オリーブオイルは
私達の生活では欠かせないものです。
イタリア全土、南から北まで、
その土地ならではの
特徴のあるオリーブオイルができます。
ミラノに住む前は、
オリーブの産地が近かったので、
その土地のものだけで過ごしましたが、
ここミラノではオリーブはとれません。
とはいえ、全国のオリーブオイルを
取り寄せることができ、
その味を楽しむことができます。
時期になると、友人たちと
今年のオリーブオイルのでき栄え情報を
交換しながら注文します。
ミラノに来てすぐの頃は、
北のオリーブオイルに慣れていなかったため、
初めて味わったときは新鮮な驚きがありました。
特に友人が作る
ガルダ湖付近のオリーブオイルに出会ったときは、
すぐに虜になりました。
軽ろやかさと爽やかな香りが強く主張せず、
どんな料理とも相性が合い、
それでいて、しっかりとした腰の強さを感じる
オリーブオイルです。
その友人から去年、
「今年はとてもいいオリーブオイルができたよ」
と連絡がありました。
酸度計で測れないほど低酸度とのことです。
すぐに取り寄せて味見をしたところ、
はちきれんばかりの私の好奇心は
今までのように食べるだけではなく、
一度このオイルを作っている過程を
見てみたい気持ちでいっぱいになりました。
次回から、数回に分けて
収穫までをお伝えしていきたいと思います。
さて、今回のメニューは
日本のかき玉汁のイタリア版です。
各家庭の味がありますが
バッバが作った「ストラッチャテッラ」は
卵だけの柔らかい味です。
優しい卵の味をお楽しみくださいね。
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バッバの卵スープ、ストラッチャテッラ
■材料(2〜3人分)
鶏ブイヨン:600cc
卵:2個
パルミジャーノ:30g
イタリアンパセリ:適量
塩:適量
ナツメッグ(好みで):少々
☆下準備
・イタリアンパセリをみじん切りにする。
■作り方
(1)ブロード(鶏ブイヨン600cc)を
火にかけておく。
器に卵とパルミジャーノを入れる。
(2)よくかき混ぜる。
(3)ナツメグを入れる。
(4)混ぜる。
(5)沸騰したブロードをフォークでかき混ぜ、
渦の流れを作る。
(6)そこに卵を流しこみながら
フォークや泡立て器でかき混ぜる。
(7)入れ終わったら火を消す。
器に入れて
イタリアンパセリを散らします。
あっという間にできました。
熱々をどうぞ。
パン粉やセモリナ粉を
パルミジャーノと同量入れたり、
かたくなったパンを小さく切ったものを入れて、
ボリューム感をつけたり、
レモンの皮をいれて、
爽やかな味にしたり、
いろいろお試しください。
BUON APPETITO!
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