街の風景も秋の色になってきました。
天気が良いときは、青空高く澄みわたる
運動会の日のような気持ちになり、
心が踊ります。
秋が訪れるといろいろな街で、
味覚のお祭りが行われます。
先日はセヴェソで行われた「牧畜祭」に出かけました。
今回はその様子をご紹介しましょう。
この小さい街はコモ湖方面に
車で30分ほどの所にあります。
この地区は豚肉でサラミ作りをしていますので、
興味津々で出かけました。
会場に行くまでに、乗馬場や射的場があり、
子どもたちのはしゃぎ声で、
だんだんとお祭りの気分が盛り上がってきました。
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▲牛や豚、ヤギ、ウサギなどが
会場を埋め尽くしています。
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▲売買の場というよりも、
子どもと動物の触れ合いの場になっています。
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▲乳絞り体験。
どんな子にも絞らせている
牛の辛抱強さが鼻先に表れていますね。
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▲会場では、ダチョウ、鶏、ひよこ、ウサギ等も
売られています。
農機具や道具、野菜や蜂蜜、チーズ、サラミ、
そしておとぎ話にでも出てくるような、
飾り用のカボチャを売っている店もありました。
和みます。
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▲食用キノコと毒キノコの展示をしている
ボランティアのグループがありました。
すべて彼らが採取してきた
生のキノコですので説得力がありますね。
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▲チーズ作りの講習会です。
これは子ども向けの講習会でしたが、
家でもできる簡単な方法でしたので、
とても興味深いものでした。
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▲最後にできあがったチーズを
プレゼントしてくれました。
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▲どこからか炭焼きのバーベキューの
よい香りが漂ってきました。
振り向くと、みんな、食べています。食べています。
楽しい村祭りに参加して、
お腹も一杯になってミラノに帰ってきました。
さて、今回のメニューは
「牛肉の赤ワイン煮込み」です。
鍋でゆっくりと煮るだけですが、
香りが家中に漂い、冬の始まりを感じさせます。
冬の始まりを祝って、
とびきりおいしいワインで贅沢に煮てみました。
みなさまもいかがですか?
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牛肉の赤ワイン煮込み
■材料(4人分)
牛肉:950g(今回は腰肉を使用しました)
赤ワイン:1本(こくのある濃いものがオススメ)
タマネギ:2個
ニンジン:2本
セロリ:小2本
ローリエ:2枚
ニンニク:一欠片
シナモン:少々
ナツメグ:少々
丁字:3本
黒コショウの粒と粉:少々
塩:適量
バター:50g
※お好みで砂糖少々、グラッパ少々、ブランディ少々。
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■下準備
・肉は皮の部分など取り除く。
・野菜類はサイコロ切りにする。
・タマネギは四等分の大きさの所に丁字を刺す。
・ナツメグはする。
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・肉に上記の野菜と香料とワインを入れて
一晩寝かす。
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■作り方
(1)一晩寝かせた肉と野菜とワインを分け、
肉の水分をよく拭き取っておく。
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(2)鍋にバターを溶かす。
バター小さじ1はソース用に取っておく。
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(3)鍋があたたまったら肉を入れて
両面を焼き、塩・コショウする。
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(4)肉を一度取り出して
(1)の野菜を入れて炒め、
しんなりしたら肉を戻し、肉を廻しながら
野菜の味を馴染ませる。
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(5)ワインを入れて、フタをして、
弱火で2時間煮込む。
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(6)途中で肉をひっくり返し、
まわしながらゆっくりと煮込む。
1時間ほど経ったら、ローリエを取り除き、
さらに煮込む。
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(7)2時間後、肉を取り出して
アルミホイルに包む。
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(8)鍋の中の物を漉す。
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(9)煮汁だけ鍋に戻し、
あくなどを取り除いて、
煮込みソースを作る。
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(10)バター小さじ1を入れて
とろみがつくまで煮込む。
塩・コショウで味を整える。
味見をして、物足りないときは隠し味として、
砂糖、ブランディ、グラッパを入れてもよい。
今回は隠し砂糖をしました。
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(11)ソースができました。
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できあがりです。
付け野菜は
マッシュポテト、茹でいんげんのオリーブオイル味、
エリンギのオリーブオイル炒めです。
BUON APPETITO!
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ところで、最後に御礼を。
読者のみなさま、
そして「ほぼ日」の乗組員のみなさまのおかげで、
この連載も今月で、6年目を迎えました。
本当にご愛読ありがとうございます。
友人がサプライズパーティーをしてくれました。
支えてくれる仲間がいて幸せです。
また力がもりもりと湧いてきました。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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