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アーカイブ 2015/08/09
 
レシピその250
そら豆のトマトソース煮 〜靴底の滑りぐあい。〜


今回の帰国はたくさん歩く予定でしたので、
履きやすい靴で帰ってきました。
革製のペッタンコ靴で、
足をすっぽり包んでくれて、
裏側には滑り止め加工が施されていて
ソフトで歩きやすさをうたっているタイプ。
ミラノではよく履いていて重宝している靴です。
飛行機の機内でも、
足のむくみが気にならないくらい快適で
自分の靴の選択に満足していました。

日本に着いてからは、
夫とイタリアの友人と一緒に行動をしました。
イタリアの友人はスポーツシューズを履いていました。
彼の足もあれやこれやの問題を抱えていて、
私同様、とても足や靴に気を使っています。
その彼と私が、これぞ! という靴で、
日本の道を歩き始めたら、
なぜか、なんども、ちょこっとつまずきます。
つまずくというより
「足のウラがひっかかる」程度の
軽いひっかかりを繰り返します。

この原因をふたりで考えました。
日本の湿度のせいで、
靴底の滑り止め加工がイタリアよりもよく効いて、
摩擦の度合いが大きいのかも? とか、
私たちのように足を痛めている者は、
足を持ち上げるときに、
どうしても一般の人より低く持ち上げるので、
滑り止め加工が効きすぎるのかも? とかです。

一緒に行動している夫には、
この様なひっかかりはまったく見られません。
友人と私は、つま先をあげて歩くと
ひっかからずにすむことを発見しましたが、
この場合、一歩ずつの歩みに注意をはらうので
逆に足が疲れました。
そこで、別のイタリアの靴にかえてみたところ、
なんと、スムーズに歩けて、ひっかかりません。

それぞれの靴には特徴があり、
その特徴を受け入れて上手に使いこなすこと。
そして、まったく滑らない靴よりも、
少しは滑ったほうが楽だなあと思いました。
なんだか、靴と人の関係は、
人と人の関係に似ています。
滑りもない人間関係だと、摩擦だけを産み出し、
それに振りまわされてしまいますものね。

さて、今回はそら豆の料理をご紹介します。
忙しくて、料理をする時間が
なかなかとれない友人に教わりました。
すぐに出来ますので、お試し下さいね。

そら豆のトマトソース煮

■材料

そら豆:400g(豆の量)
タマネギ:小1個(今回は紫タマネギを使いました)
トマトソース:大さじ4
EVオリーブオイル:大さじ4
塩:適量
コショウ:適量



☆下準備

・そら豆はさやから出してよく洗う。
・タマネギはスライスする。




■作り方

(1)深めのフライパンにEVオリーブオイル、
そら豆、タマネギを入れて火にかける。




(2)そら豆が半分隠れるくらいの水をすぐに入れて、
トマトソース、塩、コショウ
EVオリーブオイルを入れる。
煮立ってきたら弱火にする。




(3)時々かき混ぜて、
フタをして15〜20分くらい煮る。




(4)柔らかくなったら火を止めて、
全体をなじませる。




はい、出来上がりです。
オイルツナと一緒にいかがですか。
Buon Appetito!




余った時は煮たそら豆の皮を取り除き、
ツナと合わせ、
サンドイッチの中身に使います。
これもおいしいです。


 
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