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アーカイブ 2019/10/13
 

レシピその352
フェンネルと鶏肉のサラダ〜同世代の友人。〜


先月、友人が我が家に3週間ほど逗留してくれて
一緒に過ごしました。
友人は、彼女の友人と二人で来ましたが
日本の同年代の女性の縮図を
見させてもらった感じがします。
軽いカルチャーショックと、新しい刺激も受けました。

まずは「和」の精神を感じ、
そして、学びの精神が
からだの芯まで入っている感じがして
ぼーっとして時間を過ごしている私には
とても新鮮でした。
3週間、彼女らの実生活の知識をもらいながら
充実した日々を過ごしました。
なんといっても、その会話力。
場の空気を明るく快くする会話。
回避すべき話を察知して、
軋轢を産む前に愉快な方向に移行して
気持ちを和らげ、
慰めることは流すことで共鳴してくれる。
それらの術を見て、
彼女らの過ごした人生を垣間見た感じもします。
私はケラケラと乾いた笑いでの会話は苦手で、
いつも明るくしていないといけないとも思っていません。
でも、彼女の落ち着いた振る舞いから発する言葉は
心をときほぐしてくれて、
私たちは芯から微笑みました。

彼女が言ったなかでも最高だったのは、
「見てないから、何でも言えちゃう」。
いつも患者に向き合い、
よく診る医者の彼女が言うと、
言葉の持つ力が笑いの方向に代わり、
いまだに思い出し笑いをしてしまいます。
そして、かわいがり、面倒を見てくれた
我が家の老猫と老犬に、
おいおいと涙を流して別れを惜しんでくれた
彼女らの姿にあらためて強い友情を感じました。

さて、今回は、アントニアから教わった
フェンネルと鶏肉のサラダです。
鶏肉をジッパー付きナイロン袋に入れて
水圧で空気を抜き、低温調理します。


フェンネルと鶏肉のサラダ
粒マスタード風味


■材料

鶏肉の胸肉:200g(1枚約50g)
フェンネル:中1個半
レモン汁:味付け用とフェンネルサラダ用に各大さじ1
粒マスタード:大さじ2+飾り用に少々
マヨネーズ:大さじ1
EVオリーブオイル:
鶏肉下準備用と味付け用に各大さじ1
塩、コショウ:適量
ジッパーつきナイロン袋:1枚




■作り方

(1)鶏肉にフォークで数ヵ所、穴を開ける。



(2)ジッパーつきナイロン袋に
鶏肉を入れて、塩コショウを入れ、
全体に味がつくようにする。



(3)レモン汁を入れて
回してもむ。



(4)EVオリーブオイルを入れる。



(5)全体に味が行き渡るようにする。



(6)口を少し開けて
袋に水が入らないように沈めて
空気を抜き、口をしっかり締める。



(7)冷蔵庫に2時間から一晩おく。



(8)70度くらいの湯の中に入れる。



(9)口をしめて湯の温度を保ち
30〜40分おく。



(10)フェンネルを刻む。
よく洗い、薄くスライスする。



(11)(9)を鍋から取り出して、
袋に入れたまま鶏肉を半分に割って様子を見る。
水温が下がっている場合はお湯を少し入れて、
もう少しおく。



(12)袋から出して冷ます。



(13)鶏肉をほぐして、粒マスタード、マヨネーズ、
EVオリーブオイルを入れてかき混ぜる。



(14)粒マスタードと塩の味加減をみる。



(15)フェンネルに塩、レモン汁、
EVオリーブオイルで味付けする。



(16)飾り用の鶏肉を取っておき、
残りをフェンネルに入れて、かき混ぜる。



盛り付けましょう。
フェンネルサラダの上に鶏肉をのせ、
好みでマスタードをのせて完成です。
しっとりとした鶏肉のサラダ、
そのさっぱりとした味をお楽しみ下さい。
Buon appetito.


 
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