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アーカイブ 2014/05/11
 
レシピその219
白身魚のスプマンテ ザバイオーネソース
~ミラノの「もったいない展」~


前回に続き、同時期に開催された
もうひとつの展覧会を写真でご紹介します。
ルチアーナ・マタロン美術館で開催された
「もったいない展」です。
「環境の未来、クリエーターからの発信」というテーマで
リサイクルの物を使ったプロジェクトや作品が並びました。
色々な切り口から観た「もったいない」。
柔軟で自由な表現をした作品たち。
私も生活の中で 考える力を養い、
それをおしまずに使わなければと
痛感させられた展覧会でした。
1ヵ月の会期中には、
着物の着付けショー、お茶会、日本の歌のコンサートなど
日本文化を紹介する日もありました。
キュレーターは友人のミケーレです。


▲和紙を使ったミウラ折りのランプ


▲工場排水から産まれた
 日本の新素材グリーンビズを使った作品。



▲ミラノ工科大の研究室の提案。
 グリーンビズの特徴を生かしたプロジェクト。



▲家屋や庭に使用する[Lascia la scia]の提案。
 ガーデン部分にひよこを放して目を引き寄せていました。



▲漆を塗った明治時代の伊勢型紙を
 和紙に漉き込んだ照明。



▲ミラノの建築家のプロジェクトも興味ある物でした。


▲たくさんの人が興味深く観ていました。


▲ダンボールでできた家具。


▲グリーンビズを使った作品(写真奥)。
 アーティストの表現の自由さは意表をつきます。



▲カレンさんたちによる日本の歌曲のコンサート。
 会場が柔らかい「和」の雰囲気で包まれました。



▲ダンボールのお茶室。
 簡単に作れて軽量で堅牢です。
 着物の着付けショーも行われました。



▲裏千家ミラノによるお茶会。
 静寂な空気が満ちます。




私たちマンマ3人組は料理で参加しました。
隣の部屋ではお茶会中で、
物音をたてないように素早く準備できたのは、
ご一緒したみなさんの協力の賜物でした。



食べ物の香りで来場客が集まり、
Buon Appetito! の会話で表情がゆるみます。

さて、今回は夫の誕生日のために作った
ちょっとオシャレなお魚料理です。
どうぞお試しくださいね。


白身魚のスプマンテ ザバイオーネソース

■材料(2人分)

タラの切り身:2枚
塩、コショウ:適量
タイム、イタリアンパセリ:適量
オリーブオイル:適量

・ザバイオーネソース用

スプマンテorシャンパン:コップ半分
白ワイン(辛口):コップ半分
卵:4個(全卵1個と卵黄3個)
砂糖:大さじ1
エシャロット:1個
ワインビネガー:大さじ1
バター:25g
ピンクペッパー:小さじ1
粒黒コショウ:少々
ローリエ:1~2枚
塩:適量




☆下準備

・生タラに塩をふり、しばらくおく。

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・卵の黄身を分ける。
・エシャロットは微塵切りにする。
・粒黒コショウは荒く潰す。




■作り方

(1)小鍋に白ワイン、ワインビネガー、砂糖、
ローリエ、エシャロット、黒コショウ、塩を入れ、
3分の1になるまで弱火で煮詰める。




(2)(1)をこして冷ます。




(3)別の鍋に(2)と卵、塩、スプマンテを入れて
湯煎にかける。




(4)泡立て器で、湯煎をしながら、
8~10分くらいかき混ぜる。




(5)もったりしてきたら、
仕上げにバターと
ピンクペッパーを入れてかき混ぜる。
冷やさないようフタをしておく。
これでソースの出来上がり。




(6)フライパンにクッキングペーパーを敷き、
オリーブオイルを少したらす。




(7)(6)に水気を切ったタラをのせて
タイムを置き、オリーブオイルを少しかけ廻す。




(8)クッキングペーパーでくるむ。




(9)フタをして中火で蒸し焼きにする。




(10)紙ごと裏返して
火の通るまで数分焼く。




はい、出来上がりです。
お皿に焼いたタラをのせて
その上からソースをかけ
飾りにピンクペッパーと
イタリアンパセリの微塵切りをかけました。
付け野菜は蒸しジャガイモにしました。

BUON APPETITO!


 
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