2007/04/24
	レシピその41 タマネギのクリームチーズ焼き 〜心に残る子どもの一言〜 日本からニセアカシアの甘い香りがみちている ミラノに戻って来ました。 さて、今回も前回に引き続き 日本人学校に入学した18年前の長男の話です。 入学式のとき、 会場は薄い紙で作られた紅白花で飾られていました。 校長先生の話を静かに聞く親子と生徒たちの姿を見て、 軽いカルチャーショックを受け、 今までとは全く違う環境でやって行けるか 不安な気持ちがわいてきました。 １学年１クラスしかなく、 生徒達の日本語の理解度はまちまちでした。 幸いにもその時のクラスには、 日本語の聞き取りと話すことが難しい生徒が ６人もいました。 その子らに、担任の先生が授業後に 特別レッスンをしてくださいました。 入学式から２週間も経ったころのことです。 自転車で息子を迎えに行き、 彼を後ろに乗せ走ろうとしたとき、 「おかあさん」と日本語で呼ぶ声がします。 どの子に呼ばれたのだろう？　と振り返ると、 声の主は、なんと我が子だったのです。 今までの「mamma」と呼ばれていたのが 「おかあさん」と初めて日本語で 私に話しかけてくれた瞬間でした。 驚きと喜びで耳をうたがったほどです。 それからというものの 長男は学校で覚えた遊びを日本語で弟に教え、 弟も遊びを通して日本語を学んで行きました。 家の中は少しずつ 日本語で会話をするようになって行きました。 若葉が少しずつのびていくように 新鮮な輝きの時期でした。 お子さんがいらっしゃる方には どなたにも心に残る子どもからの一言があると思います。 その時のことを思い出すと和む気持ちになりますね。 さて、今回ご紹介するお料理はオーブン料理です。 暑くなる前にオーブン料理をたくさんいただきましょう。 タマネギのクリームチーズ焼き ■材料（６人分） タマネギ：６個 生クリーム：100cc ベーコン：100g パルメジャーノチーズ・オリーブオイル・ バター・塩・コショウ：適量 ※下準備 ・タマネギの皮をはいで掃除し、横半分に切る。 ・ベーコンを細かく刻む。 ・パルメジャーノチーズをすっておく。 ・オーブンを200度であたためておく。 ■作り方 （１）タマネギを鍋に並べ、 タマネギの半分の高さまで水を入れ、 塩とオリーブオイルを上にかける。 （２）蓋をして中火で15分煮る。 （３）耐熱皿にバターを塗り、 （１）のタマネギを並べる。 （４）ベーコンをのせる。 （５）生クリームをかける。 （６）塩、コショウ少々とチーズをかける。 （７）バターを少しのせる。 （８）200度のオーブンで20分位焼く。 出来上がりです。 熱々をどうぞお召し上がり下さい。
	最後に我が家の近況をご紹介します。 ５月６日で２歳になった我が子達です。 右端がマンマです。 皆集まっての誕生会をしました。