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アーカイブ 2016/10/02
 
レシピその278
カリフラワーの黄金揚げ〜よつ葉のクローバー。〜


季節の変わり目の風になったと気がついたら
すぐさま首に薄いスカーフを巻きつけるこの頃です。
毎日行く公園も、芝が刈られた後の
落ち葉の色が楽しめる時期が始まりました。
公園に行くと下ばかりを向いてしまっている私です。
野草たちが織りなす緑で小さい世界がかわいくて、
それを見ながら歩くのが好きだからでしょう。

ここのところ毎日のように、
よつ葉のクローバーが目にとまり、
摘んで、みんなにプレゼントしています。
多いときには朝と夕方の散歩のとき、
2度も見つかるので、
犬仲間からは、
「きみが摘みすぎているから、
 みんなが見つからないんだ」と
皮肉まで言われますが、
差し上げると喜ばれ、
大事そうにすぐに紙の間にはさんだりする人もいます。

今朝は見つけた後、
ちょうどベンチに腰掛けた老夫婦がいたので、
その方たちに差し上げようと思ったら、
彼女も見つけたところだったそうで、
二人で交換しあいました。
知らない者同士ですが、
小さい幸せを分かち合った気分でした。
こんなときは上を向かなくとも、
心に秋の青空が広がります。

よつ葉やいつつ葉は、
たくさんあるみつ葉のクローバーと
違うものをラッキーとしたことや、
それを人に差し上げると
さらにラッキーになるとしたことが、
とてもユニークです。
人のちょっとした叡智で、
人間と植物の素敵な物語が産まれるのですね。

さて、今回はカリフラワーを使った料理をご紹介します。
丸ごと買ったときはどうされますか?
子どもが独立して人数が減った我が家では、
簡単なピクルスを作ったり、
パスタや炒め物にしたり、
それでも残った物は、
ゆでてストックしてスープに使ったりしますが、
今回もゆでておいたものを使います。
またひと味違った味をお楽しみ下さいね。


カリフラワーの黄金揚げ

■材料(4人分)

カリフラワー:350g
卵:1個
小麦粉:適量
揚げ油:適量
揚げ用バター:30g

・ソースの材料
アンチョビ:3〜4枚
バター:30g
イタリアンパセリ:みじん切りで大さじ1
※写真にありません。




■作り方

(1)鍋に水、塩少々、
レモンの皮を入れて煮立たせる。



(2)カリフラワーは小房に分けてよく洗う。



(3)さっとゆでる。
カリフラワーを入れて
お湯が沸騰して1分くらいしたら、
ザルに取り、さましておく。



(4)揚げ油とバターを
フライパンに入れてあたためる。



(5)さめたカリフラワーに小麦粉をふる。



(6)卵に大さじ1の水を入れて溶き、
その中にカリフラワーを入れて絡ませる。



(7)中火でさっと黄金色になるまで揚げる。



(8)油切りをしておく。



(9)ソースの用意をする。
イタリアンパセリはみじん切りにする。



(10)小さいフライパンにバターを溶かし、
アンチョビを入れて崩す。



(11)アンチョビの良い香りがしてきたら
火を止めてイタリアンパセリを入れる。
ソースの出来上がり。



(12)ソースをお皿にもった
カリフラワーにかけます。



バターの味わいが秋に合います。
揚げ物を控えている方は、
ゆでたてのカリフラワーに
このソースをかけてもおいしいですから、
試してみて下さいね。
Buon appetito!


 
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