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アーカイブ 2010/07/25
 
レシピその122
カラブリア風ペーストとトマトのパスタ
〜刺青〜


「暑い暑い」が挨拶になる夏です。
太陽の光が肌に強く突き刺さる感じです。
「本当に暑い!」と言っていると
友だちのミンマに
「暑いときには暑いと文句を言い、
 寒いときには寒いと文句を言い、
 それを聞いている神様は忙しいことだね」
と言われます。
そんなわけで、暑さを忘れるような楽しみを
探すことにします。

すぐに思いつくのは、目を楽しませてくれる
「夏のファッション」です。
今年の夏、目をみはるものは「刺青」です。

刺青をしている人は以前から見かけていました。
それらは、腕や足首、首まわり、腰などに
アクセント的に、可愛い文字や小さいデザインを
ちょっとあしらっている感じでした。
それが今年はバージョンアップして面積が広がり、
腕を刺青で埋めている人も多くなりました。

私と同年代のスーパーのレジ係のおばさんも
手首に刺青をして、刺青デビューしました。
おつりを受け取るときに、さりげなく見えます。
主婦のクラウディアもひとり娘の名前を腕に。
アンナも想い出の蝶を襟元に入れました。
犬仲間のロベルトは、
亡くなった両親の名前を入れました。
ファイナンスコンサルタントという
カタイ職種のフランチェスカも
桜吹雪の絵の上に漢字で自分の名前を入れてます。
彼女はさらに「芸者の絵を入れる予定だ」と、
計画を話してくれました。
A.C.ミランのファンであるファッビオは
結婚相手の名前を赤黒で入れましたが、
なんと離婚。
「名前を入れたのは早まったけど、
 色は一生悔やまない」と彼は言ってのけます。

多くの人が、自分の想いを
刺青でボディアートにして表わしています。
かんたんに消せない魅力が
想いの深さを語っているかのようです。
刺青は今では特別な意味を持つ物ではなく、
ファッションの一部と言っても
過言ではないでしょう。

さて暑いときのメニューは
パンチの効いた南の地方のパスタにしましょう。
調理時間も短いので、助かりますよ。

カラブリア風ペーストと
トマトのパスタ


■材料(2〜3人分)

パスタ:150g
トマト:100g
ドライトマト:5個
バジリコ:1本
ニンニク:1かけ
ケッパー:大さじ1
松の実:大さじ1(大盛り)
黒オリーブ:5個
オリーブオイル:大さじ1
塩:適量



☆下準備
・ドライトマトは酢を少々入れた水の中で
 やわらかく戻す。
・黒オリーブの種をとる。
・ドライトマト、ニンニク、松の実、バジリコ、
 黒オリーブ、ケッパーを、
 包丁で細かくみじん切りにする
 (フードプロセッサーでも出来ます)。
・トマトはサイコロ切りにする。





■作り方

(1)塩を入れた湯をわかし、
パスタをゆでる。



(2)オリーブオイルを
フライパンに入れてあたためる。



(3)トマトを入れて、強火でさっと炒める。



(4)(3)を水分がなくなるまで炒める
(1分くらいです)。



(5)(4)に下準備でみじん切りしたものを入れて
さっと炒めてなじませる。



(6)ゆだったパスタを(5)に入れて、
火をさっと通す。



(7)全体的に味をなじませる。



出来上がりです。

お好みでペペロンチーノオイルを入れたり
好みのチーズをお入れください。
ペペロンチーノオイルと
ペコリーノ・チーズ(羊乳チーズ)
を入れました。
南の太陽の味がするパスタです。

BUON APPETITO!


 
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