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アーカイブ 2017/06/25
 
レシピその296
モンゴイカのパスタ そら豆ソース付き
〜子どもたちの長い夏休み。〜


通学時の車の渋滞がなくなる時期がやってきました。
そう、ミラノの小中学校は
3ヶ月の長い夏休みに突入しました。
6月、7月、8月が夏休みです。
公園でもスーパーでも、
夏休みを楽しむ子どもたちのかわいい声が
あちこちで響き渡ります。
まだ両親が夏休みではないこの時期、
子どもたちはどのように過ごすのでしょうか?

お隣のシモーネ君、13歳。
中学最終学年のため、まだ試験中で、
明日もスペイン語の試験があると
ママの方が憔悴しきった顔になっていますが、
この試験が終われば、例年の如く、
ミラノの暑さから避暑を兼ねて、
まず山の家に祖父母たちと出かけ、
その後、親と一緒に海に出かけます。
色白のシモーネも9月には、
別人のように真っ黒さんの
逞しい男の子になって帰って来ます。
そして、9月から高校生になります。
友人の娘ベアトリーチェ、10歳。
小学校最終学年です。
彼女は学校が終わるとすぐに
近所のサマースクールに通い、
6月末からはママと妹と
サルデーニャ島の家に行き、
7月半ばに来るパパを待ちながら過ごし、
パパが来たら、9月半ばまで
毎日ヨットで大好きな海の冒険を楽しみます。
今年はヨット教室に通うようです。
そして夏休みが終わると中学生になります。
他の子どもたちも海外に英語研修に行ったり、
キャンプ体験など、
普段の生活ではできないことをたっぷり経験します。
学校生活や教科書から離れて、
いろいろな学びと体験ができる夏休み。
どのように休みを過ごすかは、
親の大きな課題と言っても過言ではないですね。

イタリア人家族のバカンスは、
まずは普段の生活から離れて、
バカンスならではの時間の流れの中に
身を置いて楽しむという
心が弾む時間の使い方です。

ふと、我が子たちはどうだったろう? と思い出すと、
子どもたちが家にいてくれると、
買い出し、お料理、お掃除など
家事をよくやってくれていました。
とてもうれしかったですが、
今思うと、もう少し子ども視線で
楽しんであげたらよかった
と今になって反省しています。

さて、今回のお料理は
大好物のそら豆をソースにしたパスタです。
どうぞお楽しみ下さいね。


モンゴイカのパスタ そら豆ソース付き

■材料(2〜3人分)

モンゴイカ:200g
そら豆(鞘を外した分量):140g
生パスタ:300g
エシャロット:1個
白ワイン:100g
EVオリーブオイル:大さじたっぷり3
塩・ペペロンチーノ粉:適量



☆下準備

☆塩入りのお湯で
そら豆がやわらかくなるまでゆでる。



☆ゆでたそら豆の皮を取り除く。
モンゴイカは細切りにする。
(写真は細切りにした状態)
エシャロットはスライス切りにする。




■作り方

(1)EVオリーブオイルに
エシャロットを入れて、弱火で炒める。
パスタをゆでるためのお湯をわかし始める。



(2)エシャロットがしんなりしてきたら
イカを入れて炒める。



(3)白ワインを入れて、弱火にして煮る。



(4)イカを煮ている間にソースを作る。
皮を取ったそら豆を、
飾りの分だけ少し取り除き、
あとはゆで汁をひたひたに入れる。



(5)バーミキサーでソース状にする。
ゆで汁に塩が入っているので
最後に塩加減をみて調整する。



(6)パスタを塩入のお湯でゆでる。



(7)7分目ゆでのところで取り出して、
(3)のフライパンに入れる。



(8)パスタのゆで汁をお玉2杯分加えて炒める。
足りないと感じたときは、さらに足す。



(9)盛り付けましょう。
お皿にそら豆ソースを敷き、
その上にパスタをおき、
周りにそら豆を散らす。
仕上げにペペロンチーノの粉をかける。



はい、でき上がりです。
そら豆ソースをパスタに絡めながら
お楽しみ下さいね。
Buon appetito!


 
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