レシピその120
ハムステーキ 蜂蜜ソース添え
〜ワイナリー見学〜 |
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前回からの続きです。
コッラード・ベネデッティさんの
チーズとサラミ工房でお腹もいっぱいになり、
ヴェローナの展覧会場に出発しようとしたところ、
なんと「ジーロ・ディターリア」
(自転車レース)のため
道が封鎖されているので
夕方までヴェローナに
向かわないほうがよいとのこと。
夕方までの時間を
どう過ごそうかと思案していたら、
コッラードさんが、
「これから品物を納めに行く
近くのワイナリーがオープンデーだから、
一緒に行こう」
とさそってくれました。
そんなわけで、ワイナリーに行き、
この地方のワインを試飲をすることになりました。
▲高原の工房から
ヴェローナ方面に下って行くと
ぶどう畑が広がってきてワイナリーが並びます。
▲はじめに訪れたワイナリー「トッマージ」。
入り口でワイングラスが入っている袋を
渡してくれます。
▲ワイナリーの案内が始まります。
まずは外の畑から。
▲収穫したぶどうの保管所。
今はこのプラスティックの箱になって
便利で衛生的になったとのこと。
▲地下にあるワイン樽倉。
▲ワインをこの地方のお菓子や
コッラードさんのサラミやチーズを食べながら試飲。
もちろん、全て無料です。ワイン購入もできます。
ここでは、前回のメニューで使用した
ピーノグリジョというワインを買いました。
▲2件目のワイナリーは、
近代的な建物の「カンパニョーラ」。
▲地下のワイン樽倉。
▲ルネッサンスの絵に出てくるような
美人の案内嬢と。ここもコースの最後には、
ワインとお菓子やチョコレート、
コッラードさんのチーズやサラミが並びます。
チョコレートとワインは不思議な組み合わせでしたが、
口当たりをまろやかに感じ、ワインがすすみました。
何種類ものワインを試飲して
私の身体はどんどん熱くなっていきました。
▲3件目は小さい家族経営のワイナリーです。
中央がご主人です。
樽に使っている木の説明もあり、とても興味深く、
質疑応答を聞いているだけでも楽しいものでした。
▲試飲です。
朝日を浴びて育つぶどうと夕日を浴びて育つぶどうで
ワインの味が違うとのこと。日照時間が長い夏を越すと
味にもこんなに違いが出るのだと驚きます。
お酒があまり飲めない私も
この日はたくさんのワインをいただきました。
ワインが生まれる土地で、
その土地の空気を吸いながら
のんびり味わうと、
ワインがからだの細胞のなかにまで、
ゆっくりとしみこむようです。
ワイナリーを3件まわったら、
6時間があっという間に過ぎていました。
そして、やっとヴェローナに
到着することができました。
展覧会を企画した友人が
気を利かせて夫の絵を運んでくれていました。
予定もしていなかった出来事のおかげで
のんびりと美味しく過ごせた日でした。
▲ベローナの街が一望出来る
友人のアンセルミさんの家とご家族です。
一番左は夫です。
さて、今回ご紹介するメニューは
コッラード・ベネデッティさんの
チーズとサラミ工房のコック、
シルビアさんに教えていただいたものです。
シルビアさんの料理では、
ハムはその土地の特別な物を使っていましたが、
手に入りやすいもので代用しました。
ソースに使う蜂蜜も
オリジナルは栗の蜂蜜で、
苦みを効かせていましたが、
私はオレンジの蜂蜜を使用しました。
お好きな蜂蜜で作ってみてください。
また、蜂蜜ソースは冷凍保存して
ほかの料理にも使いたかったので、
多めの分量で作りました。
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ハムステーキ 蜂蜜ソース添え
■材料(2〜3人分)
ボンレスハムかロースハム:厚切り300g
豚スペアリブ:500g
野菜スープストック:1500cc
ニンジン:1本
タマネギ:1個
バター:30g
生クリーム:200cc
蜂蜜:小さじ山盛り1
ローズマリー:1本
セージ:1枚
塩・コショウ・ナツメグ・シナモン:適量
※豚スペアリブは蜂蜜ソースのだしとして使います。
※写真ではバターが写っていません。ご了承ください。
■下準備
・タマネギとニンジンは荒いみじん切りにする。
■作り方
(1)まず、ソースを作り始めます。
スペアリブをバターと一緒に鍋に入れて、
中火できつね色になるまで両面を焼く。
(2)野菜とローズマリーとセージを入れて
軽く炒める。
(3)野菜スープストックを入れる。
(4)出てきたアクをすくい取り、火を弱火にする。
(5)弱火で2〜3時間、アクを時々取りながら煮る。
(6)スペアリブとローズマリー、セージを取り除く。
残った野菜も鍋から取り除き、
目の細かいざるに押しながらこし、
表面の油分を取り除いてから、鍋に戻す。
(7)(6)に生クリームを加え、
弱火であたためながらゆっくりと混ぜる。
(8)蜂蜜を加える。
(9)ナツメグ、シナモン、塩、コショウで味を整える。
(10)(9)をあためている間にハムを焼く。
両面を焼く。
(11)(9)のソースの濃度がついてきたら
火を止める。
(冷めると濃度が増す)
出来上がりです。
つけ野菜はさっぱりと、
雑穀米とメロンのサラダ、
浅漬けの野菜ピクルスにしました。
お好みでコショウをたっぷりかけて
お召し上がりください。
BUON APPETITO!
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