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アーカイブ 2009/03/01
 
レシピその86
鶏肉とマッシュルームのソテー
〜イタリアのリハビリセンター〜


昨年、足をいためてしまい、
日本に帰国して手術しました。
日本では手術の翌日から院内でリハビリが始まり、
リハビリのために2週間ほど入院をしておりました。
同時期に同じケガでイタリアの病院にかかった知人は、
手術後2日目には自宅に戻り、
その2週間後からリハビリセンターに通い出した
という話でしたので、ずいぶん違うものです。

私はイタリアに戻ってきてから、
友人のマリオが経営する
リハビリセンターに通ってリハビリを続けています。
イタリアのリハビリセンターの様子は、
なかなかごらんになる機会がないと思いますので、
少しくわしくご紹介しましょう。



リハビリセンターは、我が家から車で30分ほどの
ミラノの郊外にあります。
マリオの好きな色であるブルーの建物で
2階と3階にはドクターの診察室、マッサージルーム、
赤外線やレーザー等の機器が設置されている
治療室などがあります。
このリハビリセンターはプライベートの医療と
国民健康保険扱いの医療を選べます。
リハビリは1サイクル10回。
毎日行います。
1サイクルが終ると少し間をあけて
2サイクル目が始まります。
3サイクルまでを手術後3ヵ月以内にすれば
国民健康保険が使用できるので無料です。



受付です。
シャワーも完備している地下の更衣室で着替えます。



1階のリハビリ室です。ここでは靴は脱ぎます。
まずはウォーミングアップ。
自転車こぎからスタートです。



足のストレッチをしてもらいます。



空中蹴りをしてから静止します。



その後で、マッサージ。



専用のクッションを使って、
トレーニング。



トレーニングの内容にあわせて
クッションのかたちもかわります。



重りをつけて、レッグカール。
筋トレです。



バイオデックス(多用途筋機能評価運動装置)
を使って、両足の曲げのばし。



やわらかい台の上で、片足立ち。



フニャフニャのロードで歩行。こわいです。



クールダウンで、エアロバイクをこぎます。
やっと終了です。

約1時間半のリハビリです。
2人の患者に1人のリハビリ師が付き添い、
温かい会話をしながら
緻密なリハビリが行われています。



左から、ルーカ、私、マリオです。

さて、今回のレシピは
鶏肉とマッシュルームのソテーです。
リハビリから帰ってきて
疲れていて時間がないときは
さっとかんたんにできる
この料理をよく作ります。
お忙しいときにお試しになってくださいね。

鶏肉とマッシュルームのソテー

■材料(4人分)

鶏胸肉:350g
マッシュルーム:500g(掃除後の分量)
バター:鶏肉用30g、マッシュルーム用20g
オリーブオイル:鶏肉用とマッシュルーム用
        各大さじ1ずつ
小麦粉:適量
塩・コショウ:少々
イタリアンパセリ(お好みで):少々




☆下準備
・鶏肉を斜めに薄く切り、包丁の背で軽く叩く。



 その後、塩・コショウをして両面に小麦粉をまぶす。



・マッシュルームはスライスする。
・イタリアンパセリはみじん切りにする。
・フライパンを2つ使います。




■作り方

(1)フライパンにバターとオリーブオイルを入れて
あたためる。



(2)(1)にマッシュルームを入れて混ぜ合わせ、
塩をしてからフタをして、蒸し煮する。



(3)マッシュルームの水分が出たらよく炒める。



(4)別のフライパンにバターと
オリーブオイルを入れてあたためる。



(5)(4)に鶏肉を入れて焼く。



(6)焼いている面がきつね色になったら、
ひっくり返して、もう片面も焼く。



(7)鶏肉に火が通ったら(3)を入れる。



(8)(7)にお玉1〜2杯分の水を入れて、
少し火を通して、クリーミーにする。
ソースとして使います。



(9)イタリアンパセリを入れて、全体を混ぜる。



出来上がりです。



ルッコラとパプリカ、赤玉ねぎのサラダを
いっしょにいただきました。
BUON APETTITO!


 
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