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アーカイブ 2018/08/05
 
レシピその323
細ペンネのインゲンソースと松の実〜若者の優しさ。〜


夏の日本におります。
毎回のことながら空港に着くなり
独特の優しい空気に包まれます。
出てくるトランクを待つときは、
トランクの向きを変えて
レールに乗せるスタッフの
作業ひとつとっても日本人の心を感じます。
そして、日本に来るたびに
小さな変化に気がつきますが、
今回は若者たちの優しさがいいなあと感じました。

トランクを持って電車に乗り降りするときには、
助けてくれる若者たちのお声がけが
度々ありましたし、
電車に乗ると何度も若者から席を譲られたり、
きっと私が一目瞭然の年齢になったことも
あるかもしれませんが、
若者たちのほうからの、
手助けをしてくれるきっかけの一言が
増えた感じがします。

子どもの頃のことです。
祖父が東京から電車で帰ってきたときに、
若者に席を譲られて本当にうれしかったと
話していたことがずっと印象に残りました。
以来、私はお年寄りに席を譲ると
祖父の喜びの声が聞こえてくるように感じてきました。
でも最近、お声がけをする前に戸惑うときがあります。
「どちらが年上かしらん?」
そんなときは、迷っているより
まずコミュニケーションをとってみる。
知らない同士のほんのささいな想いの交流。
小さな出会いがうれしさにつながることもあります。

さて、今回は細ペンネのインゲンソースと松の実です。
さわやかでシンプルな味のソースです。
どうぞお楽しみ下さいませ。


細ペンネのインゲンソースと松の実

■材料(2〜3人分)

細ペンネ:200g
インゲン:200g(掃除後)
松の実:20g
にんにく:1個
タマネギ:小1個
バジリコ:数枚
ミント:飾り用に数枚
EVオリーブオイル:大さじ4、飾り用:適量
塩コショウ:適量
リコッタチーズ:お好みで




☆下準備

・インゲンはヘタと筋を取って洗う。
・松の実はフライパンで軽く煎る。
・タマネギはスライスする。
・にんにくは芯を取って潰す。
・バジリコは手でちぎる。
・ミントは洗う。




■作り方

(1)塩を入れたお湯でインゲンをゆでる。



(2)数分ゆでたら
パスタに入れる分を3分の1くらい取り除く。
残りはソース用にさらに5分ゆでる。



(3)パスタに入れる分は
数センチの長さに切っておく。



(4)ソース用のインゲンをゆでている間に
フライパンにEVオリーブオイルと
にんにく、タマネギを入れて炒める。



(5)ソース用のインゲンがゆで上がったら
ざっくりと切る。



(6)インゲンをゆでたお湯で
パスタをゆで始める。



(7)タマネギがしんなりしてきたら
ソース用のインゲンを入れて軽く炒める。



(8)フードプロセッサーに
(7)とゆで汁を少々入れて数秒回す。



(9)バジリコを入れて、また数秒回す。



(10)ソース状になるまで回す。



(11)ソースをフライパンに入れて
ゆで上がったパスタと
(3)のインゲンと
パスタのゆで汁をお玉1杯分入れて
全体をかき混ぜる。



(12)松の実を入れる。



(13)最後に塩コショウで味を整える。



はい、出来上がりです。
ミントの葉を飾ります。
塩とリコッタチーズをかけて
EVオリーブオイルをかけます。
Buon appetito!


 
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