街にはルミネーション!
プレゼントの買い物ににぎわう街。
でも夕飯どきとなると
いっぺんに静かになり、
冷たい空気の中で、
ルミネーションのみが色さまざまに輝く。
クリスマスは家族が集う特別な日。
今年はどこの家にするか?
何を食べようか?
なんてバカンスが終わった頃から始まる
一大行事です。
ナターレークリスマス!
家の中もルミネーション、ツリー、
そして プレセーペ。
これはナターレの時にキリスト誕生場面を
人形などを使って作るものです。
各家庭で工夫をこらし毎年が楽しみです。
24日のイブには家族が集まり魚ベースの料理を食べ
夜中の12時にはまた全員でミサに教会へ行きます。
リエティの時、夫は「太陽の祭り」主催の
平和の行列でたいまつを持って、
街からグレッチィオの教会の麓まで歩きました。
何百人も参加するもので冬の寒さの中で、
小2時間、ひとりひとりが平和を
願いながら歩くのです。
最近は残念ですが行われていないようです。
その教会は崖の上に建っていて、
夜中の12時になると人間がプレセーペを演じます。
さてクリスマス当日。
街は静かで昔の日本の元旦のようです。
まずは昼食。
アンティパスタには、
その夏に作ったオイル酢けや
酢漬け、サラメ類。
パスタはトルテッリーニのスープ。
セコンドはそのスープで使ったお肉を、
色々なソースでいただきます。
私は特にモスタルダー
(フルーツマスタードシロップ漬け)
甘くて辛い味のものと一緒にいただくのが好きです。
それにレンズ豆とザンポーネ
(豚の足の皮袋に豚の肉詰め)の煮込み、
付け合わせ野菜、そして待望のドルチェ!
パンドーロやパネットーネ トッローネや
木の実類、乾燥フルーツ甘いビーノサントなど飲み、
コーヒーを最後にいただきながら、
繰り返し食べる、食べるノンストップ!
おしゃべり、カードゲーム、トンボラ、TVなど、
夜までそのまんまで続行です。
また夕飯になると、
ミートソースのパスタとチーズくらいになり、
また、ゲーム、おしゃべりと夜を楽しみます。
これは、親友の毎年変わることないメニューです。
良く食べ、良く喋り、良く笑い、
楽しく家族と過ごすクリスマス。
田舎のクリスマスは本当に暖かな物でした。
さて、今回の料理は、トルッテリーニです。
中身の具ですが、茹で肉の余ったのや
ロースト肉の余ったものを混ぜて作っても良いです。
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トルッテリーニ
■材料
豚肉:50g
鶏肉:50g
生ハム:10g
モルタデッラ:10g
パルメジャーノ:40g
卵:1個
その他:塩、胡椒、サルビア、
ナツメッグ、オイル、バターを少々。
■作り方
(1)さいころ状に切った肉類を
オイル少々とバター少々で炒め、
サルビアを入れ、塩、胡椒し、
また炒める。
(2)サルビアを取った肉をフードプロセッサーで、
生ハム、パルメジャーノ、卵、ナツメッグを
入れ細かくする。
これで具は出来上がり。休ませておく。
(3)生パスタを打つ
(小麦粉100g、卵1個、オイル・塩少々)
生パスタを3〜4cmの四角に切り、
具を少し入れ、
三角に折りひと差し指を使って、
具のところを押さえて、
三角の両端(底辺の)をつける。
(4)牛肉と鶏肉でとったスープのなかで煮る。
トルテッリーニが浮き上がってきて
パスタが湯で上がっていたら出来上がり。 |
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みなさんも、よいクリスマスを! |