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アーカイブ 2017/09/17
 
レシピその302
全粒粉パスタのカルボナーラ
〜よろこびや祝福の表現。〜


こちら、イタリアでは
日常生活のなかで、ひんぱんに拍手をします。
コンサートや舞台に限らず、ごくあたりまえに、
コミュニケーションのひとつの表現として、
拍手があります。
とはいえ、先日、友人の結婚式で、
最後に神父さんが、参列者に拍手を求めて、
教会の中で拍手が響き渡ることがありました。
これははじめての体験でした。

そういえば、私が子どもの頃の日本では、
神社にお参りしたときに
かしわでをうつことはしましたが、
拍手は生活の中に入っていなかったように思います。
バンザイもあまりしたことがありませんでした。
いまの日本では、どんなふうにうれしさや感謝、
お祝いする気持ちを表しているのでしょうか?
なんとなくですが、
こちらと似てきたことも多いように感じました。
拍手のことをひとつとっても、
文化の違いやグローバリゼーションを感じて、
興味深いです。
思いに浸る‥‥秋の足音が聞こえてきました。

さて、今回ご紹介するのは、カルボナーラです。
スペインのお土産に
ピメント(スペインのとうがらし)をいただきました。
ミントの香りを楽しむパスタですので
いつも使うコショウではなく、
ピメントを使って、グローバルな味にしてみました。


全粒粉パスタのカルボナーラ

■材料(2〜3人分)

全粒粉パスタ:200g
(今回は手打ちの全粒粉パスタを使いました)
卵:卵黄1個、全卵2個
ズッキーネ:2本
ニンニク:1かけら
ミント:微塵切りにして大さじ2
ペコリーノ・ロマーノ:粉50g、飾り用に好みの分量
塩:適量
EVオリーブオイル:大さじ1
ピメント:好みの分量




☆下準備

・ズッキーネは薄く輪切りする。
お天気がよかったら少し干す。




■作り方

(1)卵をボールに入れて
ペコリーノ・ロマーノを入れる。



(2)よくかき混ぜたら少し置く。
クリーム状になった頃に、
パスタ用の湯を沸かし始める。



(3)フライパンにEVオリーブオイルを入れて
潰したニンニクを入れて香りを出す。



(4)ニンニクのよい香りが出たら
ズッキーネを入れる。



(5)両面を焼き、ニンニクを取り除き、
フライパンの中に置いておく。



(6)(2)にミントの微塵切りを入れて
よくかき混ぜて、塩加減をみる。
※チーズの熟成度で塩味が違うので
好みの塩加減に整える。
最後にもチーズをかけるので塩味は薄めで整える。



(7)塩入りの湯でパスタをゆで始める。



(8)ゆで上がったパスタを
(5)のフライパンの中に入れてかき混ぜる。



(9)パスタを(6)のボールに入れる。



(10)素早く混ぜ合わせる。



はい、盛り付けましょう。
パスタをのせて、ピメントをかけて、ミントを飾って、
好みで最後にペコリーノ・ロマーノをかけます。

出来上がりです。
Buo appetito!


 
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