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アーカイブ 2017/04/09
 
レシピその292
キウイジャム〜挨拶のハグやキスは気恥ずかしい?〜


日本から帰国して、夫や友人たちに
まずする挨拶はBaci(バーチ)です。
軽く頬にキスをしながら挨拶を交わします。
恋人同士のBaciとは異なる、軽いBaciです。
握手で挨拶する関係の人もいますが、
私の挨拶は、主にBaciです。
イタリアではなんでもないこの挨拶を、
日本で人前でしたら
みなさんにどんなふうに思われるでしょう?
こちらでは夫婦、親子はもちろんのこと
女性同士、男性同士でも、
公然と軽く抱きながらするキスの挨拶です。
頬を合わせ、軽く抱き合うことで
相手の持つ温度を感じ、
体温の交流を一瞬します。

そういえば、挨拶だけではなく、
たとえば、写真を撮るときは、
初対面の人でも肩に手をかけて、
その一時の親愛の気持ちを表します。
日本とイタリアの挨拶の違いは、
相手との距離感の違いを感じます。
挨拶の違いがどうしてうまれたのか、興味深いです。

日本の友人たちは、
日本にいても堂々とBaciする
私たち親子や夫婦を見て
「ハグ」している=「愛情深い」と思います。
それを言われると、恥ずかしさを感じて、
文化や習慣の違いを力説するのは、
やはり私の中に流れている日本人の血のためでしょう。

さて、今回ご紹介するのはキウイジャムです。
爽やかなジャムをそのままいただいたり、
お料理の素材としてお楽しみ下さいね。


キウイジャム

■材料

キウイ:950g(皮をむいた分量)
グラニュー糖:300〜350g
りんご:1個
ビン:350cc×1つと150cc×3つ分




■作り方

(1)キウイの皮をむいてザク切りにし、
りんごは皮ごとする。



(2)グラニュー糖を入れて30分ほど置く。



(3)水分が出てきたら中火で煮る。



(4)煮立ったら弱火にして、
焦がさないようかき混ぜ、
潰しながら約30分煮る。
ドロドロの状態で火を止める。



(5)煮沸消毒したビンが熱いうちに、
熱いジャムを入れてフタをしっかりしめ、
逆さまにして冷めるまで置く。



はい、出来上がりです。
爽やかな味を楽しんで下さいね。
Buon appetito!


 
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