レシピその45
オリーヴェ・アスコラーナ(オリーブの肉詰めフライ)
〜情熱的な発表会〜 |
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イタリアの学校は新学年が9月からスタートするため、
修了式が夏休みの前にあります。
この学年末の時期は、クラスでお別れ会や
さまざまな発表会が催されます。
音楽学校やバレエ学校でも
発表会が行われるのはもちろん、
学校ではないですが、
体操、ピアノや武道などの習い事の発表会も行われ、
特に子供が出るときは、親戚中が集まり、
熱い声援をおくります。
今回は私が観に行った発表会の写真もご紹介しますね。
▲空手の発表会。
▲お父さんを応援するルアーナ家族。
私の日本人の友人のひとりに、
イタリア人に歌を教えている先生がいます。
ここの歌の発表会が、とてもユニークで
毎年楽しみにしています。
彼らの持つ歌への情熱は底知れません。
写真でその熱い情熱をごらんください。
▲歌の発表会。一番左が友人です。
▲タンゴ歌手のイザベッラ。
素敵なタンゴを聞かせてくれました。
▲ポピュラーがらオペラまでレパトリーが広いウベルト。
▲ドゥエットが応援に入り4人で合唱。
▲美男子のジュセッペの美声にうっとり。
▲脳腫瘍摘出手術後もがんばっているサビーネ。
▲日本から勉強に来ているみかちゃん。ゲスト出演。
▲観客のみなさん。
「ブラボー! ブラボー!」と声援をおくります。
生徒ひとりひとりがとても個性的でありながら、
何食わぬ顔でまとめている友人は、
宇宙人ではないかと敬服します。
エネルギーのかたまりのようなコンサートから
私はたくさんの元気をもらいます。
このような発表会を鑑賞すると、
子供も大人も、歩みは少しずつでも、
「好き」な物事を続けていくと、
力がつき、磨きがかかっていくことがよくわかります。
生きていくうえで
情熱を持てるものがあるということは
幸せなことですね。
仕事が終わった後に、
習い事に通える時間や環境があるということは、
ひとりひとりのさまざまな人生観や生き方を
みんなで認めあい、
社会全体で受け入れているからこそ
できることだと思います。
この国の懐の深さに感心します。
仕事から全く切り離せる時間を
たっぷり持つことができるこの国でなければ、
ちょっと難しいかもしれません。
さて、今回のお料理はオリーヴェ・アスコラーナ、
オリーブの肉詰めフライです。
夏だ! ビールがうまい!
冷たいアンティパストの中に
あたたかい一品があると
またビールが進みますね。
ビールの名脇役のおつまみです。
もちろん、ワインにもぴったりです。
どうぞ、試してみてくださいね。
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オリーヴェ・アスコラーナ
(オリーブの肉詰めフライ)
■材料
大きいオリーブの実:15個
牛挽肉:60g
モルタデッラ(ボローニャソーセージ):20g
パルメジャーノチーズ:大さじ山盛り1
卵:1個
パン粉:適量
塩・コショウ:少々
揚げもの用のオイル:適量
※オリーブの実がない場合は、缶やビン入りの
塩漬けやオイル漬けのオリーブで代用してください。
※モルタデッラ(ボローニャソーセージ)がない場合は
サラミ、ハム、豚挽肉(塩をふり一晩ねかす)などで
代用できます。
※パン粉はフードプロセッサーで
細かくしておいてください。
■作り方
(1)オリーブの種を取る。
(2)牛挽肉とモルタデッラ(ボローニャソーセージ)を
一緒に刻む。
(3)そこにパルメジャーノチーズをいれ、
もう一度よく混ぜる。
(4)包丁の背を使ってよくつぶし、練る。
(5)(4)を小さいお団子状にして、
オリーブの中に詰めていく。
(6)(5)をよくといた卵にくぐらせ、
パン粉をつけて、かたちを整える。
(7)オイルでゆっくりと揚げる。
出来上がりです。
キンキンに冷えたビールにぴったりです! |
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