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アーカイブ 2007/07/24
 
レシピその46
冷たいお米と生野菜盛り合わせ
〜サマースクール〜


夏のミラノは暑く、湿度もあります。
働いている人は別にして、
大人達は、昼寝をして、
夜涼しくなってから活動しますが、
子供達はミラノ市内のサマースクールなどで、
元気に毎日を過ごします。
両親が夏休みをとるまで、
サマースクールに行く子供も増えてきました。
内容もだんだんと充実してきていて、
親達ではなかなか体験させられないイベントも
織り込まれています。
学校とは違った子供達とふれあうこともできますし、
宿題をみてもらうこともできるので、
私たち親にとっては、とてもありがたいものです。

サマースクールのほとんどは
1週間単位で参加することができますが、
カリュキュラムは2週間単位で組まれています。
朝は8時半〜9時までに登校し、
お昼を食べ、4時半くらいまで過ごします。
カリキュラム内容は
それぞれのサマースクールで違いますが、
今回は近くの中学校を使って開かれる
サマースクールを例にご紹介しましょう。




▲サマースクールです。

対象年齢は、小学生から中学生までで
小学生と中学生のクラスに大きく分かれています。
学校とは違い、かなり自由で、
クラスの中でスポーツをしたい子供のグループや、
宿題をしたい子供のグループなど、
いくつものグループに分かれていて、
子供達は目的別にグループを選び、
インストラクターと一緒に過ごします。

カリキュラムの最終日にはクラスごとに
寸劇などを披露する機会があります。
各クラスごとにひとつのテーマが与えられ、
1カリキュラム開始から終了までの
2週間でみんなで準備して、
カリキュラムの最後の日に
全員の前でお披露目します。
今回見たのは「ヒーロー」という寸劇でした。
工夫をこらした内容で、衣装も自分たちで作り、
音楽にのって踊ったり、寸劇したりするのです。
こちらの教育は一般的に美術や家庭科などには
力が入っていませんので
これらのことができる機会があることは素晴しいです。
好きなだけハサミで切ったり、針で縫ったりなんて
子供も大喜びです。

また、サマースクールでは、
週に1度は必ず、遠足や自然観測、アドベンチャー体験、
ラフティングなども企画してくれます。
いつもの怖い先生達とは違い、
若いインストラクターの人達と
子供達は太陽の強さにも負けず
3ヵ月の長い夏休みを謳歌します。


▲普段は国立の中学校です。旗などでちょっと
 バカンスのムードを作っています。


さて、今回ご紹介するのはシニョーラ・カッシーナから
教えていただいたものです。
火を使うのも嫌になってくる
暑い夏にぴったりなメニューです。
どうぞお試しになってくださいね。

冷たいお米と生野菜盛り合わせ


■材料(4〜6人分)

お米:250g
バジリコ:1束
松の実:20g
レモン:1個
熟したトマト:小5〜6個
(普通の大きさのトマトの場合は2個)
ルッコラ:1束
オリーブの実:好みの量で
オレガノ:大スプーン1
オリーブオイル:大さじ4杯と適量
塩:適量




■作り方

(1)水に塩を入れ、沸騰したらお米を入れて茹でる。



(2)茹だったらざるに取り、水で洗う。



(3)布巾に広げて冷ます。



(4)上からも布巾をかけ、よく水分を取り除く。



(5)洗ってよく水分を切ったバジリコ、松の実、
レモン汁、オリーブオイル(大さじ4)、
塩を入れてフードプロセッサーにかける。



(6)柔らかい感じのペーストができあがる。



(7)(6)を茹でたお米に混ぜる。



(8)ルッコラは食べやすい大きさに切り
トマトもくし切りにし、
種を抜いたオリーブと、オレガノを
オリーブオイルと塩で味付けする。





出来上がりです。
最後にオリーブオイルをたらしてください。
お米も野菜もよく冷やして
召し上がってくださいね。
暑い夏、食欲が落ちる時に
こんな香り豊かな冷たい一皿はいかがですか。

 
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