 作り方としてはナチュラルだけれども、 着けてみると、楽できれい。 デザインは、 どこかかわいらしいところがあるでしょう? |
ジョージ | グンゼって、ボク、神田うのちゃんの印象がある。 |
うに | 大好きです。色もかわいいです。 |
松原 | ね? ちょっとしたかわいさ。 それと、こちらが輸入品。 輸入品は非常にナチュラルなの。 見るからにエレガントさっていうのがあるから、 「あ、着けてみたいなぁ」っていう気持ちが湧く。 そして、着けてみると、 「今日はどんな洋服を着て行こうかな」 って考えたくなる。 肌着から全てが生まれるような感じがしません? そういうエレガントさを持っているんです。 |
うに | きれい‥‥。 |
松原 | 日本製のように 寄せたり上げたりとかいうのはないですけれども、 これ自体がしっかりと作られています。 さあ、全部つけてみましょうね。 |
うに | はい(笑)! |
ジョージ | わぁ、いいなぁ。 女の子って、すごくいいなぁ(笑)。 |
松原 | ここから全てが始まりますでしょ? 朝、すごく時間がなくても、 これを着けたことで、 さあ洋服どうしようかなって、 多少迷うと思うんです。 あんまり透けてはいけないし、とか。 その“迷う”っていうことから、 いろいろな可能性が、 大きく膨らむと思うんですよ。 |
うに | 服が地味でも高い下着つけてる女性って、 なんか色香がすごいんですよね、モァ、って。 |
松原 | そうそう、自分の中から出て来るの。 |
ジョージ | 出しなさいっ(笑)! |
うに | ‥‥そこが足りないのかな(笑)。 |
松原 | 大きな試着室にご案内します。 優雅に試着出来ることと、 お連れさまも御試着を見られ、 アドバイスができます。 さ、いらしてください。 |
うに | はーい! |
全員 | ハーイ! |
「うにちゃんって、
こういう子なの」
こういう子なの」
本業はイラストレーター。
なのだけど‥‥。ボクの中では「女の子として生きる」というコトを職業にしているように感じる人。女性として悩み、恋して、失恋し、飲んで、食べて、買い物をして、どんなことにもメゲナイで、自分のことは自分ですべて責任をとる。その男ぶりの良さが好きで、ボクに彼女みたいな妹がいればいいなぁ‥‥、って思ってる。ところが最近ちょっと元気がないの‥‥。今までがんばってきたがんばりかたで、果たしてこれからもいいのかしら‥‥、って珍しくちょっとさみしい顔をしたから、そうだ、下着を買いに行こうよ‥‥、って。それで誘って今回の企画のお付き合いをお願いしました。ありがとう。
「あら、ワタシってこんな?」
あら、これじゃぁ、ジョージ・マイケルだわさ(笑)。ジョージのジョージはジョージ・クルーニーのジョージなのよ‥‥、って言ったんだけど、こんな凛々しい顔立ちに描いてくださって、うれしいったらありゃしない。実物はね‥‥。えっと‥‥、この横幅だけ1.5倍くらいに伸ばしてネ。髪の毛をちょっと間引いた感じかしら。目のキラキラと唇のツヤツヤはこのまんまって、そんなとこ。
「マリリン・モンロー」
女性の存在を究極にまでセクシー側に高めたイコン。マリリン・モンローの前にマリリン・モンローはなし。マリリン・モンローの後にマリリン・モンローはなし。若い頃、CHANELのNo.5をつけて寝たらマリリン・モンローになる夢をみれるかしら、と思ってしたら、あまりにステキな香りにウットリ。夢もみないで目覚めたわ(笑)。
「神田うのちゃん」
バービー人形じゃないの。リカちゃん人形を実物大にしたら、多分、神田うのちゃんになるんじゃないかなぁ‥‥。セクシーをカチンカチンに凍らせて、キュートの中に閉じ込める。ちょうどいままでうにちゃんがよく描いていて女の子のイメージにとても近いのかもしれないね。