レシピその103
タコとジャガイモの温サラダ
〜ペダベーナのビール醸造所〜 |
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前々回、ご紹介したベッルーノの
アートフェスティバルの
搬出に行ってきました。
ベッルーノに行くことを友人たちにいうと
「ペダベーナにも行っておいで」と
みんなからすすめられました。
ペダベーナは宿から20分もかからずに
行けるところです。
有名なビール醸造所があり、
ビールを飲みながら、
地元料理も楽しめるとのことです。
下戸な私ですが、ビールは別で、
ビールのアルコール度はまったく気になりません。
そう、私はビールが大好きなのです。
まず、搬出の前夜に行ってみました。
山道を走っていると、
なんともいえない香りとともに、
突然、醸造所があらわれました。
大きい駐車場は観光バスや乗用車で満車状態です。
まばゆく光る建物からは、
明るく楽しい雰囲気の空気が伝わってきます。
レストランとパブに分かれていて、
どちらも楽しいざわめきの中心に
ビールがあります。
この醸造所には公園やテニス場、屋外劇場まであり、
その夜はちょうど
子ども向けの屋外劇をしていました。
家族づれも多く
大人達が食べて飲んでいるときは
子供達は自然の中で遊んでいるというように
家族みんなでのんびりと過ごせる環境で
私はパブで食後のビールをいただきました。
山の夜の冷たい空気の中でいただくビールも
おいしいものでした。
翌日は近所の町の観光をして、
昼食は、昨夜に引き続き、ペダベーナに行きました。
レストランの一室では、
結婚式の披露宴が行われていました。
他の場所では大きい一皿料理を食べています。
食事にあきた子供たちは
ピエロのパフォーマンスを見て
一緒に遊んでいます。
いつもどこのテーブルでも
おいしいビールがあふれています。
昨晩には気がつかなかったのですが
バイクに乗る人が多く、
バイクの数に驚きます。
ライダーが続々と入って行きます。
駐車場の車といい、バイクといい、
ここでビールを楽しんでいくのでしょうか。
この山道で飲酒運転?
少し怖くなりましたが
レストランでもパブでも
泥酔した人はみかけません。
ビールを飲み、
食べたり、話したりしながら
ゆっくりと時間をかけて
酔いをさましていくのでしょう。
醸造所の近くには山があり、森があり、
川があり‥‥この風光明媚な場所に身を置き、
この地の水を使って作られたビールで
体を浄化しているようでもあります。
▲愛犬といっしょに散歩しました。
さて、今回のお料理は
タコとジャガイモのサラダです。
ビールにもよくあいますので、
お楽しみくださいね。
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タコとジャガイモの温サラダ
■材料(4人分)
タコ:500〜700g
ジャガイモ:大2個
レモン:1個
ニンニク:1かけ
黒オリーブ:好みの分量
イタリアンパセリ:適量
バージンオリーブオイル:大さじ3
ケッパー:少々
塩:少々
※写真にはケッパーが写っていません。
☆準備
・オリーブは種を取って輪切りにする。
・レモンは絞る。皮はとっておく。
・ケッパー、イタリアンパセリ、
芽を取ったニンニク(※)はみじん切りにする。
※ニンニクの味を弱めたいときは、
丸ごとつぶしたものを用意し、食べる前に取り出す。
■作り方
(1)よく洗ったジャガイモを丸ごと水から茹でる。
(2)タコの掃除をする。
(3)塩でよくもみ洗いした後、水で塩を流す。
(4)レモンの皮と
イタリアンパセリの茎を入れたお湯に
タコを足から除々に入れて、
何回か出し入れを繰り返し、足を丸めていく。
足が丸まったら、タコをまるごと鍋に入れ、
弱火で45分〜1時間ゆでる。
(5)ジャガイモに串を通して
スーと通ったらゆであがり。
熱いうちに皮をむく。
(6)タコを切り分ける。足先は切り落とす。
(7)皮の柔らかい部分を取り除き
適当な大きさに切る。
(8)ジャガイモを一口大に切る。
(9)(8)にタコを入れ、絞っておいた
レモン汁を入れる。
(10)(9)にきざんだケッパー、イタリアンパセリ、
ニンニクを入れて、
塩加減をして全体をかき混ぜます。
(11)バージンオリーブオイルを入れて
ざっくりとかき混ぜ、味をなじませる。
出来上がりです。
さっぱりとした味付けなので
タコとジャガイモの持ち味が生きています。
ビールのおつまみにもあいますね。
どうぞお試しください。
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