我が家のある日の朝食をご紹介します。
日本のお餅が主役の、特別な朝食です。
今年のお餅はなにせ格別です。
毎年、年末に岡山から
お餅を送ってくださる方がいて、
我が家のお正月はこのお餅で幕が開きます。
ところが、去年末は、お餅が届きません。
松の内になっても、着きません。
「もしや、何かあったのかしら?」
お餅が来ないことが
どんどん気がかりになってきました。
なにぶんこちらがいただくものなので、
電話もしづらくて困っていたところ、
啓蟄の2月に入ったころ、
待ちに待ったお餅が届きました。
岡山から届くお餅は、
玄米、草餅、豆餅と味もいろいろで、
私がこちらの餅米で作るお餅とは違い、
のびやかでいながら、
しっかりとした腰の強さがあり、
日本人の私達の体の細胞の全てが、
その栄養分を吸収し、
エネルギー源にするような感じがします。
こんなに豊さを感じる、
幸せ感に満ちた朝食で一日が始まることは、
誇張ではなく、本当に幸せ感に包まれます。
自然に「ありがたい」と夫婦で声を合わせます。
すぐに送り主にお礼の電話を入れました。
送り先の住所を間違えて、
日本まで戻る長旅をして、
あらためて餅をついて送ったため、
時間がかかったとのことでした。
「戻ってきたお餅がミラノの味がした」と、
お元気な声にほっとして、
ミラノの味のお餅なんてどんなかしら?
なんて微笑ましく想像しました。
心の伝達。
それはこんな時に感じます。
安堵感とおいしさで
松山家の食卓についに春がきました。
息子さんに「今度は持参することだね」と
笑われたそうです。
次回は我が家の玄関で
お餅と一緒のご夫婦を
お迎えしたいと期待しています。
さて、今回ご紹介するメニューは
レモンのマーマレードです。
私のレモンの季節は続いています。
レモンの味も皮の厚さもいろいろです。
レモンの酸っぱさや皮の煮方の調整は
お好みでされてくださいね。
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レモンマーマレード
■材料(ビン3個分)
無農薬レモン(実のみ):570g
レモン汁:250g
レモン皮:200g
グラニュー糖:500gから
200cc入るビン:3個
☆下準備
・ジャムを入れるビンを煮沸消毒する。
■作り方
(1)レモンをよく洗い、
実が出るように皮を分厚くはぐ。
実に白いところが残っていてだいじょうぶ。
皮は水につける。
煮る分の皮は白い部分もつけておく。
(2)種をとりながら、実をとる。
(3)小袋もよく絞って汁をとる。
(4)実と汁、砂糖の半分を入れる。
(5)弱火にかけて30分煮る。
(6)煮てる間に皮を薄くスライスする。
(7)皮を湯がく。
(8)好みで1〜3回湯がく。
(私は苦いのが好きなので1回のみ)
(9)(5)をバーミキサーで細かくする。
(10)(8)の皮を入れて煮込み、
残りの砂糖を入れて、
10分くらい煮詰めて仕上げる。
※甘さが足りないときは、
好みの甘さになるまで砂糖を足す。
(11)冷凍庫に入れて冷やしておいたお皿に、
液を少し垂らしてかたまり具合を確認する。
(12)熱いうちにビンに詰め、
汚れを拭いて、
すぐにフタをよく閉める。
(13)少し冷めたら、水を入れた鍋に入れ、
沸騰してから15分間、煮沸する。
はい、出来上がりです。
レモンの酸っぱいさわやかさがお口に広がります。
どうぞお試しくださいね。
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