レシピその117
フルーツのクロスタータ
〜日本とイタリアのテレビを観て〜 |
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日本にいるときの楽しみのひとつに
テレビ鑑賞があります。
言葉も難なく自然に入ってきて
理解できますし、
夢中になるときがあります。
春という時期がらもあるのでしょうか、
どの番組も背景に
生け花や花のアレンジメントがいっぱいです。
ワイドショー、政治座談会、料理番組、
コミカルな番組など、
どの番組にも花が添えられて百花繚乱の美しさです。
話す人たちの声もボリュームも
その花と同化しているように穏やかです。
テレビから目が離せません。
イタリアに帰って来てテレビをつけると、
まず、その声の大きさに驚きます。
そして写っている人たちの色の華やかに驚きます。
髪は、ブロンド、ブルネット、黒といろいろ。
瞳も、青、緑、茶色、グレーなど。
その上、特に女性は
からだの曲線を強調する服を着ていて、
えぐれた胸元には強い印象のアクセサリー、
そして、色鮮やかな化粧です。
そう、イタリアではどの番組も
女性そのものが花のようでもあります。
ひとりで淡々とアナウンスするときも、
シャクヤクやボタンの花のようで
魅惑的な香りを漂わせます。
大人数が出演する番組でも、
女性ひとりひとりが、満開の花のようです。
さて、今回ご紹介するメニューは
春の果物でいっぱいにしたクロスタータです。
満開の花のようですね。
でも、こちらは見るだけではなく
食べてもとってもおいしいですので
どうぞ試してみてくださいね。
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フルーツのクロスタータ
■材料(直径22cmの型用)
●生地の材料
バター:100g
小麦粉:200g
砂糖:60g
卵:1個
●具の材料
・カスタードクリーム用
卵黄:1個
砂糖:大さじ1
小麦粉:大さじ1
ミルク:120cc
生クリーム:大さじ2
・カスタードクリーム以外
お好みのフルーツ:適量
ナパージュ:適量
※ナパージュがない場合は固めのゼラチンに
好みのリキュールを入れて冷ましたものを使う。
またはアプリコットジャムを
シロップでのばしたものでもよい。
■作り方
(1)小麦粉をフォンターナ状にし、
その真ん中に砂糖と卵を入れてかき混ぜ、
常温にしたバターを入れる。
(2)ナイフと指先でざっくりと混ぜ合わせる。
(3)粉とバターが混ざりました。
(4)手でさっとひとまとめにし、
ラップをかけて冷蔵庫で30分以上休ませる。
(5)(4)を冷蔵庫から取り出し、
ラップを広げた上で生地を延ばす。
(このタイミングでオーブンを
150度に設定して、あたため始める)
(6)型のフチの高さの分も考慮して、
引き延ばす。
(7)型の上でラップごと裏返して
型に生地をかぶせるようにして入れる。
フチのところをよく押さえる。
(8)麺棒でフチからはみだした生地を切る。
(9)焼いている最中に生地の底がうかないように、
アルミホイルを敷いて重しをのせ、
150度にあたためておいたオーブンに入れて
20分焼く。
(10)20分経ったら
オーブンから取り出して重しをとり、
再びオーブンに入れて、15分くらい焼き、
焼き目をつける。
焼き上がったらオーブンから出し、冷ましておく。
(11)生地の中に敷く
カスタードクリームを作る。
鍋に卵黄と砂糖を入れてかき混ぜ、
そこに小麦粉を入れてかき混ぜる。
(12)あたためておいたミルクを入れて混ぜる。
(13)弱火にかけて、ふつふつとなるまで
かき混ぜながらゆっくり煮る。
(14)ふつふつとなったら火からはずし冷ます。
冷めたら泡立てた生クリームを加えて混ぜ、
焼き上がった生地に入れる。
(15)好みのフルーツを並べて、
ナパージュを刷毛でぬる。
はい、出来上がりです。
フレッシュフルーツと
クリームの絶妙なコンビネーション。
姪の子どもがイチゴが大好きで
その子のことを思いながらつくったら、
たくさんのイチゴをのせてしまいました。
みなさんもお好きなフルーツを
たくさんのせて召し上がってくださいね。
そうそう、残った生地は
ジャム入りクッキーにしました。
BUON APPETITO!
この日はボボの5歳の誕生日でした。
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