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アーカイブ 2019/09/01
 

レシピその349
ライスサラダカレー味〜日本の無人販売所。〜


日本に帰省すると、
イタリアでの日常の生活との違いで
あぜんとして、とまどうことがあります。
そのひとつが、無人販売です。
駅の近くスポーツ店やレストランの店先、
農家の庭隅など、
無人販売店を毎日のように利用します。
置かれた野菜を選び、
簡素な作りの箱に
お金を自分で計算をして入れます。
算術が苦手な私は緊張する瞬間でもあります。
買う人にまかせてよいのだろうか?
と心配になります。
なによりも驚くのは、
金庫破りされたのを見たことがないことです。

販売する人と買う人。
全く見えない人同士が信じ合う。
作る人と買う人のうれしい気持ちは同等で、
代金は作る人に対しての
敬意にも似たものの価値なんだろうな
と毎回思います。
こんな時に私は日本人でよかったと実感します。
イタリアではお金をはさむときには
同等になるにはかなりの努力が必要ですし、
見えない相手が作る物は構えて見るでしょうし、
遠慮なくタダで持って行くでしょうし、
すぐに金庫破りが登場するでしょう。
こんなささいなことに文化の違いを感じるものです。

さて、今回は想像的な料理を作る友人のイバンが
彼の画廊のオープニングに作ったお米サラダです。
多文化にたずさわっているからこそ
できたメニューです。
来場者にも大好評でした。
カレー味のお米サラダをどうぞお試し下さいませ。


ライスサラダカレー味

■材料

お米:1カップ(今回は5分づき玄米を使用)
ナス:200〜300g(掃除後の分量)
タマネギ:少々
ゆでひよこ豆:お玉一杯
EVオリーブオイル:大さじ4
好みのシーズ:少々(今回は松の実を使用)
ミント:お好みで




■作り方

(1)塩入りのお湯で玄米をゆでる。



(2)はじめはかき混ぜて
15〜20分ていど、
アルデンテになるまでゆでる。



(3)ナスの皮は
ところどころ残してむく。



(4)ナスは四角に。
タマネギは、みじん切りにする。



(5)EVオリーブオイルを
フライパンで高温にして
ナスを揚げ焼きして取り出す。



(6)(5)のフライパンに
残っているEVオリーブオイルで
タマネギを弱火で炒める。



(7)そこにカレー粉を入れて
ゆっくり香りをだす。



(8)取り出したナスに
(7)を入れる。



(8)全体をかき混ぜて
味を馴染ませる。



(9)ゆでひよこ豆を入れる。



(10)全体をかき混ぜる。



(11)ゆだったお米を
よく水切りして広げて冷ます。



(12)冷えたお米を(10)に入れる。



(13)全体を混ぜて、
塩の加減をして冷やす。



はい、出来上がりです。
松の実を散らして
ミントの葉を飾りました。
Buon appetito!


 
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