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日本からイタリアに戻りました。 今回の日本滞在中に 「お辞儀」について 少し自分の中でのズレを感じました。 イタリアでも日常生活で会釈をしますが、 握手やキスを交わすのが主流で、 後は手でのジェスチャーになります。 そういえば私の子供の頃には、 親に頭を押さえられて、 まず頭を相手に下げ、言葉と一緒に、 お礼や謝罪をすることを教えこまれました。 立礼や座礼でも、 姿勢や頭を下げる角度まで うるさく言われたものでした。 そうやって身につけた日本のお辞儀が 今回の帰国ではとても新鮮に思えました。 横断歩道を渡った後に 車の人に「ありがとう」の気持ちを示す会釈をし、 運転手さんも「どういたしまして」と 会釈する姿もよく見かけましたし、 毎日の挨拶や なにかお願いするときや、 電話で話しながらでも、 会釈は生活に溶け込んでいました。 空港の高級店では、 お店を出るお客様の後ろ姿に いつまでも深々と頭を下げて見送る 店員さんを目撃しました。 いったいどんな買い物をしたのか? 何か問題があったのか? いらぬ好奇心を持ってしまったくらいです。 日本滞在中、スピード違反で罰金をとられました。 警官が手続きが終わった後に 出発する私達の車にお辞儀をしていました。 「ありがとうございました、 お手数をおかけしました」 という意味なのかもしれませんが、 罰金を課せられた身では素直になれず、 違う意味合いを探したりしたのは、 やはり私が「お辞儀」の持つ 多様的な意味合いをキャッチできてないからだと、 少しズレ初めていることに気がつきました。 ところで、親ばかによる付録です。 息子が日本で歌っている姿をのぞいてみてください。 http://vimeo.com/60950276 さて、今回はなつめのドルチェです。 簡単に出来ますのでお試しくださいね。
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