秋風が吹きはじめましたが、
私の夏のバカンス風は
まだまだ体に吹き渡ります。
そんなわけですので、
この夏、バカンスで行った
カリアリの話をきいてください。
ここは、夫が版画の講習会をするために
招待されたところです
私は一日だけ講習会を見に行き、
後は、日中は、一人旅をしていました。
歩いていると王国だった時代の名残を感じるものの、
いろいろな国の血が混ざりあっている人たちがいる、
その住人たちを見て、
私自身もここにいて外国人であることを感じない
おかしい錯覚を覚えました。
いろいろなメンタリティーがあって当たり前の
この自由な空気が私を心地よく包みました。
▲版画工房教室。
左からスペインからの受講生ファティマ、
主催者の版画家ガブリエッラ、夫・修平、
ダリオ(ガブリエッラさんの夫、ハープ奏者)
▲黙々と作品を作る受講生達。
▲先生と海外受講生が集い、毎晩遅くまで夕食。
カリアリで育った彼らの話をきいて
彼らがとてもオープンでありながら
時代の流れの中で
たくましく育った気質を持っていることを感じました。
一人でぶらぶらとして観光をする。
信号が変わるときに秒数が示されたり、
バスの待ち時間が正確に表示されること、
切符がバスの中でも買えるやさしいシステムなど、
こまやかなところが、とても新鮮でもありました。
そして、夢にまで見たサルデーニャの海の色‥‥
それはあまりにも美しくて、
我を忘れてしまい、
写真を撮ることさえできませんでした。
よいバカンスでした。
さて、今回ご紹介するメニューは
カラスミのパスタです。
トマトを加えたタイプで
私は生パスタを使いましたが、
スパゲッティでもおいしくできます。
今回はこちらでは手頃な
「マグロのからすみの粉」を使いましたが
もし、カラスミがある場合は削って使うと
最高のパスタができ上がります。
ボラのカラスミの粉の場合は
味が優しいので量を増やしてくださいね。
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カラスミとトマトの生パスタ
■材料(2人分)
生パスタ:160g
マグロのカラスミ:大さじ1+かける分を適量
※ボラのカラスミの場合:大さじ3+かける分を適量
EVオリーブオイル:大さじ3+かける分を適量
トマト:小2個
ニンニク小1欠片
鷹の爪:半分
バジリコ:1枚
塩:適量
☆下準備
・トマトは湯むきして細かく切っておく。
・バジリコは手でちぎりトマトに入れる。
パスタ用のお湯を鍋に沸かし始める。
※塩はいつもより少し少なめに。
■作り方
(1)フライパンにオリーブオイルと
ニンニクの芯を取って潰した後
カットしたものをを入れ、
中火にかける。
(2)ニンニクの香りが出てきたら、
鷹の爪を入れる。
(3)トマトとバジリコを入れて
数分煮る。
(4)カラスミを入れて火を止め、
全体をかき混ぜておく。
(5)パスタをゆでる。
(6)固めに茹でたパスタを
フライパンに入れる。
(7)茹で汁をお玉1を加えて
混ぜながら味をなじませる。
EVオリーブオイルとカラスミをかけて
出来上がりです。
豊かな海の味をお楽しみ下さいね。
BUO NAPPETITO!
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