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アーカイブ 2011/09/04
 
レシピその151
雑穀米とフルーツのサラダ メロン詰め
~夏のテレビ~


8月下旬のミラノは残暑が厳しいです。
この夏真っ盛りのような暑さのおかげで、
これから訪れる秋がますます待ち遠しくなります。

夏のミラノは、以前はバカンスに出かける人が多く、
ゴーストタウンのようになっていましたが、
最近では、街に残っている人も多くなりました。
そのため、イベントも企画もいろいろあり、
ミラノ残り組には楽しめる夏になってきました。

私の夏の楽しみのひとつは、
1日の終わりにテレビをゆっくりと見ることです。
よく見ているチャンネルが、
毎年、夏にやっている2大企画があります。
ひとつは何年も前の番組の再放送特集です。
何度も見たことがあるものばかりですし、
クリスマスの時期を舞台にした番組もまじっており、
これは局のバカンス中の手抜きを感じてます。
もうひとつ企画は、昔の映画の1シーンを
テーマにそって見せてくれる番組で、
銀幕のスターやテレビのスターの
若かりし頃の姿を見て楽しめるので
こちらは、気に入ってます。

この夏、くぎづけになった番組は、
「プリンセス・シシィ」です。
オーストリアのプリンセスであり、
永遠に語り継がれる
驚愕の美貌の持ち主・エリザベートを
ロミー・シュナイダーが若く輝く美しさで演じています。
この映画は3部作のシリーズもので、
ミラノでは毎年夏によく再放送されています。
1作目の「プリンセス・シシィ」は1955年に制作されました。
いまから56年も前の映画です。

友人のアントンは
台詞も丸暗記しているので、
目を閉じていてもシーンが浮かぶそうです。
でも、この映画の映像を見ないのはもったいないです。
独特なセピア色がかったカラーや
ロミー・シュナイダーの美しさに魅入られます。
とにかく、毎年、
この映画を見ないことには、夏が終わりません。

さて、今回、ご紹介する料理は
フルーツと雑穀米のサラダです。
どうぞお試しになってくださいね。

雑穀米とフルーツのサラダ
メロン詰め


■材料(2人分)

雑穀米:160g
メロン:1個
モモ:半分
リンゴ:半分
ピンクグレープフルーツ:半分
エキストラバージンオリーブオイル:大さじ2
塩・コショウ:適量
ミント:飾り用に少し



☆下準備

・雑穀は1時間水に浸ける。



■作り方

(1)塩を入れた湯で15~20分、雑穀米をゆでる。



(2)ゆであがったらざるにあげて、
水でさっと洗い、よく水を切っておく。
(お米のかたさはお好みで)



(3)メロンを横半分に切り、種を取り出す。
茎がある周辺は、お皿に起きやすいように
平らになるように切る。



(4)メロンで容器をつくる。
果肉の厚さを2センチほど残して
スプーンなどでくり抜く。



(5)リンゴとモモをサイコロ切りにしてボールに入れる。



(6)メロンをサイコロ切りにして、(5)とあわせる。
メロンをくりぬいたものは、
飾り用に10~12個、残しておく。



(7)(6)に雑穀米を入れる。



(8)ピンクグレープフルーツの皮と
甘皮を取り除き、果肉を小さく切ってボールに入れる。
したたる果汁をムダにしないように、
ボールの上で作業するとよい。



(9)ピンクグレープフルーツのカットが終わったら、
それをよくしぼる。



(10)塩・コショウ・エキストラバージンオリーブオイルで
味付けし、メロンにつめて、飾り付けをする。



はい、出来上がりです。
ミントを飾って爽やかさを加えました。
フルーツと雑穀米の
やさしい自然の味をお楽しみください。
BUON APPETITO!


 
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