友人のフランコのパンを食べるたびに、
いつか作り方を教えてもらおうと思っていました。
今回やっと、その機会に恵まれました!
フランコ68歳。
オリベッティのマーケティング部門で働き、
定年を迎えてからは、
ガレリスタ(画廊経営)をしています。
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さっそく、彼がキッチンに案内をしてくれました。
廊下のアート作品が大理石のデザインと相まって
素敵な空間です。
彼とお手伝いさんと私の3人で
パン作りを始めました。
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▲すでにイーストをお湯につけて
温度調節をしていました。
細やかな気遣いに驚きます。
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▲慣れた手つきで練りはじめます。
分量は手加減で決めていきます。
生地を発酵させる間、
広い家に飾ってある絵を観ていきましょう。
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▲居間も作品であふれています。
仕事でイタリアの各地をまわりながら
23歳から絵のコレクションを始めたそうです。
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▲仕事部屋。
好きな作家の絵に囲まれています。
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▲玄関入り口も絵であふれています。
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▲子供部屋もアートの香り。
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▲さて、発酵が終わり、形づくりです。
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▲今回は同じ生地から
青オリーブ入り、黒オリーブ入り、
ペペロンチーノ入り、クルミ入りの
4種類のパンを作りました。
一度に焼きます。
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▲焼きあがったら、
水で濡らした布の上に入れ物をおき、
すぐに手を水で濡らして表面をなぜます。
最後の手入れです。
彼のこだわりのひとつです。
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▲パパのパンをすぐに味見して「おいしい!」。
学校から帰宅してすぐにつまみ食いをする
次男のジョバンニ16歳です。
「パンは食事には欠かせない物。
その大切な存在の物を手づくりにすると
食事全体が変わるんだ」とフランコ。
特にお客様を招待するときは、
必ずパンを作るそうです。
「料理のスタートの前菜と
一緒に食べるパンは
一番のようこその気持ちなんだよ」
確かに席についてまず手がのびるのはパンです。
彼のおもてなしの心遣いに感心しました。
さて、今回は奥さんのジョコンダが
フランコのパンの作り方に加えて、
耳寄りレシピを教えてくれました。
一度にいろいろな小麦粉を使ってのパンです。
ちょっと忙しいですが、
味わいをいろいろ楽しんでくださいね。
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フランコとジョコンダの
手づくりパン
■材料
小麦粉(強力粉、カムット粉、雑穀粉):各150g
小麦粉:100g(イースト菌に入れる分)
ミルク:100cc
ぬるま湯:適量
砂糖:10g
塩:15g(各5gずつ)
オリーブオイル:35cc+適量
イースト菌:25g
クルミ+乾燥イチジク合わせて:100g
アーモンド+松の実など合わせて:100g
乾燥ペペロンチーノ:少々
乾燥トマト:40g(水に戻した分量)
ごま:少々
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■作り方
(1)人肌にあたためたミルクに
砂糖を加えて溶かし、
そこにイースト菌を加えて混ぜておく。
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(2)発酵をはじめたイースト菌に
小麦粉を入れ、かき混ぜる。
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(3)3種類の小麦粉をはかり、
各小麦粉に塩を加える。
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(4)各小麦粉に(2)を
均等に加えて混ぜる。
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(5)それぞれを練る。
生地がかたい場合は
ぬるま湯を足しながら練る。
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(5)それぞれをよく練る。
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(7)生地を休ませる。
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(8)生地に入れる材料を細かく刻む。
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(9)30〜40分たって、
生地が2倍に膨らんだら取り出し
ガス抜きをしてのばし、
(8)を入れて軽く練る。
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(10)鉄板にクッキングペーパーを敷き、
オリーブオイルを少しかけ、
好きな形に成型した種を
そのオリーブオイルにつけながら並べる。
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(11)それぞれの種を好きな形にして
2次発酵させる。
型に入れる物は、
型にオリーブオイルを塗ってから入れる。
オーブンを180〜200度にあたため始める。
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(12)丸型には卵の白身をといたものを塗り、
ごまをかける。
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(13)180〜200度のオーブンで
こんがりするまで焼き、
水で濡らした布の上に鉄板をおき、
焼けたパンの表面を
水で濡らした手でなぞる。
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(14)焼きあがりました。
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少し忙しかったでしょうか?
でも楽しい味がいっぺんに
味わえますので、
どうぞお試し下さいね。
BUON APPETITO!
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