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アーカイブ 2011/10/16
 
レシピその154
ネギのスープ、チーズアイスクリーム添え
〜受け継がれていく味〜


先日、姪夫婦の長女の洗礼式に
スイスまで行って来ました。
姪は26歳年下で、
彼女が赤ちゃんのときは
おしめを替えたりおんぶをして寝かせました。

その姪は、スイス人と結婚して一女を授かり
小椰(さや)ローザと命名。
ミラノから車で2時間弱のところに住んでいるので、
時たま、顔を見せに来てくれますが、
その度に、女性としても感心な、
あっぱれな母となり、
叔母として、彼女の変容を
感慨深い気持ちで見ています。

私よりずっとしっかりとしている姪ですので、
何事にも心配はしませんが、
出産に関しては
やはり身体あってのことですから、
私自身の経験から、一抹の不安がありました。
彼女の夫のニーノから、
無事出産の報告を受けたときには
うれしさで身体の芯が緩みました。

出産後は夫に育児の楽しさを啓蒙をしながら、
自前のバイタリティと理性で懸命に育児をこなし、
母としての醍醐味と自分自身の生活も楽しんでいます。

出産から1年経ち、
今回は我が子の「洗礼」を決意しました。
そして、洗礼の代父に夫の修平を選んでくれました。
はじめて女の子の父になった修平は大喜びです。



洗礼式に参列している人達全員の
心配と希望のピークである
「水で清める」ところも無事にすみました。



その後のパーティで
姪が愛娘に注ぐ眼差しや
優しく愛でる手の仕草を見て、
姪の中に私の母を見いだしました。

命を受け継いで、
そしてそれを紡いで行く。
時の流れを実感するとともに、
「喜び」という素直な感情がこみ上げてきました。
そしてそれが私の心を満たしてくれたのは、
一緒に祝ってあげたい実家全員の気持ちを
私が感じていたからかも知れません。



さて、親から子に、そして孫達にも伝わる料理。
それは身体をあたためる「つゆ物」です。
寒くなり始めたこのごろは、
スープ物を一口いただくと身体の落ちつきを感じますね。
ネギが甘くて美味しい時期になりました。
今回、ご紹介するのは、
「ネギのスープ」です。どうぞお試しください。

ネギのスープ、
チーズアイスクリーム添え


■材料(3〜4人分)

○スープの材料
ポロネギ(白い部分):300g※長ネギでも可
ジャガイモ:100g
野菜ブロード:500〜600cc
オリーブオイル:大さじ3
塩・コショウ:適量

○チーズアイスクリームの材料
卵黄:2個
グラニュー糖:15g
ミルク:100cc
生クリーム:100cc
リコッタチーズ:50g
ストラッキーノチーズ:50g
※チーズはカッテージチーズ100gでも可
塩・コショウ:適量

○飾り用の材料(お好みで)
ポロネギ(白い部分):適量※長ネギでも可
パルミジャーノチーズ:適量
バージンオリーブオイル:適量




☆下準備

・チーズアイスクリーム用の材料を全て計っておく。
・チーズは常温で柔らかくしておく。
・飾り用のネギは細めの短冊切りにして、
油で揚げておく。




■作り方

(1)チーズアイスクリームから作ります。
卵黄に砂糖を加えて
マヨネーズ状になるまで撹拌します。



(2)あためたミルクをかき混ぜながら入れます。



(3)生クリームを入れる。



(4)弱火で沸騰直前まであたためる。



(5)火から下ろしてチーズを加えて溶かす。
塩・コショウを少々入れる。



(6)容器に入れてフタをして冷凍庫に入れる。



(7)かたまってきたら、冷凍庫から出して、
何回かほぐし、また冷凍庫に入れる。



(8)スープを作る。
ネギとジャガイモは小口切りにする。



(9)鍋にオリーブオイルとネギ、
ジャガイモを入れて
弱火でゆっくりと炒める。



(10)よく炒めたら野菜ブロードを入れる。



(11)フタをして20分煮る。



(12)火から下して、ハンドミキサー等で
クリーム状にする。



(13)塩・コショウで味を整える。
※濃い場合はブロードを加えて調節する。



アイスクリームをのせて、
お好みで長ネギを揚げたものとタイムを飾り、
バージンオリーブオイルを少しかけます。

ちょっとおしゃれなネギスープの出来上がりです。

チーズアイスクリームをのせない場合は、
スープにバージンオリーブオイルと
パルミジャーノチーズをかけて
召し上がってくださいね。

BUON APPETITO!


 
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