おさるアイコン

アーカイブ 2015/07/12
 
レシピその248
タコとセロリの冷製パスタ〜足のリハビリ。〜


2008年に痛めた足が、
半年前に再び動かなくなり、
痛みが走るようになりました。
心が沈み、ムリを押して過ごすなかで、
「アモーレ」と呼びたくなる、
私の心をつかむ人がいます。
それは、以前ご紹介したこともある
理学療法士のマリオです。
マリオが経営するリハビリセンターに行くと、
「何があったんだい? 」で始まる会話で、
私の「真」に向き合って、
体と心のバランスをすぐに察知してくれます。
温かい愛情を心身から感じます。
それでは、リハビリの様子をご紹介しましょう。


▲「Diatermia Endogena」という
 内部の神経に刺激を与える機械を使います。
 痛みが和らぐのを実感します。



▲「昨日は何をして過ごした? 」とマリオ。
 他愛もない会話の中から診断していきます。



▲こちらはルーカ。
 コンピュータシステムで膝に負担をかけず、
 支える筋肉を鍛える運動をします。



▲優しい眼差しで機敏にプロの対応をするルーカ。
 患者と理学療法士という付き合いではなく、
 友達同士の付き合いです。
 じっくり時間をかけて治療するため、
 リハビリルームを同時に使う患者の数は
 3名までとなっています。



半年間、この治療を毎日続け、
彼らのお陰で足が動くようになりました。
治療を始めた頃、
中庭の塀からのぞいていた緑の芽は、
いまでは、青々とした蔓を伸ばし、
悠々と風になびいています。
足が動くようになったことで、心も弾み、
これからの目標もたてることができます。
「アモーレ。本当にありがとう」
という気持ちでいっぱいです。

みんなのお陰で、
毎日を過ごしていることを感じられる日々。
私に出来ることといえば‥‥
おいしいものを作ってよろんでもらうこと。
マリオからは
「お礼は、日本食を毎日つくって! 」と所望され、
苦笑した次第です。

さて、今日のメニューは冷製パスタです。
タコとセロリがたっぷり入っています。
前回のイタリアンパセリのオイル漬けも使います。
ぜひ、お試し下さいね。

タコとセロリの冷製パスタ

■材料(2〜3人分)

タコ:600g
パスタ:350g(今回は生パスタを使用)
セロリ:数本
完熟トマトソース用:中2個
ミニトマト:120g
レモン:1個
松の実:30g
ニンニク:1欠片
鷹の爪:好みの分量
EVオリーブオイル:大さじ7
塩:適量



☆下準備

・完熟トマトを湯むきして、包丁で叩く。



・トマトをゆでたお湯に
レモンの皮とセロリの葉を入れて
タコを30〜40分くらい弱火でゆでる。



・ニンニクと鷹の爪を一緒にみじん切りにする。



・松の実をフライパンで軽くトーストする。



・レモンを絞る。
・セロリは繊維を取り、薄切りにする。
・ミニトマトは4〜8等分に切る。



■作り方

(1)セロリ、湯むきしたトマト、ミニトマト、
ニンニクと鷹の爪、EVオリーブオイル、
レモン汁を器に入れて混ぜ、
冷蔵庫で30分以上冷やす。



(2)ゆでたタコを冷まし、薄切りにして(1)に加える。



(3)よくかき混ぜる。



(4)パスタを少し柔らかめにゆでる。



(5)水道水で洗って冷やし、
よく水切りをする。



(6)パスタをボウルに入れて
(3)を入れる。



(7)松の実を入れる。



(8)塩で味を整える。



(9)前回のイタリアンパセリのオイル漬けを飾る。



はい、出来上がりです。
パンチの効いた冷たいパスタをお楽しみ下さいね。
Buon Appetito!


 
ご感想はこちらへ もどる   友だちに知らせる