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アーカイブ 2011/06/12
 
レシピその145
アンコウのグラタン〜イタリアの音色〜


日本からミラノに帰って来ました。
空港に着くやいなや
音の違いや
ボリュームの違いにおどろきます。
ラテンの国の音色に戻ります。

その音を出すのは
ささいな物たちです。
例えば、台車を取るときに出る音、
アナウンスの雑音や、
人の身体からあふれ出る声の音です。
日本語は奏でるように聞こえますが、
イタリア語は唄うように
めりはりがはっきりと耳に届きます。

今まではイタリアに帰国するときには
日本の航空会社を使っていました。
その飛行機に入ると
その環境から醸し出す音色から
「日本」を感じて、緊張感もゆるみ、
日本に到着する一足前の時点で
日本にいる日本人のような
感覚になっていました。

今回はイタリアの航空会社でしたので、
飛行機の中に入ると
そこはミニイタリアを感じました。
そのためかミラノに帰って来てからの
時差ぼけも早くに取れたような気がします。

外にでると、
太陽の力も強く鮮やかで
青空も色も濃く鮮明。

日の出ずる国から
陽がさんさんと輝く
イタリアに帰って来て
人と人が意思表示をしあう音色を
大きくはっきりと表現する
私に戻っています。

さて、今回のお料理は
真っ赤なトマトと一緒にお魚を焼きます。
今回はアンコウを使用しましたが
ほかの白身魚でもできます。
オーブントースターでもできますので
どうぞお試しくださいね。

アンコウのグラタン

■材料(2人分)

アンコウ:180g(身だけの分量)
熟したトマト:中2個
レモン:1個
食パン:1枚半
オリーブオイル:大さじ3
塩:適量
イタリアンパセリ:適量




☆下準備

・レモン入りのパン粉をつくる。
まず、レモンを良く洗い、皮を薄く切りとる。



・皮だけをフードプロッセサーで
荒いみじん切りにする。



・そこに食パンを入れてパン粉を作る。



・レモン入りパン粉のできあがり。



・アンコウは薄く切る。
・トマトは厚い輪切りにする。
・イタリアンパセリをみじん切りにする。
・オーブンを250度にあたためる。
・耐熱容器を準備する。




■作り方

(1)耐熱容器にトマトを並べて
250度のオーブンで15分前後焼く。
焼き上がり、オーブンの外に出した後、
オーブンの温度を200度にしておく。



(2)焼けたトマトの上にアンコウを並べる。



(3)塩をふる。



(4)パン粉をかける。



(5)オリーブオイルをかける。



(6)200度のオーブンで10分焼く。
焼き上がったところに
イタリアンパセリをかける。



はい、でき上がりです。
レモンの香りと焼きトマトの
さわやかな味わいをお楽しみくださいね。

BUON APPETITO!


 
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