冬らしくなったミラノです。
日本から帰ってくるときの飛行機で、
機内の全ての座席モニターが壊れていたので
心置きなくよく寝ることができました。
空港に着くと、税関は2つしか開いておらず、
長蛇の列でした。
今回一緒に日本に帰国した姪と
その姪の3歳と1歳の子どもも
長蛇の列に並んでいましたが、
税関の人が遠くから手の合図で呼んでくれ、
私たちを優先してくれました。
「今度から僕達に子ども連れだということが、
すぐわかるように
はっきりと見える場所にいなさい」と言われ、
子どもに優しい国に戻ってきて、
その優しさに心あたたまるとともに、
税関の皆がそうだと思ってはいけない
と同時に思うことが、
あたりまえの国に帰ってきたという思いが、
日本にいる気分から
イタリアに戻ってきたことの
リセットのウォーミングアップでした。
空港には姪のスイス人の夫が
迎えにきてくれていました。
慣れないミラノの空港のパーキングで
パーキングメーターを探すことに時間がかかり、
やっと見つけた彼は、
その場で車を止めて支払いに行きました、
が、なんと出口をふさいでしまっていて、
次にきた車の運転手から、
「なんてとこにとめてるんだ!
早く移動しろよ!」と、
罵声が飛んできました。
車の運転にはせっかちな
ミラノ人らしい行動です。
ところがスイス人の姪の夫のほうは、
「数秒待ったところで、人生の何が変わる?」
と、なんともスイス人らしい返し言葉。
ミラノ人も車のスイスのプレイトナンバーを見て
あきらめたに違いありません。
この2国間のやりとりを聞いて
「あ〜、ミラノに戻ってきた!」と
ゆかいな気分で
イタリアにスイッチオンが出きました。
さて、今回は栗シリーズです。
時間はかかりますが、あると便利な2品です。
夜長の楽しみにいかがですか?
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栗のシロップ漬け
■材料
栗:450g
砂糖:500g
水:500cc
■作り方
(1)水から栗をゆで、
沸騰してから2〜3分ゆでる。
(2)ゆで汁が人肌になったら
栗の鬼皮と渋皮をむく。
お湯が冷めたらお湯を足して、
栗をあたたかい状態のままでやると
鬼皮がむきやすい。
(3)腐っているところや
虫食いになったところは取り除く。
(4)砂糖と水を鍋に入れて、
煮溶かす。
(5)栗をビンに入れ、
栗が隠れるまでシロップを入れる。
(6)しっかりとビンのフタを閉め、
鍋にビンを並べ、
ビンが隠れるまでお水を入れ、火にかける。
沸騰してから火を弱め、20分煮沸する。
栗のペースト
■材料
栗:600g
※中身は420gになりました。
砂糖:150g+50g
ミルク:200g+50g
☆下準備
・栗は水からゆで沸騰してから15分ゆでて、
中身を取る。
■作り方
(1)栗の中身にミルク200ccと
砂糖150gを入れ中火で煮る。
(2)弱火で焦げないように
かき混ぜながら10分くらい煮る。
(3)バーミキサーで潰す。
(4)写真は栗のつぶが少し残っている状態。
つぶを残したペーストにしたいときには
ここでバーミキサーをとめる。
(5)柔らかい肌目にしたいときには
(4)をこす。
(6)鍋にこした栗を入れる。
(7)砂糖50gとミルク50ccを入れ
弱火で煮ながら練る。
(8)なべ底に筋が見えるようになったら
火を消す。
(9)ビンに入れる。
ペーストを入れ、
ビンをトントンとしながら
空気を抜き少しずつ入れる。
しっかりとフタを閉めて煮沸する。
はい、出き上がりです。
BUON APPETITO
クリスマスやお正月の準備が
ひとつできましたね。
▲これは2年前に作った物です。 |
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