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アーカイブ 2014/09/21
 
レシピその228
フランコとジョコンダの手づくりパン
~パンづくりを習いました~


友人のフランコのパンを食べるたびに、
いつか作り方を教えてもらおうと思っていました。
今回やっと、その機会に恵まれました!
フランコ68歳。
オリベッティのマーケティング部門で働き、
定年を迎えてからは、
ガレリスタ(画廊経営)をしています。



さっそく、彼がキッチンに案内をしてくれました。
廊下のアート作品が大理石のデザインと相まって
素敵な空間です。
彼とお手伝いさんと私の3人で
パン作りを始めました。


▲すでにイーストをお湯につけて
 温度調節をしていました。
 細やかな気遣いに驚きます。



▲慣れた手つきで練りはじめます。
 分量は手加減で決めていきます。
 生地を発酵させる間、
 広い家に飾ってある絵を観ていきましょう。



▲居間も作品であふれています。
 仕事でイタリアの各地をまわりながら
 23歳から絵のコレクションを始めたそうです。



▲仕事部屋。
 好きな作家の絵に囲まれています。



▲玄関入り口も絵であふれています。


▲子供部屋もアートの香り。


▲さて、発酵が終わり、形づくりです。


▲今回は同じ生地から
 青オリーブ入り、黒オリーブ入り、
 ペペロンチーノ入り、クルミ入りの
 4種類のパンを作りました。
 一度に焼きます。



▲焼きあがったら、
 水で濡らした布の上に入れ物をおき、
 すぐに手を水で濡らして表面をなぜます。
 最後の手入れです。
 彼のこだわりのひとつです。



▲パパのパンをすぐに味見して「おいしい!」。
 学校から帰宅してすぐにつまみ食いをする
 次男のジョバンニ16歳です。



「パンは食事には欠かせない物。
 その大切な存在の物を手づくりにすると
 食事全体が変わるんだ」とフランコ。
特にお客様を招待するときは、
必ずパンを作るそうです。
「料理のスタートの前菜と
 一緒に食べるパンは
 一番のようこその気持ちなんだよ」
確かに席についてまず手がのびるのはパンです。
彼のおもてなしの心遣いに感心しました。

さて、今回は奥さんのジョコンダが
フランコのパンの作り方に加えて、
耳寄りレシピを教えてくれました。
一度にいろいろな小麦粉を使ってのパンです。
ちょっと忙しいですが、
味わいをいろいろ楽しんでくださいね。


フランコとジョコンダの
手づくりパン


■材料

小麦粉(強力粉、カムット粉、雑穀粉):各150g
小麦粉:100g(イースト菌に入れる分)
ミルク:100cc
ぬるま湯:適量
砂糖:10g
塩:15g(各5gずつ)
オリーブオイル:35cc+適量
イースト菌:25g
クルミ+乾燥イチジク合わせて:100g
アーモンド+松の実など合わせて:100g
乾燥ペペロンチーノ:少々
乾燥トマト:40g(水に戻した分量)
ごま:少々




■作り方

(1)人肌にあたためたミルクに
砂糖を加えて溶かし、
そこにイースト菌を加えて混ぜておく。



(2)発酵をはじめたイースト菌に
小麦粉を入れ、かき混ぜる。



(3)3種類の小麦粉をはかり、
各小麦粉に塩を加える。



(4)各小麦粉に(2)を
均等に加えて混ぜる。



(5)それぞれを練る。
生地がかたい場合は
ぬるま湯を足しながら練る。



(5)それぞれをよく練る。



(7)生地を休ませる。



(8)生地に入れる材料を細かく刻む。



(9)30~40分たって、
生地が2倍に膨らんだら取り出し
ガス抜きをしてのばし、
(8)を入れて軽く練る。



(10)鉄板にクッキングペーパーを敷き、
オリーブオイルを少しかけ、
好きな形に成型した種を
そのオリーブオイルにつけながら並べる。



(11)それぞれの種を好きな形にして
2次発酵させる。
型に入れる物は、
型にオリーブオイルを塗ってから入れる。
オーブンを180~200度にあたため始める。



(12)丸型には卵の白身をといたものを塗り、
ごまをかける。



(13)180~200度のオーブンで
こんがりするまで焼き、
水で濡らした布の上に鉄板をおき、
焼けたパンの表面を
水で濡らした手でなぞる。



(14)焼きあがりました。



少し忙しかったでしょうか?
でも楽しい味がいっぺんに
味わえますので、
どうぞお試し下さいね。
BUON APPETITO!


 
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