レシピその86
鶏肉とマッシュルームのソテー
〜イタリアのリハビリセンター〜 |
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昨年、足をいためてしまい、
日本に帰国して手術しました。
日本では手術の翌日から院内でリハビリが始まり、
リハビリのために2週間ほど入院をしておりました。
同時期に同じケガでイタリアの病院にかかった知人は、
手術後2日目には自宅に戻り、
その2週間後からリハビリセンターに通い出した
という話でしたので、ずいぶん違うものです。
私はイタリアに戻ってきてから、
友人のマリオが経営する
リハビリセンターに通ってリハビリを続けています。
イタリアのリハビリセンターの様子は、
なかなかごらんになる機会がないと思いますので、
少しくわしくご紹介しましょう。
リハビリセンターは、我が家から車で30分ほどの
ミラノの郊外にあります。
マリオの好きな色であるブルーの建物で
2階と3階にはドクターの診察室、マッサージルーム、
赤外線やレーザー等の機器が設置されている
治療室などがあります。
このリハビリセンターはプライベートの医療と
国民健康保険扱いの医療を選べます。
リハビリは1サイクル10回。
毎日行います。
1サイクルが終ると少し間をあけて
2サイクル目が始まります。
3サイクルまでを手術後3ヵ月以内にすれば
国民健康保険が使用できるので無料です。
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受付です。
シャワーも完備している地下の更衣室で着替えます。
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1階のリハビリ室です。ここでは靴は脱ぎます。
まずはウォーミングアップ。
自転車こぎからスタートです。
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足のストレッチをしてもらいます。
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空中蹴りをしてから静止します。
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その後で、マッサージ。
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専用のクッションを使って、
トレーニング。
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トレーニングの内容にあわせて
クッションのかたちもかわります。
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重りをつけて、レッグカール。
筋トレです。
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バイオデックス(多用途筋機能評価運動装置)
を使って、両足の曲げのばし。
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やわらかい台の上で、片足立ち。
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フニャフニャのロードで歩行。こわいです。
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クールダウンで、エアロバイクをこぎます。
やっと終了です。
約1時間半のリハビリです。
2人の患者に1人のリハビリ師が付き添い、
温かい会話をしながら
緻密なリハビリが行われています。
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左から、ルーカ、私、マリオです。
さて、今回のレシピは
鶏肉とマッシュルームのソテーです。
リハビリから帰ってきて
疲れていて時間がないときは
さっとかんたんにできる
この料理をよく作ります。
お忙しいときにお試しになってくださいね。
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鶏肉とマッシュルームのソテー
■材料(4人分)
鶏胸肉:350g
マッシュルーム:500g(掃除後の分量)
バター:鶏肉用30g、マッシュルーム用20g
オリーブオイル:鶏肉用とマッシュルーム用
各大さじ1ずつ
小麦粉:適量
塩・コショウ:少々
イタリアンパセリ(お好みで):少々
☆下準備
・鶏肉を斜めに薄く切り、包丁の背で軽く叩く。
その後、塩・コショウをして両面に小麦粉をまぶす。
・マッシュルームはスライスする。
・イタリアンパセリはみじん切りにする。
・フライパンを2つ使います。
■作り方
(1)フライパンにバターとオリーブオイルを入れて
あたためる。
(2)(1)にマッシュルームを入れて混ぜ合わせ、
塩をしてからフタをして、蒸し煮する。
(3)マッシュルームの水分が出たらよく炒める。
(4)別のフライパンにバターと
オリーブオイルを入れてあたためる。
(5)(4)に鶏肉を入れて焼く。
(6)焼いている面がきつね色になったら、
ひっくり返して、もう片面も焼く。
(7)鶏肉に火が通ったら(3)を入れる。
(8)(7)にお玉1〜2杯分の水を入れて、
少し火を通して、クリーミーにする。
ソースとして使います。
(9)イタリアンパセリを入れて、全体を混ぜる。
出来上がりです。
ルッコラとパプリカ、赤玉ねぎのサラダを
いっしょにいただきました。
BUON APETTITO!
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