「ミラノ・サローネ国際家具見本市」の会期中は
料理を担当しているため、
ほかのブースの見学はなかなかできません。
でも今年は、我が家に逗留していた
「包む展」のメンバーの友人が
私にサローネをかいま見せてくれました。
この日は夫の還暦の誕生日。
夫が通う空手道場に、
ケーキを持って行くことにしました。
でも、ケーキを入れる箱がなかなか見つかりません。
友人が帰ってきて、
困っている私の様子を見て、
さっそくケーキボックスを作ってくれました。
▲ケーキのサイズを測り、
作品用に準備していたダンボールで
ササッと作ってくれました。
取っ手やフタなどの細部にも
工夫してくれました。
▲箱を開けたところ。
ケーキもずれません。
▲道場の休憩時間に間に合いました。
喜びを分かち合える友たちとお祝いできて、
感無量の夫です。
▲丈夫なケーキボックスは置き台にもなりました。
作品用の大切な素材を惜しげなく使って、
すぐに作ってくれたケーキボックス。
顧客(私)の望みをすぐに分かって、
それにあった入れ物を作る。
作る人と使う人。
作る人がどんな大きな耳を持って、
使う人の声を聞き入れてくれるか。
それは人間的な優しさに繋がっていくのかも、
と思いました。
▲ケーキボックスをつくってくれた小林秀行さんです。
「ミラノ・サローネ国際家具見本市」に出品した作品は
日本酒のケースです。
開くと屏風になる彼らしい遊心があふれる物でした。
今年の「ミラノ・サローネ国際家具見本市」は、
我が家に、そして私の心にしっかり届きました。
彼の持つ気持ちに心をつかまれました。
おまけですが、
夫の還暦もみなさまに祝っていただけたらうれしいです。
さて、今回ご紹介するメニューはアスパラのスフレです。
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アスパラのスフレ
■材料(プリン型2個分)
<ムース用>
グリーンアスパラ:250g(かたい部分を除いた分量)
新タマネギ:小1個
卵:1個
パルミジャーノ:大さじ山盛り1
生クリーム:40cc
バター:25g
バター(型に塗る分):適量
水か野菜のブロード:適量
<ソース用>
生クリーム:70cc
パルミジャーノ:大さじ2
塩、コショウ:適量
(06.jpeg)
☆下準備
・アスパラは下のかたい部分を除き、皮をはぐ。
・パルミジャーノをする。
・卵はかき混ぜておく。
・アスパラの頭の部分は飾り用にとっておき、塩ゆでする。
・アスパラの残りの部分はムース用に小口切りにする。
・新タマネギは荒微塵切りにする。
・オーブンを180度にあたためておく。
■作り方
(1)フライパンにバターと
タマネギを入れて炒める。
(2)アスパラと塩少々を加えて炒める。
塩は後でチーズが入るので少な目にする。
(3)底が焦げないように
野菜のブロードか水を少々入れる。
(4)アスパラが柔らかくなるまで
炒めながら煮る。
(5)アスパラをバーミキサーで
ムース状にして冷ます。
(6)卵、パルミジャーノ、生クリームを入れる。
(7)バーミキサーで数秒間撹拌する。
(8)バターを塗ったプリン型に入れる。
水をはった天板に並べる。
180度にあたためたオーブンで、
25〜30分くらい湯煎しながら焼く。
(9)串をさして串にどろっとした生地が
つかなかったら出来上がり。
(10)ソースを作る。
生クリームにパルミジャーノを入れ、煮溶かす。
プリン型からはずし、
残しておいたアスパラガスの頭を飾り、
コショウをかけて、出来上がりです。
BUON APPETITO!
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